知的財産ニュース 中国から輸出されるベアリングの6割が偽物、米ABMA会長指摘

2013年9月5日
出所: 法制網

ipshow_BID_4068.html

寧波税関の統計によると、今年1~7月、同税関がベアリングをめぐる権利侵害事件10件を摘発し、総額63万元に上る模倣品26万点を差し押さえた。同税関がこのほど行った知的財産権税関保護シンポジウムに出席した、米国ベアリング製造業者協会(ABMA)のScott Lynch会長は、「侵害製品の輸出を防ぎ、商標権利者の権益を保護するとともに消費者の生命·財産の安全を守った」と話し、税関の知的財産権保護活動を評価した。

Scott会長によると、同協会加盟企業のほとんどが商標権侵害の課題にさらされている。中国が輸出したベアリングの中に偽物が6割を占めるという。

寧波税関の責任者は権利侵害多発の原因について、1. 企業が高利益の誘惑を受ける、2. 知的財産権保護に関する法律知識が欠如している――の2点と分析した。寧波税関は企業に対し、注文を受ける前に対象製品の知的財産権の状態を確認するよう注意を呼び掛けている。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp