エジプト 砂漠に新首都!? インフラ整備のニーズを取り込め!
2024年12月26日
「世界は今」のアクセシビリティ対応について
ジェトロ・ウェブアクセシビリティ方針に基づき、「世界は今」では次のような取り組みを行っています。
- 聴覚障害をお持ちの方向け
- 字幕キャプションを用意しています。動画コントロールバーで字幕をオンにしてご利用ください。ただし、Internet Explorerでは文字体裁が崩れるため、 Google ChromeやFirefoxのご利用を推奨します。
- 視覚障害をお持ちの方向け
- 動画の内容をテキストに起こした「テキスト解説」をご利用ください。動画の次にテキスト解説を表示させるリンクがあります。
エジプトでは、建設中の新行政首都をはじめ、砂漠地帯でのインフラ整備などに関連するビジネスが活発化している。そうしたなか、日本企業がエジプト視察に訪れた。エネルギーや水処理など、高まるインフラ整備の需要を取り込むことができるのか? その商機を探る!
(11分42秒)
テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。
映像説明: 澄んだ青空の下、砂漠地帯を走る車の車窓風景。広大な砂地の先に高層ビル群がそびえ立っている。 画面左下の四角い枠内に、地中海周辺の地図が表示される。アフリカ北東端に位置するエジプトの国土が緑色(みどりいろ)で示され、北は地中海、 東は紅海(こうかい)に面している。西にリビア、南にスーダンが隣接し、国土を縦に流れるナイル川が水色で示されている。
ナレーション: 砂漠に新首都が出現。
映像説明: 開発エリアを走る車からの風景。高層ビル群の中に、ひときわ高いビルがそびえ立っている。 完成間近の建物の前に2台の高所作業車が止まっている。 建設中の高架の向こうに頂上にタワークレーンがのった建物が見える。
テロップ: 新行政首都
ナレーション: エジプトでは、カイロの人口集中を解消するため、広大な土地に新しい行政首都を建設中だ。
映像説明: 砂漠の小高い場所にある四角すい(しかくすい)の歴史的建造物、ピラミッドのアップ。ズームアウトし、ピラミッドから少し下った場所には、薄茶色(うすちゃいろ)の低層の建物が建ち並んでいる。
テロップ: インフラ整備
テロップ: 新エネルギー
ナレーション: 今、エジプトでは、インフラの整備やエネルギー関連など、新しいビジネスが活発化している。
映像説明: 屋外にある大きな円形の水槽を、あごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)がスマートフォンで撮影している。 屋外の別の場所。短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)が、四角い水槽に沿った通路を歩きながら手ぶりを交えて話している。
テロップ: 日本企業(にほんきぎょう)が現地に
ナレーション: そこに商機を求めて、日本企業(にほんきぎょう)が現地に。
映像説明: 白い塀の前のスペースで、短髪の日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士(いながき たかし) 所長
稲垣所長: 建設需要っていうのは、非常に、もうプロミッシングです。 えー、この国でのビジネスというのに、非常に魅力を感じております。
映像説明: 稲垣所長が現地の男性と握手を交わしている様子が次々に映し出される。1人は屋外にあるスペースに集まった男性のうちの1人、もう1人は黒いクロスが掛けられたテーブルの前に立つ男性。
ナレーション: エジプトからも多くの期待の声が。
映像説明: グレーの壁がある室内で、ピンク色のジャケットを着た女性がインタビューに答える。
ピンク色のジャケットを着た女性・英語: 高い技術とノウハウを持つ日本企業(にほんきぎょう)に、とても期待している。
映像説明: グレーの壁がある室内で、白いシャツに黒いジャケットを着た男性がインタビューに答える。
白いシャツに黒いジャケットを着た男性・英語: エジプトは、水とエネルギーの問題を抱えている。この日本とのミーティングは、本当に重要。
映像説明: グレーの壁がある室内で、黒いシャツに黒いジャケットを着た男性がインタビューに答える。
黒いシャツに黒いジャケットを着た男性・英語: 新エネルギーや水処理に特化した(とっかした)日本企業(にほんきぎょう)に来てもらいたい。
映像説明: 少し高い所から見下ろした青空の下に広がる港湾。手前のふ頭には数十個のコンテナが置かれ、奥のふ頭には、数基のガントリークレーンや円柱形(えんちゅうけい)の構造物が並んでいるのが見える。 ゆっくりと走る車の車窓風景。複数の配管や排気筒が配置された施設。 複数の配管や排気筒が配置された施設の手前にある広場。数十人のビジネスパーソンが集まっている。
テロップ: エジプト 砂漠に新首都!? インフラ整備のニーズを取り込め!
ナレーション: 高まるインフラ整備の需要を、日本企業(にほんきぎょう)は取り込むことができるのか? その商機を探る。
映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。
映像説明: 高い所から眺めた近代的なビルが建ち並ぶエジプトの街並み。広大な河川に架けられた橋には、多くの車が行き交い(いきかい)、岸辺には小型船や船舶が停泊している。河川を挟んで対岸に、網目模様が施されたタワーがある。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 砂漠に新行政首都 人口集中の解消へ
テロップ: 人口 1億715万人 出所:エジプト中央動員総計局(2024年12月16日時点)
ナレーション: エジプトの人口は、現在1億人あまり。
映像説明: 石造りの壁や四角柱(しかくちゅう)の尖塔(せんとう)「ミナレット」があるモスクと、ドーム型の屋根があるモスクが並ぶ通り。手前の道路は、ゆっくりと進む車で渋滞し、歩道には、たくさんの人が行き交っている。
テロップ: 2100年に2億人へ
ナレーション: 今後も増加が続き、2100年には2億人に達すると見込まれている。
映像説明: 走る車の車窓風景。雲が浮かぶ空の下、薄茶色(うすちゃいろ)の砂漠が一面に広がっている。
テロップ: 国土の95%以上が砂漠
ナレーション: 国土の95%以上が砂漠のため、
映像説明: 路面店が並ぶ、にぎやかな通り。テラス席に座った3人の男性が食事を楽しんでいる。大きな入れ物を頭に載せた売り子の少年が、テラス席の男性たちに声をかけている。 ヒジャブを頭に巻いた女性、Tシャツやポロシャツを着た観光客など、大勢の人が狭い通りを歩いている。
テロップ: カイロ首都圏に人口集中
ナレーション: ナイル川沿いに発展したカイロ首都圏に人口が集中している。それを解消するため、
映像説明: 走る車のフロントガラスからの風景。渋滞した道路の脇で工事が進められている。黄色(きいろ)やオレンジ色(いろ)のショベルカーが山積みになった石をすくい上げ、大型トラックの荷台に運んでいる。
ナレーション: 今、首都の移転を進めている。
映像説明: 走る車のフロントガラスからの風景。街路樹が両側に植えられた道路。前方にある白い壁をくり抜いたようなゲートを、前を走る車がくぐっていく。
ナレーション: カイロから車で、およそ1時間半。このゲートを抜けると…。
映像説明: 高架下(こうかした)の道路をグレーのバスが走ってくる。効果の向こう、遠くにタワークレーンが設置された建設中の建物が見える。 建設中の高架駅。手前の土地は茶色い土(つち)がむきだしになっている。 横長の四角い建物の外観。屋上に円柱形(えんちゅうけい)の構造物が設置されているのが見える。 画面左下の四角い枠内に、エジプトの地図が表示される。ナイル川の東岸(とうがん)にある首都カイロの、やや東側に位置する新行政首都が赤い星印で示されている。
ナレーション: 建設中の「新行政首都」と呼ばれるエリアがある。
映像説明: 近代的な建物が並ぶ大通り。前方に現代的なデザインの、ひときわ高層のビルがそびえ立っている。
テロップ: 70階建てビル
ナレーション: アフリカ大陸で最も高い70階建てのビルや
映像説明: ドーム型の屋根がある壮大な白いモスク。小さなドーム型の装飾が周囲に施され、白い2つの四角柱(しかくちゅう)の尖塔「ミナレット」が高くそびえている。
テロップ: エジプト最大級のモスク
ナレーション: エジプト最大級のモスクなど、壮大な建造物も見られる。
映像説明: 薄茶色(うすちゃいろ)の建物が通り沿いに建ち並んでいる。どの建物も、箱形の側面に柱が並ぶ共通のデザインで、上部に英語とアラビア語の立体看板とエジプトの国章(こくしょう)が掲げられている。
テロップ: 省庁移転
ナレーション: ここに、省庁などの政府機関は、すでに移転している。
映像説明: 省庁の前の通り。歩道沿いに数台のバスが停車していて、バッグを提げた女性やリュックサックを肩に掛けた男性など、たくさんの人が歩いている。 たくさんの人が省庁の前の通りを横断し、歩道から続く芝生の上を歩いていく。 画面左下に、ベージュ色(いろ)で示されたエジプトの地図が表示される。ナイル川の東岸(とうがん)にあるカイロと、その東側にあるニューカイロ、さらに東側にある新行政首都が小さい茶色の丸印で示されている。
ナレーション: 午後になると、各省庁から帰宅する人々の姿が。多くの人が、カイロと、この新行政首都のあいだにあるニューカイロという町から通勤しているという。
映像説明: 薄茶色(うすちゃいろ)の砂と砂利をならした開発用地。砂地の先に、建設中の建物や低層の建物が建っている。
テロップ: 砂漠地帯で都市開発
テロップ: インフラ整備技術
ナレーション: 新行政首都をはじめ、砂漠地帯での都市開発を進めているエジプトでは、インフラ整備に関連する技術が求められている。
映像説明: 「DNC」、「DAI NIPPON CONSTRUCTION(ダイ ニッポン コンストラクション)」などの社名が刻まれたプレートが掛かる木目調の出入り口から、オフィスへ入っていく。白い壁の通路を進んでいくと、ガラス張りの応接室と木目調のドアがある部屋が並んでいる。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 援助から投資へ 日本のゼネコンの挑戦!
テロップ: エジプト ギザ
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく)
映像説明: オフィスの一角。稲垣所長が自席でノートパソコンに向かっている。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士 所長
ナレーション: 1980年から、エジプトでさまざまな事業に携わってきたのが、ゼネコンの「大日本土木(だいにっぽんどぼく)」だ。
映像説明: コンクリート製の四角い水槽が並んでいる施設。緑色(みどりいろ)の水に板状の装置がつかっている。
テロップ: 1996年 ギザ市モニブ地区 上下水道網整備
ナレーション: 上下水道の整備や
映像説明: 円柱形(えんちゅうけい)の巨大な構造物。側面に設置されたらせん状の階段が、上部まで続いている。
ナレーション: 農業水利施設、
テロップ: 2005年 ギザ市ピラミッド北部地区 上水道整備
映像説明: 白い幾何学模様を施したモダンなデザインの建物。出入り口付近に多くの人が集まっている。
テロップ: 2022年 カイロ大学小児病院 外来診療施設建設
ナレーション: 病院の建設など、これまで20件以上の実績があるという。
映像説明: 上空から撮影した、河川の支流。複数の支流を横断するように、低い壁状の「堰(せき)」と呼ばれるゲートが造られている。手前に架かる橋には多くの車や人が行き交い(いきかい)、川沿いに市街地が広がっている。
テロップ: エジプト ダイルート
テロップ: 新ダイルート堰(せき)を建設中
ナレーション: 現在は、ナイル川の支流水路に新しい堰を建設している。
映像説明: 上空から撮影した建設中の堰。支流と支流に挟まれた土手に、箱型の構造物を建設している。構造物の屋上部分では、ヘルメットをかぶった人々が作業をしている。
テロップ: 効率的な水配分を図り 農業の生産性向上へ
ナレーション: 効率的な水配分を図ることで、農業の生産性の向上を目的としたものだ。
映像説明: 走行中の車の後部座席で、稲垣所長がインタビューに答える。 ベージュ色(いろ)の箱型の建物。出入りの上部に、日本とエジプトの国旗と、日本とアラビア語の説明があるプレートが掲げられている。 円柱形(えんちゅうけい)の巨大な構造物。側面に、JAPANの文字と、日の丸をイメージした赤い円と地球をイメージした青い円が互いに手をさしのべているデザインのODA(オーディーエー)のシンボルマークが掲げられている。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士 所長
稲垣所長: エジプトではですね、あのー、ま、約40年ぐらい歴史があって、実績があるんですけども、あのー、ま、ほとんどの案件が、いわゆる、日本援助(にほんえんじょ)の案件、ODA(オーディーエー)案件なんですね。 ODA(オーディーエー)一本足打法だと、事業拡大が、ま、難しいというところで、ま、ODA(オーディーエー)以外の案件にもチャレンジしていこうと。
映像説明: 稲垣所長が四角い水槽に沿った通路を歩いている。
ナレーション: また、稲垣所長は、民間の事業のほか、新たな事業分野への挑戦が必要と考えていた。
映像説明: 走行中の車の後部座席で、稲垣所長がインタビューに答える。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士 所長
稲垣所長: ま、今、インフラって言っても非常に分野が広くてですね。 うち(当社)が今までやってない、再生(可能)エネルギーですとか、水素ですとか、あとは海水淡水化ですとか…。
映像説明: ベージュ色(いろ)の低層の建物の前に、数十人のビジネスパーソンが集まっている。後方には稲垣所長の姿もある。 蛍光イエローの安全ベストを着た男性スタッフが、数十人のビジネスパーソンに向かって手ぶりを交えながら話をしている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 再エネ・水素・水インフラ ミッションに日本企業(にほんきぎょう)集結!
テロップ: 2024年9月23~(から)26日 エジプト再エネ・水素・水インフラミッション 主催:ジェトロ
ナレーション: そうした分野の開発状況を知るために参加したのが、9月に開催された「エジプト再エネ・水素・水インフラミッション」だ。
映像説明: 細長い水路や円形の水槽が複数ある施設。周りには、手すりのついた通路が設けられている。 蛍光イエローの安全ベストを着た男性を先頭に、日本のミッション参加者たちが通路を歩いて移動している。
ナレーション: このミッションには、日本の企業や政府機関など、23の団体が参加。
映像説明: グレーのカーペットが敷かれた広い会議室。黒いクロスが掛けられたテーブルがコの字型に並べられ、数十人のビジネスパーソンが座っている。 テーブルの中央に座っている白髪交じりの男性がマイクを手に話をしている様子やグレーのジャケットを着た男性が手ぶりを交えながら話す様子が映し出される。
ナレーション: エジプト政府や企業との意見交換や、事業現場の視察などが行われた。
映像説明: 砂漠の小高い場所にあるピラミッド。広大な砂地(すなち)に、手前に2基、奥に1基が建っている。 少し高い所から見下ろした青空の下に広がる港湾。手前のふ頭には数十個のコンテナが置かれ、奥のふ頭には、数基のガントリークレーンや円柱形(えんちゅうけい)の構造物が並んでいるのが見える。
テロップ: 豊富な太陽光
テロップ: 紅海沿岸の風力発電
ナレーション: エジプトは、豊富な太陽光と、紅海沿岸の風力発電に適した広大な土地に恵まれている。
映像説明: 屋外に設置された白い箱型の装置。側面に円筒形(えんとうけい)の配管が取り付けられ、周囲には、上部に太陽光パネルが付いたポールが等間隔で並んでいる。 別の一角。複数の配管や排気筒が配置された施設。鉄骨のフレームに沿って赤い配管が設置されている。
テロップ: 再生可能エネルギーでつくる グリーン水素・アンモニア
ナレーション: そのため、再生可能エネルギーでつくるグリーン水素とアンモニアの生産国として注目され、関連するプロジェクトが複数、計画されている。
映像説明: 複数のバスが止まる駐車場に視察団の人々が集まっている。丸刈りの男性が、箱型のワイヤレスマイクを手に、視察団のほうを向いて話している。 画面左下の四角い枠内にエジプトの地図が表示される。ナイル川の東岸(とうがん)にある首都カイロの東側、紅海に面したエリアにある「スエズ運河経済特区」が赤い星印で示されている。
テロップ: エジプト アインソフナ
ナレーション: 一行は、スエズ運河経済特区にあるプロジェクトの現場を訪れた。
映像説明: オレンジ色(いろ)のポロシャツを着た男性がワイヤレスマイクを手に、視察団のほうを向いて話している。 屋外に設置された白い箱型の装置。側面に円筒形の配管が取り付けられ、周囲には、上部に太陽光パネルが付いたポールが等間隔で並んでいる。 オレンジ色(いろ)のポロシャツを着た男性の話が続いている。周囲に立つ視察団の人々は熱心にメモを取り、話を聞いている。
テロップ: プロジェクト担当者
プロジェクト担当者の男性・英語: 私たちは、すでにインドに40トンのグリーンアンモニアを輸出している。 将来的には、全プラントが新プロジェクトからの、すべてのグリーン水素を受け入れる。
映像説明: 走る車からのフロントガラスからの風景。青空の下に広がる港湾。岸壁付近に白い箱型の建物が建っている。建物の出入り口付近に立つ男性が、前を走る車を誘導している。
テロップ: スエズ運河 グリーン水素・アンモニアの輸出拠点として期待
ナレーション: スエズ運河は、将来、グリーン水素、アンモニアの輸出拠点としても期待されている。
映像説明: 少し高い所から見下ろした、青空の下に広がる港湾。手前のふ頭には数十個のコンテナが置かれ、奥のふ頭には、数基のガントリークレーンや円柱形(えんちゅうけい)の構造物が並んでいるのが見える。 大きなガラス窓がある室内。メガネをかけた男性がホワイトボードに貼られた構内の地図を指で示して説明をしている。そばに立つ稲垣所長が熱心に話を聞いている。
ナレーション: このスエズ運河経済特区では、インフラの整備が加速している。
映像説明: メガネをかけた男性が、視察団の人々を前に話をしている。稲垣所長や視察団の人々が、熱心に話を聞いている。 話を聞いている稲垣所長のアップ。
テロップ: スエズ運河経済特区庁 担当者
スエズ運河経済特区庁 担当者の男性・英語: 私たちは、巨大なプロジェクトをスタートした。 港を拡張していく。
映像説明: ホワイトボードに貼られた資料の前で、稲垣所長がスエズ運河経済特区庁の担当者に話をしている。質問をしている。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士 所長
ナレーション: プレゼンテーションを聞いた稲垣所長から質問が…。
映像説明: 稲垣所長がホワイトボードに貼られた資料を指し示しながらスエズ運河経済特区庁の担当者に質問をする。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士 所長
稲垣所長・英語: 200社以上のエジプト企業がプロジェクトに参加していると言うが、 誰が選んでいる?
映像説明: スエズ運河経済特区庁の担当者の男性が稲垣所長の質問に答える。
テロップ: スエズ運河経済特区庁 担当者
スエズ運河経済特区庁 担当者の男性・英語: 運輸大臣が、企業を選考する権限を持っている。
映像説明: 大きなガラス窓がある室内で、稲垣所長がインタビューに答える。
稲垣所長: ま、こんだけの(大規模な)インフラを整備してるんで、ま、建設会社として、何かビジネスチャンスないかなあと思って…。
映像説明: ゆっくりと走る車のフロントガラスからの風景。レンガ塀(れんがべい)のゲートを通って、緑豊かな施設の敷地へ入っていく。ゲートの奥には道路が続いている。ゲートの脇には、紺色のキャップをかぶった守衛の男性が立っている。 画面左下の四角い枠内にエジプトの地図が表示される。ナイル川の東岸(とうがん)にある首都カイロの、やや東側に位置する新行政首都が赤い星印で示されている。
サイドテロップ(画面右上に常時表示): 水処理の現場を視察 エジプトでのニーズは?
ナレーション: 続いて訪れたのは下水処理場。
映像説明: 円柱形(えんちゅうけい)の巨大な構造物が並ぶ敷地内の道路を歩いて移動する視察団の一行の後ろ姿。
ナレーション: この施設の運営には、スペイン企業が携わっている。
映像説明: 巨大な円形の水槽いっぱいにためられた水が、端にある水路へと流れている。 コンクリート製の細長い水路が3列に並び、水が勢いよく流れている。
ナレーション: ここでは、新行政首都の排水処理が行われている。
映像説明: あごひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)が、蛍光イエローの安全ベストを着た男性に質問をしている。
テロップ: フジクリーン工業(フジクリーンこうぎょう) 海外事業部 中東担当 加茂 誠也(かも せいや) セールスエンジニアリングマネージャー
加茂セールスエンジニアリングマネージャー・英語: 水質の基準は?
映像説明: 蛍光イエローの安全ベストを着た男性が、手元のほうに目線を落としながら質問に答える。
テロップ: 下水処理場 担当者
下水処理場 担当者の男性・英語: 最大値(さいだいち)は20ppm。
映像説明: 加茂セールスエンジニアリングマネージャーが、蛍光イエローの安全ベストを着た男性か示しているものを見せてもらっている。
テロップ: フジクリーン工業 海外事業部 中東担当 加茂 誠也(かも せいや) セールスエンジニアリングマネージャー
ナレーション: 質問していたのは、名古屋の企業、フジクリーン工業の加茂さん。
映像説明: 白い壁の室内。吹き抜けの2階部分に青や赤など、さまざまな色の配管が取り付けられた円柱形(えんちゅうけい)の装置が複数設置されている。加茂セールスエンジニアリングマネージャーが施設内を見学している。
テロップ: フジクリーン工業 生活排水を個別処理する「浄化槽」のメーカー
ナレーション: 生活排水を処理する「浄化槽」のメーカーだ。
映像説明: 屋外の施設を見学する視察団の一行。加茂セールスエンジニアリングマネージャーが細長い水路が並ぶ通路を歩いている。水路の水は勢いよく流れている。
ナレーション: エジプトのニーズを探りたいと、ミッションに参加した。
映像説明: 天井の高い大きな会議室。U字状の木目調のテーブルに、大勢のビジネスパーソンが座っている。中央に座る2人の男性のテーブルの上に日本とエジプトの国旗が置かれている。
テロップ: 住宅・都市開発省
ナレーション: 住宅・都市開発省では、プレゼンテーションを行った。
映像説明: 木目調のテーブル席で、加茂セールスエンジニアリングマネージャーがプレゼンテーションをしている。
テロップ: フジクリーン工業(フジクリーンこうぎょう) 海外事業部 中東担当 加茂 誠也(かも せいや) セールスエンジニアリングマネージャー
加茂セールスエンジニアリングマネージャー・英語: 日本や米国、オーストラリアのような先進国では、下水処理の1~(から)2割が浄化槽。
映像説明: 会議室の大型スクリーンに浄化槽のCG映像が流れる。緑色(みどりいろ)のフタがついた白いタンクの上部に3つのパイプがつながっている映像から、住宅の庭の土を四角く掘り、白いタンクを埋めて水道やパイプを引いている映像に切り替わる。
テロップ: 浄化槽 下水道が整備されていない地域の 住宅など個々の建物に設置されている
ナレーション: 浄化槽は、日本をはじめ、さまざまな国で、下水道が整備されていない地域の住宅など、個々の建物に設置されている。
映像説明: テーブル席に座る人々が円グラフや写真の入ったスライドが表示された大型スクリーンを注視している。 木目調のテーブル席で、加茂セールスエンジニアリングマネージャーがプレゼンテーションをしている。
ナレーション: 政府が導入を決定しなければ市場には参入できないため、所管する省庁でのプレゼンテーションは重要だ。
映像説明: グレーの壁の室内。壁沿いに等間隔で黒いテーブルクロスがかけられた長机(ながづくえ)が並べられ、それぞれの長机(ながづくえ)で、向かい合って座る人々が話をしている。稲垣所長は肩にストールを掛けた男性と話をしている。
テロップ: カイロ
ナレーション: エジプト企業や、政府機関の関係者が訪れた商談会では、
映像説明: グレーの壁の商談会場。商談テーブルで、加茂セールスエンジニアリングマネージャーが、白いヒジャブを頭に巻いた女性と黒いスーツを着た男性を応対している。
テロップ: フジクリーン工業
ナレーション: 複数の建設会社から声がかかった。
映像説明: 商談テーブルの前で、白いヒジャブを頭に巻いた女性がインタビューに答える。
テロップ: 建設業
建設業の女性・英語: 当社はフジクリーン工業の話を聞いて、彼らと協力し、プロジェクトを実現したいと思った。
映像説明: 商談テーブルの前で、白髪の男性がインタビューに答える。
テロップ: 建設業
建設業の男性・英語: システムがエジプトに導入されることを楽しみにしている。 当社が製造工場を設置すれば、低い労働コストで事業拡大を図れるだろう。
映像説明: 省庁の正面玄関。薄茶色(うすちゃいろ)の壁の上部に英語とアラビア語の立体看板とエジプトの国章(こくしょう)が掲げられている。 別の省庁。薄茶色(うすちゃいろ)の建物の1階部分に、巨大な柱が複数設けられている。前の車寄せに青いバスと白いSUVのような車が止まっている。 天井の高い薄い黄色(きいろ)の壁の大きな会議室。木目調のテーブルに大勢のビジネスパーソンが座っている。 薄い黄色(きいろ)壁の室内で、加茂セールスエンジニアリングマネージャーがノートパソコンを操作している。 ベージュ色(いろ)の建物の前で、加茂セールスエンジニアリングマネージャーがインタビューに答える。
テロップ: フジクリーン工業 海外事業部 中東担当 加茂 誠也(かも せいや) セールスエンジニアリングマネージャー
加茂セールスエンジニアリングマネージャー: われわれ普段では行けないような省庁さんのほうに、あのー、足を運ばせていただいたり、 また、日本企業(にほんきぎょう)さんの、えーと、技術だったり、取り組みというものを学ぶことができて、励みになりましたし、 あの、今後も、えーと、ほかの企業さんに負けないように、何か営業していきたいなと、あの、改めて思いました。
映像説明: グレーの壁の商談会場。メガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)と柄(がら)のあるネクタイをした男性が、肩にストールを掛けた男性を応対している。
テロップ: 日置電機(ひおきでんき)
映像説明: メガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がノートパソコンを操作し、柄(がら)のあるネクタイをした男性が話をしている。
ナレーション: こちらは、電気計測器の大手メーカー。
テロップ: 日置電機 アラブ首長国連邦法人 HIOKI MEA(ヒオキ エムイーエー) 中山 直樹(なかやま なおき) 社長
ナレーション: 再生可能エネルギーや水素の分野で、ビジネスチャンスをつかもうと参加した。
映像説明: 薄茶色(うすちゃいろ)の建物の前で、中山社長がインタビューに答える。
テロップ: 日置電機 アラブ首長国連邦法人 HIOKI MEA(ヒオキ エムイーエー) 中山 直樹 社長
中山社長: (参加目的の)1番は、あの、「コネクションを築きたいな」っていうことだったんですけども、 あの、予想よりも、実務の質問が、つ、あの、多い、お、あの、方(かた)がいらっしゃったりとかして、非常に、次につながる、きっかけになったなっていうふうに感じています。なんで、またちょっと、これで(会社に)戻って、次のコンタクトの計画を立てて、 さらに、このエジプト市場を開拓したいなと思っています。
映像説明: グレーの壁の商談会場。大日本土木(だいにっぽんどぼく)の商談テーブルで、稲垣所長が2人の男性来場者を応対している。 手ぶりを交えて話をしている稲垣所長のアップ。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく)
ナレーション: これまでの実績を武器に、新しい分野への参入をアピールした大日本土木(だいにっぽんどぼく)。ブースには、多くの来場者が訪れていた。
映像説明: グレーの壁の前で、肩にストールを掛けた男性がインタビューに答える。 大日本土木(だいにっぽんどぼく)の商談テーブルで、稲垣所長が肩にストールを掛けた男性を応対している。
