インドで人気の国産コーヒー ‐日本進出で生まれるチャンス‐

2022年06月23日

最近、インド国内では、国産の豆を使用したコーヒーを提供するカフェや自宅で楽しめる缶や瓶入りのコーヒー飲料、焙煎豆も売られるようになっている。実は、インド南部ではコーヒーの生産も盛んで世界第6位の輸出量があるが、従来、他国でブレンド用に多く使われていた。こうしたなか、インドのコーヒーチェーンが、インド産コーヒーを広めようと日本市場に進出しようとしている。インドの市場の変化や日本市場との関わりから生まれる、新たなビジネスチャンスに迫る。

(10分10秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、色とりどりの衣類をつり下げた店が立ち並ぶ市場(いちば)の通りを大勢の人物が行き交っている映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。柄模様(がらもよう)のある白いワンピースを着ている。女性キャスターの左側に木目調の丸テーブルが置いてある。テーブルの上に植物をモチーフにした青い柄(がら)が描かれたカップがソーサーに載せられ置かれている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性キャスターのバストショット。女性キャスターの左側にソーサーとカップを置いた丸テーブルが置かれている。 コーヒーカップを手にする女性キャスターの手元。ソーサーとカップの縁(ふち)とカップの側面に植物をモチーフにした柄(がら)が描かれている。女性キャスターが話をする。 女性キャスターがカップを口元に運び、うなずいたあと、話を続ける。女性キャスターがカップをソーサーの上に戻す。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 今日のテーマはコーヒーです。香りが高くて酸味も効いていて、とてもおいしいですね。

映像説明: 左側に置いた丸テーブルにカップを戻した江連(えづれ)キャスターが体を正面に戻す。画面の左側に江連(えづれ)キャスター。右側に小型モニターがあり、赤茶色のシャツを着た人物が大きな黄色い袋を首の後ろから両肩に載せ歩いている映像、レンガ調の地面に座り赤や赤紫色のコーヒーの実を選別する数人の女性たちの映像、レンガ調の壁の建物内でピンクの服を着た女性が丸い籠からカーキ色(いろ)の四角い機械へコーヒーの実を移している映像、機械のなかでコーヒーの実が水で洗浄されている映像、アーチ状の棒が回転する鍋のなかでコーヒー豆がかき混ぜられている映像、こげ茶色(こげちゃいろ)の壁の建物内に設けられたカウンターで黒い服を着てマスクと紺色のエプロンを着けた男性が白いポットで湯を注ぎコーヒードリッパーでコーヒーをいれる映像、コーヒーサーバーに抽出されたコーヒーが滴り落ちる映像が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづ れ)キャスター: 世界有数の紅茶の産地のインドですが、実は南部を中心にコーヒーの栽培も行われています。インド国内でも、人気を集めつつあるインド産のコーヒー。いま、日本市場(にほんしじょう)にも進出しようとしています。

テロップ: インドで人気の国産コーヒー ‐日本進出(にほんしんしゅつ)で生まれるチャンス‐

映像説明: 曇り空の下、ビルが建ち並ぶ通り。奥に「M MORI」のロゴ文字を掲げた高層ビルが見える。通りにはグレーにモスグリーンのラインがある外壁の高架道路があり、外壁には真ん中の文字の大きさが大きくなっていく「ROPPONGI ROPPONGI」の立体看板が掲げられている。高架道路の下の通りを多くの車や複数の人物が行き交っている。 グレーのタイルの床とこげ茶色(こげちゃいろ)の壁や柱がある商業施設内。黒いスーツを着た男性を含めた数人の人物が設営中のカウンター周辺で話をしたりしている。4段の白い棚が設けられ、棚に水色や黄緑色(きみどりいろ)などの化粧箱が並び、棚の前の床に傘やかばんなどが置いてある。柱のそばの床にフタを開けたダンボール箱が置かれている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): インド発 カフェチェーン 海外初進出は日本

テロップ: 東京都 港区

映像説明: エスカレーターのそばの一角。設営中のカウンターの周りで黒いスーツを着た男性や黒い服を着た男性やグレーの服を着た女性を含む数人の男女が準備作業をしている。黒い服を着た男性がベージュの紙袋からガラス製の容器をカウンターの上に出している。カウンター外側の棚にベージュのスタンドパックが並べられ、カウンターの上にコーヒードリッパーやサインパネルなどの機械、カードリーダーなどが置かれている。 白い服を着てマスクをつけた女性がこげ茶色(こげちゃいろ)の柱のそばの床に置かれたダンボール箱から数個のキッチンペーパーが入った袋を持ち、ダンボール箱のなかを確認している。クジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI(ブルートーカイ)」と書かれた黒い丸い看板を掲げ、黄緑色(きみどりいろ)の化粧箱が置かれたカウンターのそばで作業をする白い服を着た男性や、左手で前方を指し示す青い服を着た男性とオリーブ色(いろ)の上着を着た男性が話をしている。

ナレーション: 5月。東京、六本木交差点近くにある、大規模商業施設。その一角で、慌ただしく開店準備に取り組む人たちの姿が。

映像説明: 有孔(ゆうこう)ボードの壁がある一角。4段ほどの白い棚に植物のイラストが描かれた黄緑色(きみどりいろ)の十数個の化粧箱が並べられている。青い服を着てマスクをつけた女性が中段に置かれた化粧箱を手に持ち上段に置きかえている。 エスカレーターのそばに設けられたカウンター。卓上ポットやノートパソコン、黒っぽい液体が入ったプラスチック製のポットなどが置かれたカウンター内で黒い服を着てマスクをつけた人物が腰を落とし、カウンターの下に設けられた銀色の冷蔵庫の扉を開け、中を確認している。

