知的財産ニュース 発展改革委など3部門、バイオマス産業の発展を推進

2013年7月5日
出所: 中国知識産権資訊網

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国の掲げた「美しい中国」目標と都市化の進行で、バイオマス産業が新しいチャンスを迎える。国家発展改革委員会とエネルギー局、農業部はバイオマス·エネルギーの利用促進に向けて一連の施策を打ち出した。7月3日から5日にかけて北京国家会議センターで開催された第5回中国国際バイオマス展覧会でわかった。

国家発展改革委の資源節約と環境保護司の李静·副司長によると、発展改革委では「わら利用プロジェクト」を中心とする総合利用事業や、生活ゴミ発電プロジェクトを推進し、資源税の優遇措置などを徹底することにしている。

このほか、農業部はバイオマス·エネルギー技術のイノベーションに重点をおき、バイオガス開発とバイオマスストーブの普及を進めるとしている。国家エネルギー局の関係者はバイオ原料の収集、加工、販売、利用を一体化させた清潔エネルギーシステムの構築に取り組んでいると表明。

中国は豊富なバイオマス資源に恵まれている。毎年、エネルギー転換に利用できる農作物のわらなどが4億トン、家畜ふん尿が30億トン、都市固形廃棄物が2億トンで、煤炭に換算して4.3億トンに上るという。国内バイオマス産業が最も進んでいる分野は発電で、2012年の発電容量は800万キロワットだった。

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