テロップ: グリーンテクノロジー研究者
グリーンテクノロジー研究者の男性・英語: 再生可能エネルギープロジェクトの立ち上げに取り組んでいる。 パートナーシップや技術移転、コラボレーションに興味がある。
映像説明: 商談テーブルの前で、ピンク色のヒジャブを頭に巻いた女性がインタビューに答える。
テロップ: コンサルティング企業 マネージャー
コンサルティング企業 マネージャーの女性・英語: 大日本土木(だいにっぽんどぼく)は、すばらしい企業。エジプト市場で、すでに有望視されているようだ。 日本企業(にほんきぎょう)について、もっと知り、協業に向けた機会を得るために出会いを求めている。
映像説明: 大日本土木(だいにっぽんどぼく)の商談テーブル。稲垣所長が、黒いロングヘアーの女性を応対している。
テロップ: 大日本土木(だいにっぽんどぼく) カイロ事務所 稲垣 貴士 所長
ナレーション: 稲垣所長は、今回のミッションでエジプト人たちの熱意を感じていた。
映像説明: 屋外の植栽(しょくさい)の前で、稲垣所長がインタビューに答える。 大きなガラス窓がある室内で、稲垣所長が、スエズ運河経済特区庁の担当者と水色のワイシャツを着た男性が話しているのを熱心に聞いている。 屋外で、稲垣所長が視察団の一行とともに、蛍光イエローの安全ベストを着た男性の話を聞いている。
稲垣所長: 援助から投資へっていう、ま、大きな流れが、もう、流れてるということを感じました。 対象分野が、えー、水素、再エネ、水ということで、外資に期待してる、ま、インフラ分野が、 ま、そういった分野にですね、軸足が移ってるっていうことも、肌で感じまして、 ま、新しい分野にも、どんどん挑戦していきたい、というふうに思っております。
映像説明: 少し高い所から見下ろした、青空の下に広がる港湾。手前のふ頭には数十個のコンテナが置かれ、奥のふ頭には、数基のガントリークレーンや、円柱形(えんちゅうけい)の構造物が並んでいるのが見える。 建設中の高架駅。手前の土地は茶色い土(つち)がむきだしになっている。 レンガ調の壁に白いプレートを付けた石碑。日本とエジプトの国旗が描かれ、英語で説明が書かれている。 夕暮れどきの砂漠。荘厳なピラミッドのシルエットの上に、オレンジ色(いろ)を帯びた夕日がかかっている。
ナレーション: 新たなエネルギープロジェクトやインフラの整備に取り組むエジプトでは、日本企業(にほんきぎょう)のさらなる進出、投資に期待が高まっている。
- 番組DVDのご提供(有料)について
-
当サイトでオンデマンド配信中の番組を有料でご提供いたします。(一部、提供対象外のものがございます。予めご了承ください。)ご希望の方は広報課 映像メディア班(E-mail:PLG-TV@jetro.go.jp、Tel:03-3582-5219)までご連絡ください。
なお、著作権法で定められた例外の場合を除き、番組映像を複製することや不特定の人(外部者)に視聴させることはできません。 - リンクバナーについて
-
「世界は今」のリンクバナーを用意しておりますので、ご利用ください。
なお、利用に関するルールについては、当ウェブサイト「利用規約」をご参照ください。 - 動画視聴推奨環境について
-
Microsoft Edge、Internet Explorer 11、Google Chrome、Firefoxでご利用いただけます。
Mac OS Xをご利用の場合は、Yosemite以降のバージョンで視聴いただけます。
番組は、YouTubeでも配信しておりますので、「世界は今-JETRO Global Eye」公式チャンネルもあわせてご利用ください。
- ご利用にあたって
- 会社・学校等からご覧のお客様は、ブラウザのセキュリティ設定などによりご覧いただけない場合があります。その場合は社内のネットワーク管理者にお問い合わせください。
- 動画の視聴について
- 本ページに掲載している動画は、都合により削除されることがあります。
次回の番組
6月19日(予定)
テーマ:ウズベキスタンの日本人 ともに育む新しい価値
関連情報
ご質問・お問い合わせ
ジェトロ広報課 映像メディア班
Tel:03-3582-5219
E-mail:PLG-TV@jetro.go.jp
または最寄のジェトロまで、ご連絡ください。