北海道産ワインに世界が注目! 極寒の冬を越すブドウの秘密

2024年04月25日

今、世界で北海道産ワインの存在感が増している。フランス・ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリーが函館市に進出。池田町では極寒の冬を越せるブドウでワインを造り、余市町で造られたワインはデンマークの世界最高峰のレストランに日本ワインとして初めて採用された。一体どのようなワインなのか、その秘密と挑戦を追った。

(13分56秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 真っ白に雪化粧をした森と小高い山を見晴らす、広大な雪原。遠くに、柵で囲まれた平地(へいち)に整然と苗木が植えられているのが見える。

テロップ: 北海道 函館市

ナレーション: 一面、銀世界が広がる北海道の大地。

映像説明: 黒いコートを着た白髪の男性が、大きな屋根のあるウッドデッキを歩きながら話す。ウッドデッキの外は吹雪で真っ白に煙っていて、景色は何も見えない。

テロップ: ド・モンティーユ&北海道 矢野 映(やの はゆる) ジェネラル・マネージャー

矢野ジェネラル・マネージャー: すぐ向かいがシャルドネで、向こうがピノ・ノワールの畑ですね。

映像説明: 空が雪で真っ白に煙った雪原に、短い支柱の根元を袋で覆った、おびただしい数の苗木が植えられている。

テロップ: ブドウ畑(ぶどうばたけ)

ナレーション: 実はここ、すべてワイン用のブドウ畑(ぶどうばたけ)。しかも、ただの畑ではない。

映像説明 ウッドデッキで、矢野ジェネラル・マネージャーがインタビューに答える。

テロップ: ド・モンティーユ&北海道(ド・モンティーユ アンド ほっかいどう) 矢野 映(やの はゆる) ジェネラル・マネージャー

矢野ジェネラル・マネージャー: ここはあの、フランスのブルゴーニュというところの、おー、で、ワインを造ってる ドメーヌ・ド・モンティーユというところの資本で、えー資本の、日本法人(にほんほうじん)になってます。

映像説明: 路地に沿って、薄茶色(うすちゃいろ)をした石造りの高い塀が続いている町並み。門の内側には石畳の中庭があり、寄せ棟屋根(よせむねやね)の建物が建っているのが見える。 石積み(いしづみ)の壁とアーチ型の天井の倉庫のような場所。寝かせた木製の樽が数十個、積まれている。

テロップ: フランス ヴォルネイ

テロップ: ドメーヌ・ド・モンティーユ

映像説明: 金属製のワインラックに、黒っぽい色をした瓶入りのワインが大量に、寝かせて貯蔵されている。同様のラックが部屋の中にいくつも並んでいる。

ナレーション: ドメーヌ・ド・モンティーユとは、フランス、ブルゴーニュ地方で300年の歴史を持つワイナリー。世界的に有名なこのワイナリーが、北海道に進出しているのだ。

映像説明: 寝かせた樽が並ぶ、板壁の部屋。えんじ色(いろ)のスウェットシャツを着た人物が、直径3cmほど、長さ50cmほどある銀色のスポイトで、樽から赤ワインを抜き取り、ワイングラスについでいる。 赤ワインが入ったワイングラスを斜めに傾けて持ち、ゆっくり回している手元のアップ。

ナレーション: 実は今、北海道産ワインが世界から熱い視線を浴びているという。

映像説明: 木目調の壁の部屋で茶色のスーツを着てメガネをかけた男性が、インタビューに答える。

テロップ: Park90(パークナインティー) メイソン・ウン ワインディレクター

ウン ワインディレクター・英語: 昨年、北海道産のワインを買い付けたが、2ヵ月で売り切れた。 次のワインはいつ来るのかと多くのお客から聞かれている。

映像説明: 千鳥格子柄のニットを着て黒いエプロンをした男性が、ラベルに「山幸(やまさち)」と書かれた赤ワインを、ワイングラスについでいる。 青とピンクの花柄のジャンパーを着た女性が、グラスの赤ワインを一気に飲み干しているす。背後にワイン樽(だる)にオレンジ色(いろ)の天板を載せた簡易テーブルなどがあるのが見える。

テロップ: 北海道産ワインに世界が注目! 極寒の冬を越すブドウの秘密

ナレーション: 世界で存在感を増す北海道産ワインの魅力と、その秘密に迫る!

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 木目調の壁と大理石の柱がある部屋。茶色のバックボードの前に白いテーブルを置いた出展ブースが並び、多くの来場者でにぎわっている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 世界が認めた! 北海道産ワイン 極寒の冬を越せるブドウ品種

テロップ: 東京都 渋谷区

テロップ: 2024年2月5日 北海道 食とワインの未来を拓く会

ナレーション: 東京で開催された北海道産ワインの商談会。

映像説明: ウン ワインディレクターと、黒のスーツを着てメガネをかけた男性がロゼワインをテイスティングしている。グラスに鼻を近づけて香りを確かめたり、ワインを口に含んだりしている。

ナレーション: テイスティングしているのは、シンガポールから訪れたアジアのトップソムリエたちだ。

映像説明: 出展ブースが並ぶ会場で、黒のスーツを着てメガネをかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: Odette(オデット) ヴィンセント・タン ワインディレクター

タン ワインディレクター・英語: 北海道産のワインは、とても認知度が高く、 味わいは欧州品種のカベルネ・ソーヴィニヨンによく似ているが、 新しい発見もある。

映像説明: 木目調の壁の商談会場で、ウン ワインディレクターがインタビューに答える。

テロップ: Park90(パークナインティー) メイソン・ウン ワインディレクター

ウン ワインディレクター・英語: 私たちは、人々を驚かせるようなワインを求めていて、 それはまさに北海道産のワインだ。 品質は、どんどん高くなっている。

映像説明: 赤いテーブルの上に、ラベルに「山幸」と書かれた瓶入りのワインと、金色の英文字で「OIV (オーアイブイ)」のロゴマークなどが刷り込まれた黒いプレートが並んで置かれている。

テロップ: 山幸

ナレーション: 2人が絶賛したのは、「山幸」というブドウ品種で造られたワイン。

映像説明: 黒いプレートがアップになり、上から下までゆっくりと映る。プレートには「YAMASACHI」、「山幸」、「OIV」のロゴや「1978年に始まった夢、ついに世界へ。」という見出しとともに2020年に品種登録されたことなどの説明が書かれている。

テロップ: 山幸 フランスにある国際的な研究機関 「OIV」に2020年に品種登録された

ナレーション: フランスにある、ブドウやワイン造りに関する国際的な研究機関「OIV」に、2020年に品種登録されたブドウだ。

映像説明: 千鳥格子柄のニットを着て黒いエプロンをした男性が、ラベルに「山幸」と書かれた赤ワインをワイングラスについでいる。 木目調のカウンターに置かれた赤ワインがつがれたグラスがズームアップされる。

ナレーション: いわば世界に認められた「山幸」だが、まだ栽培面積も限られており、輸出も始まったばかり。認知度を高めていくことが、これからの課題だ。

映像説明: 雪の降るブドウ畑(ぶどうばたけ)で、キャメル色(いろ)のフード付きジャケットを着た男性が手ぶりを交えて話している。

テロップ: マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤード スティーヴ・マサイアソン オーナー醸造家

ナレーション: そこでアメリカから招かれたのが、ワイン醸造家のスティーヴ・マサイアソンさん。世界的に有名なワイナリーをクライアントに持つ、ワイン造りのスペシャリストだ。

映像説明: 雪の中を移動する車内の後部座席からの映像。画面左下の四角い枠に、緑色(みどりいろ)で塗られた北海道の地図が表示される。南東部に位置する池田町(いけだちょう)が赤い星印で、また、その周辺地域が黄緑色(きみどりいろ)のだ円形(だえんけい)で示され、「十勝(とかち)エリア」とテロップが付いている。 灰色の建物の前のスペース。横なぐりに降る雪の中、スティーヴ オーナー醸造家ほか数人の男性が建物のほうへ向かって歩いて行く。

テロップ: 北海道 池田町(いけだちょう)

ナレーション: 「山幸」を知ってもらうために向かったのは、北海道十勝地方にある池田町(いけだちょう)。

映像説明: 色あせた木の板に、手書きの黒い文字で「池田町立(いけだちょうりつ) ブドウ・ブドウ酒研究所(ぶどう ぶどうしゅけんきゅうじょ)」と書かれた看板がかかっている建物。 出入り口の前で、カーキ色(いろ)のフード付きコートを着た男性が、施設の説明をしている。

カーキ色(いろ)のフード付きコートを着た男性: これが当初のですね、ブドウ研究所(ぶどうけんきゅうしょ)になります。 64年(1964年)(に建設)ですね。

映像説明: スティーヴ オーナー醸造家ほか5人ほどの男性が、身ををかがめながらコンクリート造りの古びた部屋へ入っていく。室内には、両側の壁際と中央に、天井まである金属の棚があり、大量のワイン瓶が収納されている。 寝かせて棚に積まれた、分厚くほこりをかぶった大量のワインの瓶のアップ。

ナレーション: 案内されたのは地下室。1970年以前から造られたワインが、研究のために、そのままの形で保管されていた。

映像説明: さびが浮いた金属製のワイン棚の前で、カーキ色(いろ)のフード付きコートを着た男性が説明をする。

テロップ: 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(いけだちょう ぶどう・ぶどうしゅけんきゅうじょ) 南 邦治(みなみ くにはる) 所長

南所長: ま、もともと、冷害で、あの、農業が大打撃を受けたんですね。あのー、1950年代とか。 ま、でも、「山ブドウ」があったっちゅことで。 これならワインもできるっちゅことが判明しまして。

映像説明: 地下室のワインセラー。正方形の扉にたくさんの丸い穴が開いた(あいた)ロッカーが、両側の壁いっぱいに並んでいる。通路の中央で、南所長、スティーヴ オーナー醸造家ほか7人から8人の人々が立ち話をしている。 分厚くほこりをかぶった大量のワインの瓶が、寝かせて棚に積まれている。 瓶と瓶の隙間はほこりで埋まり、クモの巣が張っている。

テロップ: 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(いけだちょう ぶどう・ぶどうしゅけんきゅうじょ) 池田町長(いけだちょうちょう)が山ブドウでワインを造ろうと 1963年に設立した北海道初のワイナリー

ナレーション: ここは、当時の池田町(いけだちょう)の町長が、町内に自生していた山ブドウでワインを造ってみようと考え、1963年に北海道で初めて設立したワイナリーだ。しかし…。

映像説明: 大量の古いワイン瓶が積まれた金属製の棚の前で、南所長が話をする。

南所長: 最初は、全然ダメだったらしいんですよね。

映像説明: 黒く丸い小さな実の房(ふさ)をつけたつる性の植物の写真。ところどころ緑を残して枯れかかっている。 茶色く枯れたつるや葉になっている果実の房(ふさ)の写真。実が大きく育ち、房全体(ふさぜんたい)がブドウのような形になっている。(画像提供:北海道 池田町)

ナレーション: 山ブドウは、畑での栽培が難しく、酸味が強すぎるなどの問題があった。

映像説明: 雪の降るブドウ畑(ぶどうばたけ)。まっすぐ伸びる通路の両側に、木の杭に針金を張った支柱が並び、ブドウの苗木が等間隔に植えられている。同様の支柱が、左右の雪原に幾重にも並んでいる。 スティーヴ オーナー醸造家が1本の苗木を手で示し、厳しい表情を見せる。 等間隔に植えられた苗木は、枝がアルファベットの「Y」の字の形に伸び、隣の苗木と枝どうしが触れ合うほどまで育っている。

ナレーション: そこで、国内外から50種類(ごじゅっしゅるい)ほどのワイン用ブドウ品種を持ってきたが、どれも冬を越すことができなかった。十勝地方は雪が積もらないため、ブドウの木の越冬が難しいのだ。

映像説明: 商談会のプレゼンテーション会場。前方の大型モニターに、ところどころ赤い丸で囲んだ北海道の地図が映し出され、モニターの前の演台(えんだい)で、ショートヘアーの女性がポインターで地図を示しながら説明している。 演台(えんだい)で、ショートヘアーの女性が話をしている。

テロップ: ワインアンドワインカルチャー 田辺 由美(たなべ ゆみ) 社長

ナレーション: 池田町(いけだちょう)出身で、日本を代表するワイン専門家の田辺 由美さんは…。

映像説明: 木目調の壁の商談会場で、田辺社長がインタビューに答える。

テロップ: ワインアンドワインカルチャー 田辺 由美(たなべ ゆみ) 社長

田辺社長: 寒さに強い、ブドウを、どうやって作り上げるかと、ということを、研究していった。

映像説明: 白い画面に、「山幸(やまさち)の交配」と題され、ブドウの写真とテロップを使った説明図が表示される。 画面左側に「山ブドウ」の文字と山ブドウの写真があり、その右に「×」のマークと「交配」の文字、「(寒さに強い)清見(きよみ)」の文字と清見の実の写真が同時に表示される。さらに右向きの矢印が表示され、その先に「山幸」の文字と山幸の実の写真が表示される。

ナレーション: マイナス20度を下回る寒さの冬を越せる山ブドウと、比較的寒さに強い品種「清見」を掛け合わせる研究が始まった。そして、2万種以上のブドウを交配した結果、ようやく誕生したのが山幸だ。

映像説明: 雪の降るブドウ畑(ぶどうばたけ)。まっすぐ伸びる通路を、フードをかぶったり、スカーフを頭に巻いたりした人々が歩いていく。 スティーヴ オーナー醸造家が、1本の苗木の枝に触れ、手ぶりを交えて話している。

ナレーション: 30年もの年月(ねんげつ)をかけて誕生した山幸は、マイナス31度の寒さに耐え、極寒の十勝の冬を越すことができる。

映像説明: 屋内。ワイングラスを手にしたスティーヴ オーナー醸造家が、ワインの香りを確かめたり、手ぶりを交えたりしながら話している。

ナレーション: 山幸のスパークリングワインをテイスティングしたスティーヴさんは…。

映像説明: 屋内。右手にワイングラスを持ったスティーヴ オーナー醸造家が手ぶりを交えながらインタビューに答える。

テロップ: マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤード スティーヴ・マサイアソン オーナー醸造家

