【話題沸騰!】 オーストラリア ブリスベン最新情報 ‐世界のライフスタイルシリーズ‐

2024年10月24日

オーストラリアでおなじみのコアラの抱っこ体験が終了!? 新たに始まった試みとは? 工場の跡地をトレンドスポットに変えたのは、ある日本企業だった! 2032年のオリンピック開催地としても注目されるオーストラリアのブリスベン。その知られざる最新トピックとは?

(10分06秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: グレーと白のフサフサの毛をしたコアラが、細長い葉をつけたユーカリの木の枝につかまって、こちらを見ている。

テロップ: オーストラリア

ナレーション: オーストラリアで、おなじみの

映像説明: 大きなひさしの下にあるユーカリの木で、数頭のコアラが木の葉をほおばっている。

テロップ: “コアラ抱っこ”が廃止に!?

ナレーション: コアラの抱っこ体験が廃止に!?

映像説明: 大人の身長ほどの木に座っているコアラをポニーテールの女性来園客が優しくなで、そばでカーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員が説明をしている。 木の葉を食べ続けるコアラを、数人の人の手が、なでたり触ったりしている。

テロップ: 新たな試みとは?

ナレーション: 世界最大のコアラ園では、代わりに新たな試みがスタートした。

映像説明: 木の枝の上で、2頭のコアラが折り重なって寝ている。 木の幹につかまって真上を向き、威嚇するように太い声を発しているコアラ。

テロップ: 知られざる生態

ナレーション: コアラの知られざる生態が明らかに!?

映像説明: 小高い場所から定点撮影した街並み。左下に書かれた「2016」の文字が、2017、2018と、2022までカウントアップされるあいだに、中央にある建物が消えてさら地になり、そこに中層のビルが建設されていく。

テロップ: 工場跡地をトレンドスポットに

ナレーション: 広大な工場の跡地をトレンドスポットに変えたのは、ある日本企業(にほんきぎょう)だった!

映像説明: マンションのような建物の前にある植栽(しょくさい)の近くで、栗色のセミロングヘアーの女性がインタビューに答える。

栗色のセミロングヘアーの女性・英語: 画期的なプロジェクトに携わることができて、本当によかった!

映像説明: 水辺の高層ビルが建ち並ぶ一角。巨大な円筒形(えんとうけい)に見える中層の建物を中心に、だ円柱(だえんちゅう)の形をした高層ビルが数棟、建っている。 高さ10mほどのパリのエッフェル塔レプリカが立つ緑地。レプリカの周りには鉄柵が巡らされている。 全体が白で塗られた大観覧車。背後には、だ円柱(だえんちゅう)の高層ビルなどが見える。 芝生の広場に設置された文字のオブジェ。英文字で「BRISBANE(ブリスベン)」と綴られた8つの立体文字は、ピンク色、黄色(きいろ)、青、紫など、1文字ずつ色や絵柄が異なっている。

テロップ: 2032年オリンピック開催地

ナレーション: このブリスベンは、2032年の夏季オリンピックの開催地としても注目され、再開発が盛んに行われている。

映像説明: 走行中の車の後部座席から、ドライバーの男性や前方の車窓風景を見ている視点。フロントガラスからは、緑の木々(きご)に囲まれた沿道の風景が見える。

ドライバーの男性・英語: ブリスベンは成長しているから、みんなここに来たがるんだ。 いつかNo.1(ナンバーワン)の都市になるだろうね。

映像説明: 街を見晴らせるビルの屋上の展望デッキ。性別も年齢も国籍もさまざまな、大勢の人々が訪れている。画面左下の四角い枠に、オーストラリアの地図が表示される。国土の北東部を占めるクイーンズランド州が緑色(みどりいろ)で塗られ、州域の東海岸南部に位置するブリスベンが赤い星印で示されている。 水上を航行するフェリーからの風景。雲が浮かぶ空の下に高層ビル群が見える。 ガラスショーケース。ピンク色、薄緑色(うすみどりいろ)、薄茶色(うすちゃいろ)、黄色(きいろ)、白など、数十種類のアイスクリームが並んでいる。

ナレーション: 今、ホットな街、ブリスベン。その知られざる最新トピックとは?

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 緑の森のこずえ近くに縦横に巡らされた歩道橋。ベビーカーを押した人、カップル、1人で散策する人などが歩いて、のどかな雰囲気が漂う。 大きなひさしの下にある、木の幹と枝で作られた止まり木(とまりぎ)に、数頭のコアラが座っている。

テロップ: オーストラリア ブリスベン

テロップ: ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー

ナレーション: ブリスベン郊外にある、世界最大のコアラ保護園「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー」。

映像説明: グレーと白のフサフサの毛をしたコアラが、細長い葉をつけたユーカリの木の上に、眠たそうな顔で座っている。 芝生広場に赤茶色のカンガルーが眠たそうな顔で立っている。そばには、地面とよく似た薄茶色(うすちゃいろ)のカンガルーが2頭、手足を伸ばして寝そべっている。

テロップ: 入園料 54AUD(オーストラリアドル)(約5,400円)

ナレーション: 100頭を超えるコアラのほか、放し飼いのカンガルーなども暮らしている。

映像説明: 芝生広場。木の根元にカンガルーたちが寝そべっている。大人や子どもの来園者に驚く様子もなく、なでられたり触られたりしている。 大きなひさしの下にベンチが設営された、森の中のイベントステージ。カーキ色(いろ)のシャツを着た女性スタッフが黒い革手袋をはめた手に止まらせたフクロウを放ち、満席の来園者に向かってヘッドマイクで話している。フクロウはひさしの下に渡された柱に止まる。 止まり木(とまりぎ)の上にある白い台の上にいる緑、黄、青などカラフルな体色(たいしょく)のインコを、白のタンクトップを着た女性がスマートフォンで撮影している。 草むらにじっとたたずんでいるワニ。手前にあるコンクリートの上に枝葉が散らばっている。

テロップ: 1988年から加森観光(かもりかんこう)が運営

ナレーション: 100年近い歴史があるこの保護園。1988年から北海道に本社がある加森観光が運営している。

映像説明: 枯葉が敷かれた飼育小屋で戯れる3頭のコアラ。画面右側に白と紺色の縦方向の帯が現れ、白地に紺色の日本語で「“コアラ観光”に変化」と書かれたテロップが表示される。 大きなひさしの下にユーカリの止まり木(とまりぎ)が設置されたコアラ舎。来園客たちがフェンス越しに観覧している。 カーキ色(いろ)のシャツを着た女性スタッフが、餌を補充したり、コアラを止まり木(とまりぎ)につかまらせたりしている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): “コアラの抱っこ”終了へ 新たな体験とは?

ナレーション: オーストラリアといえば、コアラの抱っこ体験が観光の目玉だったが、人々の意識の変化によって、今、やめる動きがある。

映像説明: 葉の茂ったユーカリの止まり木(とまりぎ)に座っているコアラ。 樹上(じゅじょう)から地面に下りようとしているコアラ。 土(つち)の上で四つんばいになっているコアラ。

テロップ: コアラの抱っこ体験を終了

ナレーション: こちらでは、ことし、そのサービスを終了した。

映像説明: コアラ舎の前で、白髪で紺色のシャツを着た男性がインタビューに答える。 コアラ舎。止まり木(とまりぎ)に座っているコアラを来園客が見ている。コアラにズームアップする。 木の上で体を丸めて眠り込んでいるコアラ。

テロップ: ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー リンドン・ディスコム 支配人

ディスコム支配人・英語: 「短時間の抱っこより、もっと没入感のある体験がしたい」という意見が、来園者からあった。 このすばらしい動物をもっと知ることができる、より深い体験が求められている

映像説明: 大きな屋根と柱だけの建物の一角。大人の身長ほどの可動式の止まり木(とまりぎ)のそばで、カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員が2組の来園者を出迎える。プリント柄のシャツを着た男性とロングヘアーの女性のカップルと、ピンク色のTシャツを着た母親と少年と少女の親子連れ。 薄緑色(うすみどりいろ)のTシャツを着た少年が差し出すユーカリの葉を、止まり木(とまりぎ)の上のコアラがつかんでほおばっている。

テロップ: コアラクローズアップ 79AUD(オーストラリアドル)(約7,900円)

ナレーション: そして、9月から新しく開始したサービスが、こちら。6人までのグループで、1頭のコアラと15分間、間近で触れ合うことができる。

映像説明: 薄緑色(うすみどりいろ)のTシャツを着た少年とロングヘアーの少女のきょうだいがコアラに木の葉をあげている後ろから、カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員が説明をしている。

ナレーション: 飼育員から、コアラのライフスタイルの話も。

映像説明: カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員が、2組の参加者に説明をする。参加者は説明を聞きながらコアラにやさしく触れている。 止まり木(とまりぎ)の上のコアラが木の葉をつかんで食べている。

カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員・英語: オーストラリアには約800種類のユーカリがあるが、 当園のコアラは好き嫌いが激しいので、そのうちの約50種類しか食べない。 毎日異なる4~(から)5種類の葉をあげるようにしている。

映像説明: ピンク色(いろ)のTシャツを着た母親が質問し、カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員が答える。 子どもたちとカップルは、熱心にコアラを見たり、触ったりしている。

ピンク色(いろ)のTシャツを着た母親・英語: コアラはいつも木の上にいるの?

カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員・英語: お尻に大きな板のような骨があるので、しびれないで長時間、木の上に座っていられる。 コアラにとっては、とても快適。

映像説明: ロングヘアーの女性がコアラに木の葉をあげている隣で、プリント柄のシャツを着た男性がコアラのお尻に触れてコメントする。

プリント柄のシャツを着た男性・英語: ああ、しっかりしている!

カーキ色(いろ)のシャツを着た女性飼育員(声のみ)・英語: 本当にそう。

映像説明: プリント柄のシャツを着た男性とロングヘアーの女性が、交互にコアラのお尻に触れている手元のアップ。

プリント柄のシャツを着た男性・英語: すごい骨だ!

映像説明: ピンク色のTシャツを着た母親を中央に、薄緑色(うすみどりいろ)のTシャツを着た少年とロングヘアーの少女の3人が横1列に並んでインタビューに答える。

ロングヘアーの少女・英語: 本当にかわいい。

薄緑色(うすみどりいろ)のTシャツを着た少年・英語: とてもフワフワしていた。いい経験になった。

ピンク色のTシャツを着た母親・英語: オーストラリアの野生動物について、どのように食べ、生活しているのか、 何に喜ぶのかなど、すべてについて知ることができて、いいと思う。

映像説明: 腰の高さほどのフェンスの前で、プリント柄のシャツを着た男性とロングヘアーの女性のカップルがインタビューに答える。背後には園内の森が見える。

ロングヘアーの女性・英語: たくさん学んだし、かわいかった。初めてコアラに触った。

映像説明: 雲が浮かぶ大空の下に、ブリスベンの市街地が広がっている。画面の左側に白と紺色の縦方向の帯が現れ、白地に紺色の日本語で「オリンピック2032」と書かれたテロップが表示される。 ウォーターフロントに林立する高層ビル群を、対岸から眺めた映像。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 2032年オリンピック開催 新たな観光スポットも

テロップ: ブリスベン都市圏 人口 262.8万人

映像説明: 街角の風景。信号待ちをする人々の前を、車が次々と通り過ぎていく。

テロップ: オーストラリア 第3の都市

ナレーション: ブリスベンは、シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市。

映像説明: 川沿いの遊歩道。歩行者のあいだを縫って自転車が走り抜けていく。

テロップ: 急成長した州都 第1位 ※オーストラリア主要州都の年間人口増加率(2013~(から)2023年)

ナレーション: クイーンズランド州の州都で、近年、最も急成長している。

映像説明: エッフェル塔をのレプリカを正面から見た映像。背後の建物の高い所には、蛍光グリーンの背景にヒマワリの花が大きく描かれた色鮮やかな垂れ幕が2枚、塔を挟んで右と左に見えている。 林立する高層ビルのあいだにタワークレーンが立ち、ビルが建設されている様子。 ウォーターフロント地区では、数隻のクレーン船を使って建設工事が行われている。