スティーヴ オーナー醸造家・英語: おいしい。たくさんのエネルギーがあり、 とても個性的で、今まで飲んだことのないスパークリングワインだ。 とてもよくバランスがとれていて、すばらしい。

映像説明: 雪の中を移動する車内の後部座席からの映像。フロントガラスの向こうに見える風景が吹雪でかすんでいる。 スティーヴ オーナー醸造家を含む5人から6人の人々が、切り妻屋根(きりづまやね)の温室やビニールハウスが見えるスペースを歩いている。 黒い外壁の建物の外観。スティーヴ オーナー醸造家を含む人々が扉から建物の中へ入っていく。

テロップ: 北海道 帯広市

テロップ: 相澤ワイナリー(あいざわワイナリー)

ナレーション: 山幸を栽培しているワイナリーは、ほかにもある。スティーヴさんが次に向かったのが、2019年に設立した相澤ワイナリー。

映像説明: 流しや棚のある室内で、グレーのダウンベストを着てメガネをかけた男性が手ぶりを交えて話している。

テロップ: 相澤ワイナリー 相澤 一郎(あいざわ いちろう) 代表

相澤代表: うちは、(十勝が)寒すぎるのをメリットに変えて、 そのぶん、えー、害虫も、えー、病気も、越冬しないんで、無農薬でやってます。

映像説明: 青々とした葉が茂るブドウ畑(ぶどうばたけ)に置かれた、赤いテーブル。中央に、「龍之介(りゅうのすけ)」と書かれたラベルがある瓶入りのロゼワインが置かれている。瓶の両脇には、ハートの形をしたブドウの葉と、赤紫色のブドウの房(ふさ)が飾られている。

テロップ: ロゼワイン

ナレーション: 無農薬で栽培した「山幸」で造ったロゼワインの印象は?

映像説明: 屋内。スティーヴ オーナー醸造家が、ロゼワインがつがれたグラスを手にインタビューに答える。

テロップ: マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤード スティーヴ・マサイアソン オーナー醸造家

スティーヴ オーナー醸造家・英語: 酸味が強くて若々しい。 寒い地域で、伝統的な手法で造られた味わいだ。

映像説明: 雪が積もった樹木に囲まれて建つ、赤茶色の建物の外観。外壁に「めむろワイナリー」などと書かれた看板が掲げられている。 「MEMURO WINERY」、「めむろワイナリー」などと書かれた看板のアップ。

テロップ: 北海道 芽室町(めむろちょう)

テロップ: めむろワイナリー

ナレーション: 同じ山幸でも、異なる手法で、違う魅力を持つワインを造っている場所がある。めむろワイナリーだ。

映像説明: 室内。オレンジ色(いろ)のジャンパーを着た男性が、ワイナリーの説明をしている。そばでスティーヴ オーナー醸造家が穏やかな表情で聞いている。

テロップ: めむろワイナリー 尾藤 光一(びとう こういち) 代表

尾藤代表: 品種、んー、それから、生産者、それごとに樽分けをして、えー、瓶詰めまで持っていくというやり方をやってますので。 山幸という品種でも、ま、5品種、5とおり出るわけですよね。そうすると、お客さんから必ず、反応としては、 「違いはあるんですか?」っていう質問があります。 違いは、ありますよ。

映像説明: 寝かせた樽が並ぶ、板壁の部屋。えんじ色(いろ)のスウェットシャツを着た人物が、直径3cmほど、長さ50cmほどある銀色のスポイトで、樽から赤ワインを抜き取り、ワイングラスについでいる。

ナレーション: それぞれの畑とブドウの個性が、ワインの味わいに表れるという。

映像説明: 板壁の部屋で、スティーヴ オーナー醸造家が赤ワインを試飲している。グラスに鼻を近づけて香りを確かめたあと、ワインを口に含み、もぐもぐと口を動かしている。 板壁の部屋。ワインの樽のそばでスティーヴ オーナー醸造家がインタビューに答える。

スティーヴ オーナー醸造家・英語: まだ新鮮で若い。 30~(から)40日たてば、もっとふくよかなワインになると思う。

映像説明: 雪が積もった樹木に囲まれた、こげ茶色(こげちゃいろ)の外壁の切り妻屋根のログハウスの外観。

テロップ: 北海道 池田町(いけだちょう)

テロップ: 十勝まきばの家ワイナリー

ナレーション: 山幸を栽培し、さらにログハウスの宿泊施設も運営しているワイナリーもある。

映像説明: 寝かせた樽が並ぶ部屋。樽の上面に空けた穴の周りに、赤ワインがしみ出している。 ワイン樽(だる)を熱心に見ているスティーヴ オーナー醸造家の隣で、白髪の男性が樽を手で示し、説明している。 白髪の男性が、黒いワイン瓶に照明を当てて見せる様子を、スティーヴ オーナー醸造家がスマートフォンで撮影している。

ナレーション: その狙いは、十勝地方に観光客を呼び込み、地元を盛り上げることだ。しかし、十勝に来たときにワインを買ってもらうだけではダメだと、スティーヴさんは指摘する。

映像説明: レストランのような室内。スティーヴ オーナー醸造家がインタビューに答える。

テロップ: マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤード スティーヴ・マサイアソン オーナー醸造家

スティーヴ オーナー醸造家・英語: 目標は、訪れた人たちが家に帰ってからオンラインでワインを注文し、 できれば年間を通じて購入してくれるリピーターになってもらうことだ。

映像説明: 雪が降るなか、スティーヴ オーナー醸造家と2人の男性が、ブドウ畑(ぶどうばたけ)の柵のそばで立ち話をしている。 白とサーモンピンクの壁の、明るい通路。スティーヴ オーナー醸造家を含む10人ほどの人々が歩いて移動している。

テロップ: 十勝のワイナリーが地域ぐるみでファンを増やす

ナレーション: ワインの質も大事だが、十勝のワイナリーが地域ぐるみで会員制のクラブを作ることで、ファンを増やしていくことができるのだという。

映像説明: 黒いジャンパーを着た男性が、一枚板のカウンターに置かれたワインの瓶のラベルをスティーヴ オーナー醸造家に見せている。 スティーヴ オーナー醸造家が、木製の棚にずらりと並ぶワインの瓶を手で示しながら話している。 こげ茶色(こげちゃいろ)のパーティションの前で、スティーヴ オーナー醸造家がインタビューに答える。

テロップ: マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤード スティーヴ・マサイアソン オーナー醸造家

スティーヴ オーナー醸造家・英語: ワインビジネスにおいては、 40%をブドウ栽培、20%をワイン造り、40%をマーケティングに配分することだ。

映像説明: 木目調のカウンターの上に、漢字で「山幸」と書かれたラベルと、英文字で「ジュエル オブ トカチ」と書かれたラベル、2種類の瓶入りワインが並んでいる。それぞれの瓶の横に、赤ワインが入ったグラスが添えられている。

ナレーション: 十勝エリアのワイン産業をけん引する「山幸」。

映像説明: 木目調の壁の商談会場。壇上でえび茶色(えびちゃいろ)のジャケットを着た男性が発言している。

テロップ: ワインクラスター北海道 シニアソムリエ 阿部 眞久(あべ まさひさ) 代表理事

ナレーション: 北海道産ワインのマーケティング活動をおこなっている阿部さんは、さらなる海外展開ができると期待する。

映像説明: 商談会場の大理石の柱の前で、阿部代表理事がインタビューに答える。

阿部代表理事: ワインというのの1番の強みというのは、固有品種、その土地土地の、このブドウ品種しかないということだと思います。 (山幸は)北海道にしかない品種ですし、 強力な差別化ポイントを持った商品で、輸出のけん引役になっていくと、いうふうに僕は思います。

映像説明: 飾り棚に、表彰盾や写真、日本やカナダのミニチュアの国旗などが並ぶ部屋で、白髪交じりでメガネをかけた男性が、ラベルに「山幸」と書かれた瓶入りのワインをこちらへ見せている写真。(画像提供:北海道 池田町(いけだちょう))

ナレーション: 池田町(いけだちょう)の安井町長(やすい ちょうちょう)も、海外に向けて強くアピールしていきたいと話す。

映像説明: ベージュ色(いろ)の壁の前で、安井町長がインタビューに答える。

テロップ: 北海道 池田町(いけだちょう) 安井 美裕(やすい よしひろ) 町長

安井町長: 北海道のワインの、こう、優位性っていうものを、しっかりと海外に発信していきたい。 ま、とりわけ、あのー、(山幸は)独自品種であることの豊かな個性っていうのも、ま、強みだと思ってます。

映像説明: 白地に緑色(みどりいろ)で北海道の地図が描かれたCGの画面。南東部に位置する池田町(いけだちょう)を赤い星印で、また、その周辺地域を黄緑色(きみどりいろ)のだ円形(だえんけい)で示し、「十勝エリア」とテロップが付いている。次に、十勝エリアの南西部の位置に赤い太線が表示され、白い吹き出し線と文字で「日高山脈(ひだかさんみゃく)」の位置が示される。さらに、道南(どうなん)と道央(どうおう)の部分を3つのエリアに分ける、茶色、紫色、ピンク色のだ円形(だえんけい)が現れる。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 個性豊かな北海道産ワイン 小規模ワイナリーの魅力とは

ナレーション: 一方、山幸が生まれた十勝から、日高山脈を挟んで気候の異なる西のエリアでは、別の特徴を持ったワインが数多く存在する。

映像説明: 白地に緑色(みどりいろ)で北海道の地図が描かれたCGの画面。道南(どうなん)と道央(どうおう)で、分けられた3つのエリアのうち、最も南にある茶色のだ円形(だえんけい)に「函館エリア」とテロップが付き、小さな写真が現れて、画面いっぱいに拡大される。 こげ茶色(こげちゃいろ)の樽を3つ、山型に積んだモニュメント。上の樽には、ひらがなで「はこだてわいん」、下の2つの左側の樽には「ISO9001」、右側の樽には「認証取得」と書かれている。 夜景の写真と函館の「函」のロゴ、「夜景」という文字が書かれたラベルがある瓶入りのワインのアップ。

テロップ: 北海道 函館市

テロップ: はこだてわいん

ナレーション: 南西部に位置する函館エリアには、日本人(にほんじん)の味覚に合うワインにこだわり、50年の歴史を持つ、はこだてわいん。

映像説明: 白地に緑色(みどりいろ)で北海道の地図が描かれたCGの画面。函館エリアの北にある紫色のだ円形(だえんけい)に、「札幌近郊エリア」とテロップが付き、小さな写真が現れて、画面いっぱいに拡大される。 2階建てのピンク色の外壁に、白、赤、ロゼのワインの瓶が大きく描かれた建物の外観。外壁には縦書きの白い文字で「さっぽろワイン株式会社」と書かれている。 白いクロスが敷かれたテーブルに並ぶワイングラスに、黒い服を着た人の手が白ワインをついでいく様子。

テロップ: 札幌市

テロップ: さっぽろワイン

ナレーション: 道庁所在地である札幌近郊エリアには、海岸エリアの寒い気候で育った繊細なブドウの味わいが特徴の、さっぽろワイン。

映像説明: 雪に覆われた低い山の中腹に、たくさんの苗木が植えられているのが見える。たくさんの苗木をズームアップする。 テーブルに並べられた、ラベルに英文字で「HOUSUI(ホウスイ)」と書かれた瓶入りのワインのアップ、。

テロップ: 北海道 岩見沢市

テロップ: 宝水ワイナリー(ほうすいワイナリー)

ナレーション: 岩見沢市の寒い気候による、切れのある酸味を特徴とする宝水ワイナリー。

映像説明: 白地に緑色(みどりいろ)で北海道の地図が描かれたCGの画面。。札幌近郊エリアの西にあるピンク色のだ円形(だえんけい)に、「余市エリア(よいちエリア)」とテロップが付き、小さな写真が現れて、画面いっぱいに拡大される。 緑豊かなブドウ畑(ぶどうばたけ)。男性が整然と植えられたブドウの木の管理作業をしている。 緑豊かなブドウ畑(ぶどうばたけ)の別の一角。男性が椅子に座り、ブドウの木の管理作業をしている。(映像提供:北海道ワイン) 室内。寝かせたワイン樽を載せた銀色のラックが、ずらりと横1列に並んでいる。

テロップ: 北海道 小樽市

テロップ: 北海道ワイン

ナレーション: そして、個性的なワイナリーが多く集まっているのが、小樽市の西側に位置する、余市近郊エリア。総面積447ヘクタールからなる、日本最大のワイン用ブドウ畑(ぶどうばたけ)を保有し、国産ブドウだけを使用した、非加熱の生ワインにこだわる、北海道ワイン。

映像説明: も区目調のテーブルに置かれた、透明なワインクーラーに入れて氷で冷やされたスパークリングワインの瓶。ラベルには、英文字で「niseko(ニセコ)」と書かれている。 口がすぼまった細長い形のフルートグラスに、スパークリングワインをついでいる手元。

テロップ: 北海道 ニセコ町(ニセコちょう)

テロップ: ニセコワイナリー

ナレーション: ニセコ町(ニセコちょう)を訪れる外国人に人気だという、ニセコワイナリーのスパークリングワイン。

映像説明: 室内。天井まである木製の棚に、抽象画をラベルに使った黒っぽい瓶のワインが並んでいる。 一枚板のテーブルに、白ワインが入ったワイングラスが置かれている。

テロップ: 北海道 余市町(よいちちょう)

テロップ: モンガク谷ワイナリー (モンガクだにワイナリー)

ナレーション: 7種類のブドウを果汁段階で混ぜ合わせることで生まれる独特の奥深い(おくぶかい)味わいの白ワインが特徴の、モンガク谷ワイナリー。

映像説明: 白地に緑色(みどりいろ)で北海道の地図が描かれたCGの画面。「余市エリア」から小さな写真が現れて、画面いっぱいに拡大される。

ナレーション: このように、小規模ながら個性あふれる余市近郊のワイナリーの中で、

映像説明: 広大な雪原に、ブドウ栽培の支柱が無数に並び、手前に「Domaine Takahiko(ドメーヌ タカヒコ)」のロゴが入った看板が立っている。

テロップ: ドメーヌ タカヒコ

ナレーション: 特に注目されているのが、ドメーヌ タカヒコだ。

映像説明: 白いテーブルに置かれた2本のワインの瓶のアップ。いずれもラベルには英文字で「Nana‐Tsu‐Mori(ナナツモリ)」などと書かれている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 世界最高峰のレストランも採用! 日本の“旨味(うまみ)”のあるワイン

テロップ: 「ナナツモリ」

ナレーション: そこで造っているワイン「ナナツモリ」が、

映像説明: 草花の庭に囲まれた木造のレストランの外観の写真。ヨーロッパの片田舎を思わせる立地に、大きなガラス窓のある平屋造りの店舗が建っている。 白木を基調とした内装に、つる性の観葉植物があしらわれた、ナチュラルな雰囲気の店内の写真。(画像提供:NOMA(ノーマ))

テロップ: コペンハーゲン

テロップ: NOMA(ノーマ) ミシュラン3つ星(みつぼし) デンマークレストラン 「世界のベストレストラン50」で5度の世界一(せかいいち)獲得

ナレーション: 世界的に有名なミシュラン3つ星(みつぼし)を獲得したデンマークのレストランNOMA(ノーマ)に、日本ワイン(にほんワイン)として初めて採用されたのだ。

映像説明: コンクリートの3階建ての建物の外観。玄関のひさしに「余市町(よいちちょう)」と書かれている。建物の前の道路やひさしの上には雪が積もっている。

テロップ: 北海道 余市町(よいちちょう)

ナレーション: その仕掛け人(しかけにん)は、人口1万8,000人の余市町(よいちちょう)の齊藤町長(さいとう ちょうちょう)だ。

映像説明: 室内。「北海道 余市町(よいちちょう)」、「YOICHI」の文字がある、青と白の市松模様のバックボードの前で黒いジャケットを着た男性が黒いソファーに座り、インタビューに答える。

テロップ: 北海道 余市町(よいちちょう) 齊藤 啓輔(さいとう けいすけ) 町長

映像説明: 男性が、金髪の女性と並んでワインの瓶を胸の前に持ち、ポーズを撮っている写真。(画像提供:北海道 余市町(よいちちょう))

テロップ: NOMA(ノーマ) アバ・メース・リスト ヘッドソムリエ

齊藤町長: 北海道は、やはり、長い冬を乗り越えるために、ま、いぶしたり塩漬けにしたり、えー、というような、 保存食を作るというような、北欧のスタイルに似ているというような切り口から、 世界ベストレストラン、ちょうど北欧にありましたので、 そのNOMA(ノーマ)に、まずは、アプローチするというような、あー、手法をとったわけです。

映像説明: 室内。白髪交じりのあごひげを生やした男性が、ワイングラスに赤ワインをついでいる。男性の周りには、「Domaine Takahiko(ドメーヌ タカヒコ)」のロゴが入った白い段ボールケースがびっしりと積まれている。

テロップ: 北海道 余市町(よいちちょう)

テロップ: ドメーヌ タカヒコ 曽我 貴彦(そが たかひこ) 代表・栽培醸造責任者

ナレーション: 世界最高峰のレストランが認めたドメーヌ タカヒコのワインの魅力について、ワイナリーを立ち上げた曽我 貴彦さんは、こう語る。

映像説明: 「Domaine Takahiko(ドメーヌ タカヒコ)」のロゴ入りの段ボールケースが積まれた前で、曽我代表・栽培醸造責任者がインタビューに答える。

テロップ: ドメーヌ タカヒコ 曽我 貴彦 代表・栽培醸造責任者

曽我代表・栽培醸造責任者: 僕たちの、日本(にほん)の、やわらかい食の中には、やはり、余韻に旨味がある。 お出汁のような旨味がある。 えー、それはやはり、僕たち、日本人(にほんじん)の誇りですし、作ってきた、やはり、文化だと思っていて。

映像説明: 曽我代表・栽培醸造責任者が、テーブルに並べたワイングラスに赤ワインをついでいる。

テロップ: ピノ・ノワールに特化(とっか)

ナレーション: ドメーヌ タカヒコは、赤ワイン用の高級ブドウ品種「ピノ・ノワール」のみに特化した(とっかした)ワイン造りを行っている。

映像説明: たわわに実をつけたブドウの房(ふさ)の写真。

テロップ: ピノ・ノワール 世界でも栽培地域が限られる繊細な品種 余市町(よいちちょう)の気候が栽培に適している

ナレーション: 世界でも栽培できる地域が限られている繊細な品種だが、余市町(よいちちょう)の気候が栽培に適しているという。

映像説明: 薄茶色(うすちゃいろ)をした石壁の、寄せ棟屋根(よせむねやね)の建物の外観。アーチ形をした玄関の前は、石畳の中庭になっている。 金属製のワインラックに、黒っぽい色をした瓶入りのワインが大量に、寝かせて貯蔵されている。同様のラックが部屋の中にいくつも並んでいる。

テロップ: フランス ヴォルネイ

テロップ: ドメーヌ・ド・モンティーユ

ナレーション: 曽我さんの作るピノ・ノワールは、世界的に有名なフランスの老舗ワイナリー「ドメーヌ・ド・モンティーユ」の社長も驚いたという。

映像説明: 石積み(いしづみ)の壁とアーチ型の屋根の室内。寝かせたワイン樽が数十個積まれている前で、黒いジャンパーを着た白髪の男性がインタビューに答える。

テロップ: ドメーヌ・ド・モンティーユ エティエンヌ・ド・モンティーユ 社長

モンティーユ社長・フランス語: 余市町(よいちちょう)のドメーヌ タカヒコの曽我さんは、 北海道の大地を見事に表現した、ピノ・ノワールの真のパイオニアだ。

映像説明: ドメーヌ タカヒコの天井の高い室内。寝かせたワイン樽を載せたラックが、ずらりと並んでいる。曽我代表・栽培醸造責任者が、樽の1つに白いスポイトを差し込み、ワインを取り出している。 白いテーブルに置かれた2本のワインの瓶がアップになる。いずれもラベルには英文字で「Nana‐Tsu‐Mori(ナナツモリ)」などと書かれている。

テロップ: “旨味”のあるワイン

ナレーション: ピノ・ノワールを栽培し、「旨味」のあるワインを造るドメーヌ タカヒコ。その味を評価するのは、フランスだけではない。

映像説明: 曽我(そが)代表・栽培醸造責任者が、ワイングラスに赤ワインを滴らせている。ワインが滴らされているワイングラスにズームアップする。

テロップ: ドメーヌ タカヒコ 曽我 貴彦 代表・栽培醸造責任者

曽我代表・栽培醸造責任者(声のみ): 旨味とか、やわらかさっていうのは、みんなが食の中に求めている。 北欧のレストラン含めて、ま、僕たちのワインは、おかげさまで、今、ロンドンでも結構成功してる。 ニューヨークでも成功してる。

映像説明: 寝かせたワイン樽を載せたラックが、ずらりと並ぶ部屋。ワイングラスを手にしたスティーヴ オーナー醸造家と短髪の若い男性が話をしている。

テロップ: 余市町(よいちちょう) 地域おこし協力隊 マスターソムリエ 高松 亨(たかまつ とおる) さん

ナレーション: ドメーヌ タカヒコのワインについて、輸出をサポートするマスターソムリエは…。

映像説明: ベージュ色(いろ)の壁の前で、高松さんがインタビューに答える。

テロップ: 余市町(よいちちょう) 地域おこし協力隊 マスターソムリエ 高松 亨 さん

高松さん: ま、(余市町(よいちちょう)の)ワインのブランディングとしての、けん引役を担っています。 高品質なもの(ワイン)が余市ではできているっていうのを、しっかりと、はい、あのー、世界にも伝えれたらなと。

映像説明: 横なぐりの雪が吹き付けるブドウ畑(ぶどうばたけ)。 室内。寝かせたワイン樽を載せたラックが、ずらりと並ぶ部屋。 1950年代のワインが保存されている、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の地下のワイン貯蔵庫。 赤ワインが入ったワイングラスを斜めに傾けて持ち、ゆっくり回している手元。

ナレーション: さまざまなチャレンジの末、世界に知られるようになってきた北海道産ワイン。これまでにない新たなワインとして、存在感を増している。

映像説明: 雪景色の中に建つ倉庫の前で、曽我代表・栽培醸造責任者がインタビューに答える。

テロップ: ドメーヌ タカヒコ 曽我 貴彦 代表・栽培醸造責任者

曽我代表・栽培醸造責任者: やはり、僕たちのワインから、ま、日本(にほん)のカルチャー、文化、えー、伝統も含めて、ま、さっき言った旨味も含めて、やはり、感じてほしいので。 日本(にほん)の食文化を広める、ま、1つのツールになればなと思ってます。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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