テロップ: 2032年 オリンピック開催地

ナレーション: そして、2032年の夏季オリンピックの開催地に決まり、再開発が進んでいる。

映像説明: 上空から撮影したフェリーが行き交う川と、巨大な円筒形(えんとうけい)の建物を含むウォーターフロント地区の映像。

テロップ: クイーンズ・ワーフ・ブリスベン

ナレーション: 新たな街のシンボルとして開発中なのが「クイーンズ・ワーフ・ブリスベン」。

映像説明: 巨大な円筒形(えんとうけい)の建物の正面には、川をまたいで歩行者専用の橋が架かり、対岸には白い大観覧車や建設現場のタワークレーンが見えている。

テロップ: 36億AUD(オーストラリアドル)(約3,600億円)の国内最大級プロジェクト

ナレーション: 36億オーストラリアドルをかけた、国内最大級のプロジェクトだ。

映像説明: 上空から撮影した巨大な円筒形(えんとうけい)の建物の外観。正面からは円筒に見えていた建物は、実際には半円筒形(はんえんとうけいで、半円の弧を描く屋上には、ひさしが付いた展望デッキがあるのが見える。

テロップ: ザ・スター・グランド

ナレーション: この夏、5つ星ホテル「ザ・スター・グランド」が、その第1弾として開業した。

映像説明: ブリスベンの街を見晴らせる「ザ・スター・グランド」の屋上の展望デッキ。性別も年齢も国籍もさまざまな、大勢の人々が訪れている。 展望デッキの1番外側(いちばんそとがわ)の端には幅1mほどのガラスの床があり、真下を車が行き交っているのが見える。 地上からガラスの床を見上げると10人ほどの人影が見える。

ナレーション: 地上100mの高さにある屋上のデッキには、レストランのほか、ホテルを利用しない人たちも訪れることができる公共スペースがあり、新たな観光スポットにもなっている。

映像説明: たくさんの来店客でにぎわう展望デッキのバー。白い丸テーブルの席でグラスビールを飲んでいる、赤いシャツを着た男性と、あごひげを生やした短髪の男性がインタビューに答える。

赤いシャツを着た男性・英語: 私たちは、ここから120km離れた町から来た。

あごひげを生やした短髪の男性・英語: ここは、とても気に入った!

映像説明: 「ザ・スター・グランド」の客室設備が次々に映る。水色と青の幾何学模様のカーペットが敷かれた、白い壁のベッドルーム。

テロップ: リバー キング ルーム 1泊 638AUD(オーストラリアドル)(約64,000円)

映像説明: 大きな三面鏡と白い浴槽があるバスルームからは、窓から白い大観覧車などの対岸の景色が一望できる。

テロップ: スカイライン ペントハウス スイート 1泊 5,118AUD(オーストラリアドル)(約51万円)~(から)

ナレーション: ホテルの開業により、さらなる街の活性化に期待が高まっている。

映像説明: 高い所から緑豊かなブリスベンの市街地を見下ろす。画面の手前、中央、奥に広がる街並みのあいだを、ヘアピンカーブを描いて川が流れ、水上にはフェリーが行き交っている。画面右下の四角い枠にブリスベン周辺地域の地図が表示される。陸地が薄茶色(うすちゃいろ)で塗られ、曲がりくねったブリスベン川が水色の太線で示されている。地図の右上のほうのクイーンズ・ワーフの位置が、左下のほうにローンパインの位置が示されていて、いずれの施設もブリスベン川沿いにある。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 運賃が無料のフェリーや 50セントの電車やバスも!

ナレーション: ブリスベンは、街を縫うように川が流れているため、船での移動も一般的だ。

映像説明: 大勢の利用客が集まるフェリーの渡船場。桟橋に横付けしているフェリーから降りてくる人々や、これから乗り込む人々が待っている様子。 乗り込む人の後ろについてフェリーに乗り込んでいく。

テロップ: 無料のフェリー「CityHopper(シティーホッパー)」

ナレーション: なんと、無料で乗船できるフェリーもある。

映像説明: 運行中のフェリーから、ブリスベン川に架かる橋を見上げた景色。橋の向こうに、林立する高層ビルが見える。 船内の様子。老若男女さまざまな人々が、座席に座ったり、窓辺に立ったりしている。

ナレーション: 早朝から深夜まで運行し、多くの市民や観光客が利用している。

映像説明: ブリスベン川に架かる高架道路の下。通路には木の床材が張られ、転落防止フェンスの工事が進められているのが分かる。 少し高い所から車やバスが行き交う高架道路を見下ろすと、高架の土台の延長に船着き場が形成されているのが分かる。 運行中のフェリー。水面に白い軌跡を描いて進む後方部分から林立する高層ビル群を臨む。

ナレーション: そして今、ブリスベン市では、フェリーターミナルの改修など、安全で利用しやすい公共交通網の整備に全力を挙げている。

映像説明: 大きなひさしがあり、赤と黒を基調にデザインされたバスの停留所に、水色と黄色(きいろ)のラインのバスが発着している。付近の道路の端には工事用の資材が積み上げられ、歩道にも仮設の手すりが見える。 水色と黄色(きいろ)のラインのバスが次々に通り過ぎる道路。端のほうには点々と赤いカラーコーンが立ち、まだ工事が続いている。

テロップ: 公共交通機関の運賃 0.50AUD(オーストラリアドル)(約50円) ※期間限定

ナレーション: こうしたなか、期間限定で、クイーンズランド州のほぼ全域の電車やバスなどの運賃が50セントに引き下げられた。

映像説明: アーチ形の窓や円柱の装飾がある歴史的な建物の向こうに、だ円柱(だえんちゅう)の高層ビルが見える街並み。画面左側に白と紺色の縦方向の帯が現れ、白地に紺色の日本語で「日本企業(にほんきぎょう)が街づくり」と書かれたテロップが表示される。 高級ブティックが並ぶ通り。ゆったりと幅のある歩道に背の高い街路樹が植えられ、歴史を感じる建物と斬新なデザインのビルが軒を連ねている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 話題のトレンドスポット West Village(ウエストビレッジ)の魅力

テロップ: West Village(ウエストビレッジ)

ナレーション: ブリスベンで話題のトレンドスポットがある。それが、このウエストビレッジ。

映像説明: マンションのような建物の出入り口。エントランスには5基から6基のエレベーターを備えたホールがある。 ガラスショーケースの中に、大盛りのアイスクリームが陳列された店舗。カップルや親子連れの来店客が訪れている。

ナレーション: 住居棟のほかに、オフィスやショッピングモール、飲食店などが敷地内に集まる。

映像説明: 植栽(しょくさい)が整備された中庭から建物へと視点を巡らせる。赤茶色の木製の柱に観葉植物が絡まるレストランは、テラス席が来店客でいっぱいになっている。

ナレーション: 中庭を望むレストランは、どこも地元の人たちでにぎわいを見せている。

映像説明: 白いフェンスで舗道と区切られた芝生を囲むように飲食店が並んでいる。レンガの壁に英文字で「IPPIN(イッピン)」と書かれたネオン看板のある店舗がズームアップされる。 店内。茶色い木製の棚や窓枠と、サーモンピンクのオブジェや小物でコーディネートされている。長いカウンター席の真上の棚には、日本酒(にほんしゅ)の瓶がずらりと並んでいるのが見える。

テロップ: IPPIN Japanese Dining(イッピン ジャパニーズ ダイニング)

ナレーション: こちらは、和食のフュージョン料理が楽しめる店。

映像説明: がっしりとした網の上で、分厚い魚の切り身が焼かれている。 赤茶色の皿に魚の照り焼きのようなものとキャベツの千切り、漬物のようなものが盛られた小鉢が盛り付けられた料理。

ナレーション: ブリスベンでは日本食(にほんしょく)の人気は高いという。

映像説明: 黒いテーブルとブルーグレーのいすを並べたテラス席がある店舗。出入り口の看板に、カタカナで「イチバン」と店名が出ている。出入り口脇のタペストリーには、英語の「SUSHI」の文字も見える。

テロップ: Ichiban Sushi(イチバン スシ)

ナレーション: カジュアルな回転ずしの店もある。

映像説明: 店内。透明のフタをかぶせたすしの皿がコンベヤーで流れている。カウンターの中で黒のTシャツを着た男性スタッフが働いている。カウンター席には数人のお客が入っている。 金色のコンベヤーにのって、透明のフタをかぶせたすしの皿が次々に流れていく。シャリを外側に巻いたカリフォルニアロール風の巻きずしが中心。

テロップ: すし 1皿 4.8AUD(オーストラリアドル)(約480円)

ナレーション: この店ではすべて、1皿4.8オーストラリアドルで提供している。

映像説明: コンベヤーに面したテーブル席で、茶色のあごひげを生やした男性がインタビューに答える。卓上には、紫やピンクの皿が数枚重なっている。男性がピンクの皿に載ったすしを指さして説明する。シャリ玉の上に、ごはんの倍ほどある揚げ物とアボカドのスライスがのっている。

茶色のあごひげを生やした男性・英語: 私たちはここが大好き。 これはチキンとアボカドのすし。 カモのすしも、お気に入りだ。

映像説明: 別のテーブル席。若い女性が3人で座っている。白のTシャツを着た女性とセミロングヘアーの女性がインタビューに答える。セミロングヘアーの女性は前に置いたカリフォルニアロール風のすしが載った皿に触れながら話している。

白のTシャツを着た女性・英語: とてもおいしい。

セミロングヘアーの女性・英語: 何か分からないけれど、回ってきたのを取った。 なんでもおいしいし、出来たてで大好き。

映像説明: 店舗の出入り口付近に床置きされた、A2(エーに)サイズほどのパネル。黄色(きいろ)の背景に重箱に入った弁当の写真が数点、それぞれ英文字で「SASHIMI BENTO(サシミベントー)」、「TERIYAKI BENTO(テリヤキベントー)」といったメニュー名と、オーストラリアドル建ての価格が書かれている。

ナレーション: この店では、弁当も自慢のメニューの1つ。

映像説明: 実物の弁当のアップ。黒い正方形を十字に区切った重箱に、刺身、天ぷら、から揚げ、サラダが詰められ、脇にごはんとみそ汁が添えられている。

テロップ: 弁当 24.9AUD(オーストラリアドル)(約2,500円)

ナレーション: こちらの量で1人前! 価格は24ドル90セントだ。

映像説明: 淡いグレーのドアの前。紺色のスーツを着た人の手がノックをすると、金髪のショートボブヘアーの女性がドアを開けて出迎える。玄関ホールの壁には、水墨画タッチの絵画を収めた額がたくさん飾られている。

ナレーション: ウエストビレッジのマンションを訪ねた。

映像説明: 金髪のショートボブヘアーの女性が部屋を案内する様子。壁には濃いオレンジ色(いろ)で描かれた絵画の額が掛かっていて、大きな窓のある明るい部屋に大画面のテレビが置かれている。 8人掛け(はちにんがけ)のガラステーブルや白のローソファーが置かれた室内。壁の絵画や、いす、クッション、テーブルランナーなど、インテリアは朱色を基調にコーディネートされている。

テロップ: コレット・チェスターさん

ナレーション: この部屋で暮らすチェスターさん。中を案内してもらった。

映像説明: チェスターさんがバルコニーに通じるガラスの引き戸を開けながらインタビューに答える。

テロップ: コレット・チェスターさん

チェスターさん・英語: よく、ここに座って美しい景色を眺める。 子どもたちも、ここが大好き。

映像説明: ブリスベンの市街地が一望できるバルコニー。オフホワイトのラタンのテーブルセットが置かれ、壁には赤い花をモチーフにした絵画の額が掛かっている。 バルコニーの壁際に置かれた大型のバーベキューコンロ。ワインクーラー付きの白いキャビネットの上に、フード付きのステンレスのコンロが据え付けられている。

ナレーション: 眺めのよいバルコニーには、バーベキューの設備も。

映像説明: 屋外のプール。細長い水槽の周りには、植栽(しょくさい)や休憩用の白いベッドが配置され、ガラス張りの壁からは市街地が一望できる。

ナレーション: 屋上にはプールもある。

映像説明: チェスターさん宅のバスルーム。横に2つ並んだ洗面化粧台、2人用の大きなシャワーブース、バスタブ、トイレが備えられている。すぐ隣のベッドルームも、広いバルコニーに面している。

ナレーション: チェスターさん、実は、このマンションの販売に携わっている。物件にほれ込み、自身も購入を決めたのだという。

映像説明: ジオラマや構想の建物模型などが展示されたオフィス。 壁に掲げられた「積水ハウス(せきすいハウス)」の企業ロゴ。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本の環境配慮型施設が 注目されるワケ

テロップ: 積水ハウス オーストラリア

ナレーション: この「ウエストビレッジ」の開発を手がけているのが、日本の積水ハウスだ。

映像説明: モノクロの古い写真が2枚、表示される。1枚目は、3階建てのビルの写真。建物の上部に「PETERS‐ARCTIC DELICACY CO. LTD(ピーターズ アークティック デリカシー コーポレーション リミテッド)」の看板があり、芝生の前庭(まえにわ)の中央にはコーンにのったアイスクリームのオブジェがある。 2枚目の写真は、おびただしい数のミルク缶が並ぶ部屋の奥で、白衣と白い帽子をかぶった人が作業をしている。

テロップ: 1927年創業 ピーターズ・アイスクリーム

ナレーション: 1920年代に建設されたアイスクリーム工場の広大な跡地を中心に、街を再開発。

映像説明: 小高い場所から定点撮影したウエストビレッジの街並み。左下に書かれた「2016」の文字が、2017、2018と、2024までカウントアップされるあいだに、街の中央の建物が消えてさら地になり、そこに中層のビルが建設されていく。

ナレーション: 2014年から事業開発が始まり、現在も新しい住居棟を建設中だ。

映像説明: レンガ造りのアーケード街。栗色のセミロングヘアーの女性が建物を手で示しながら説明する。

テロップ: 積水ハウス オーストラリア ニコール・カーデル マーケティング・マネージャー

カーデル マーケティング・マネージャー・英語: これはかつてのアイスクリーム工場で、当社は、それを新しい建物と統合している。

映像説明: レンガ造りの建物の外観。2階部分は赤レンガの壁に長方形のガラス窓が並び、商店が入居する1階部分はグレーと赤茶色のレンガ壁で、出入り口はアーチ形になっている。色とりどりの花が並ぶフラワーショップの前を人々が行き交っている。 レンガ造りの3階建ての建物の外観。上部に「PETERS‐ARCTIC DELICACY CO. LTD(ピーターズ アークティック デリカシー コーポレーション リミテッド)」の看板がある。1階にはテラス席のあるレストランが入居し、背後に高層の建物が見えている。

ナレーション: およそ100年前のレンガ造りの貴重な建物を活用してショッピングモールなどが作られている。

映像説明: レンガ造りの建物の出入り口。真ちゅう製の看板には、コーンにのったアイスクリームのイラストが刻印され、ウエストビレッジの管理事務所ほか数社の、各階の入居者名も記載されている。 白い壁の部屋の窓際に、積水ハウスの都市開発プロジェクトのコンセプトを写真と文章で説明した4枚のパネルが掲示されている。

ナレーション: 積水ハウスは、世界各地で環境配慮型のプロジェクトを手がけてきた。

映像説明: 茶色とサーモンピンクでコーディネートされた、「イッピン」の店内。ベアトップの服を着た女性客が座るテーブル席に、男性スタッフが別の女性客を案内している。 銀色のちゅう房機器や盛りつけ用の皿が並ぶキッチン。調理服と黒のバンダナを身につけた3人の男性スタッフが作業をしている。

ナレーション: ウエストビレッジでは、飲食店などから出る生ごみの堆肥化や、

映像説明: 配管や配線が巡らされた部屋。箱形の制御盤や銀色の円柱形(えちゅうけい)の大型タンクも数基、設置されている。

ナレーション: 水のリサイクル、

映像説明: カーデル マーケティング・マネージャーがウエストビレッジの敷地内を歩いている。建物の周囲には樹木や花壇などの植栽(しょくさい)がふんだんに施されている。

ナレーション: さらに、ヒートアイランドの発生を抑えるための植物の育成。そして、

映像説明: カーデル マーケティング・マネージャーが、木の幹に取り付けられた小さな箱を手で示しながら話している。小さな箱の下には英語で「Native Bee Hive」と書かれた題された詳しい説明文を記載した縦長のプレートが設置されている。

ナレーション: チョウやミツバチが暮らす環境も整えている。

映像説明: 住居棟の屋上のプールサイド。カーデル マーケティング・マネージャーが、紺色のスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)とA4サイズの資料を見ながら打ち合わせをしている。 大きな窓がある室内。紺色のスーツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がテーブルでノートパソコンを操作している。

ナレーション: こうした取り組みが地域の人たちに支持されていると、積水ハウスオーストラリアの瀬口(せぐち)さんは話す。

映像説明: ブリスベンのビル群が一望できる場所で、紺色のスーツを着た瀬口さんがインタビューに答える。

テロップ: 積水ハウス オーストラリア 瀬口 篤英(せぐち あつひで) 開発部門CEO

瀬口開発部門CEO: 環境配慮型の開発をしていまして、そのイノベーション的な部分、 それから精密なデザイン、えー、それから、ホスピタリティーに代表されるサービス、それらを、ここで融合している。

映像説明: ウエストビレッジのレンガの舗道を、円形の花壇に沿って歩いていく。正面にレンガ造りの歴史的な建物を生かしたアーケード街が見えてくる。

テロップ: UDIA National Awards for Excellence(ユーディーアイエー ナショナル アワード フォー エクセレンス) 2020 プレジデント賞

ナレーション: オーストラリアで、最もすばらしいプロジェクトに贈られる賞や、

映像説明: 2階から上をレンガ色(いろ)の網で覆ったようなデザインの建物。1階には、白いパラソルを立てたテラス席が見える。 レンガ造りの歴史的な建物に隣接するガラス張りのビル。屋上のガラスフェンス付近に英文字で「SEKISUI HOUSE」の立体ロゴが掲げられている。

テロップ: Prix Versailles(プリ ベルサイユ) 2023 世界で最も美しいショッピングモール

ナレーション: 世界で最も美しいショッピングモールに贈られる賞など、およそ60もの受賞歴があるという。

映像説明: チェスターさん宅。大型テレビのある部屋の窓辺で、瀬口開発部門CEOとチェスターさんが話をしている。 カーデル マーケティング・マネージャーがウエストビレッジのジオラマを手で示しながら説明している。 ジオラマの全景。レンガ造りの歴史的な建物を中心に、商業施設や構想の住居棟が配置されている。 住居棟の屋上のプールサイドで、瀬口開発部門CEOがインタビューに答える。

テロップ: 積水ハウス オーストラリア 瀬口 篤英(せぐち あつひで) 開発部門CEO

瀬口(せぐち)開発部門CEO: 日本(にほん)で培ってきた住宅技術っていうものを、えー、これから世界に、えー、広げていきたいと思っていまして、 えー、世界の皆様に、えー、良い(いい)、良質な住宅を提供していく。そのなかで、オーストラリアっていうのは非常に重要な拠点になっていますので、 現地のオーストラリア人と一緒に協力をして、えー、これからも、新しい良い(いい)住宅を提供していきたいというふうに考えています。

映像説明: レンガ造りの建物から、植栽(しょくさい)の緑豊かな中庭、レンガ色(いろ)の網で覆ったようなデザインの建物を、ぐるりと一望する。 室内。カーデル マーケティング・マネージャーが、壁一面にアイスクリームファクトリーの古い写真がプリントされた部屋を案内する。 ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー。ピンク色のTシャツを着た母親と少年と少女の親子が、コアラにユーカリの葉をあげている。 グレーと白のフサフサの毛をしたコアラが、細長い葉をつけたユーカリの木の枝につかまって、こちらを見ている。

ナレーション: オーストラリア、ブリスベンには、街づくりや観光を支える日本企業(にほんきぎょう)が現地に根を下ろしていた。今後の、さらなる発展が期待されている。

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