ナレーション: 次々と棚に商品が置かれていき、キッチンでも準備が。

映像説明: 光がさし込む窓があるこげ茶色(こげちゃいろ)の壁の商業施設内。壁面に白でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI(ブルートーカイ)」の文字が書かれた黒い円型(まるがた)の看板が掲げられている。ドリッパーを載せたコーヒーサーバーや卓上ポットなどが置かれた角(かど)が丸くなった四角い形をしたカウンター周りで複数の人物が作業をしている。 カウンターの上の一部にクジャクをモチーフにしたロゴが水色で描かれたガラスの壁が設けられ、カウンター外側の棚にベージュのスタンドパックが並べられている。壁際に設けられた4段の棚に青や黄緑色(きみどりいろ)の化粧箱やクジャクのロゴが書かれたベージュのスタンドパックが陳列されている。

テロップ: Blue Tokai Coffee Japan(ブルートーカイジャパン) インド産コーヒー豆の輸入 焙煎(ばいせん) 販売

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)の壁面に黒地に白でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ」の文字が書かれた黒い円型(まるがた)の看板が掲げられている。 壁際に設けられた白い棚のそば。白いTシャツを着てマスクをつけて白いトートバックを肩にかけた女性が棚に掲げられた説明文を書いた看板を見上げて眺めている。 棚に掲げた看板。動物のイラストと店のコンセプトが英語と日本語で書かれている。

テロップ: ※出店は2022年5月31日~(から)6月26日

ナレーション: ここは、あるインドの企業が、日本で初めて出店したコーヒー専門店。国内でのマーケティングのため、期間限定でコーヒーを提供している。

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)の壁際に設けられた角(かど)が丸くなった四角いカウンター。奥にある下りエスカレーターで降りてくる数人の人物が見える。ベージュ色(いろ)のカウンターの上にガラス製の容器が6個並べられている。それぞれにこげ茶色(こげちゃいろ)や薄い茶色のコーヒーの粉が入れられ、そばにベージュのスタンドパックが置かれている。カウンターの外側の棚にはベージュのスタンドパックが並んでいる。カウンター内に白いシャツを着て紺色のエプロンを着けた2人の男女を含めた5人の人物が立っている。全員マスクをつけている。 4段の棚に青や黄緑色(きみどりいろ)の化粧箱や店のロゴが入ったベージュのスタンドパックなどが陳列されている。 商品名が英語、各商品の説明が日本語で書かれたメニュー表。「SINGLE ESTATE」と書かれたカテゴリー欄に「Seethagundu Estate(シータグンドゥ エステート)」、「Harley Estate(ハーレー エステート)」、「Yelimadaloo Estate(イエリマダル エステート)」、「Attikan Estate(アティカン エステート)」、「Karadykan Estate(カラディカン エステート)」、「Vienna Roas‐Cauvery Peak Estate(ビエナ ロースト カウベリー ピーク エステート)」、「French Roast‐Attikan Estate(フレンチロースト アティカン エステート)」の7つの商品名が書かれている。

ナレーション修正案: 販売しているのは、シングルエステートと呼ばれる、7つの異なる農園で収穫された豆7種類と、

映像説明: 「BLEND」と書かれたカテゴリー欄に「JAPAN BLEND 茜」、「JAPAN BLEND 藍」、「JAPAN BLEND 菫」の3つの商品名が書かれている。

ナレーション: 日本限定(にほんげんてい)ブレンド豆、3種類。

映像説明: 黒い服を着て「BLUE TOKAI(ブルートーカイ)」の文字とクジャクのロゴが書かれた紺色のエプロンを着けた男性がカウンター内に立ち、白いポットで湯を注ぎ、ドリップコーヒーをいれている。 コーヒードリッパーから抽出されたコーヒーが滴り落ち、コーヒーサーバーにコーヒーが溜まっていく。 白い棚にピンクを基調としたクジャクをモチーフにしたイラストと「COLD BREW コールドブリュー」の文字が書かれたピンクと白の2色使いの化粧箱が数箱置かれている。箱の正面と上部に黒で店のロゴと店名が書かれた丸いシールが貼られている。 「BLUE TOKAI(ブルートーカイ)」のロゴが印刷された茶色の厚紙を巻いた茶色い紙コップにコーヒーが入れられ、白いカウンターに置かれている。

ナレーション: 厳選された豆を、浅煎りや深煎りで焙煎(ばいせん)したもので、気軽に楽しめるドリップバッグや、持ち帰りのコーヒーも提供している。

映像説明: 白い服を着て紺色のエプロンを着けた女性と黒い服を着て紺色のエプロンを着けた男性が立つカウンターの前。黒い服を着た女性はコーヒードリッパーに湯を注いでいる。グレーや赤茶色のチェック柄の服を着て眼鏡をかけてマスクをつけた男性が左手に「BLUE TOKAI(ブルートーカイ)」のロゴが描かれた紙袋を持ち右手にロゴが入ったベージュのスタンドパックを手に持ちながらインタビューに答える。スタンドパックには「JAPAN BLEND 菫」と書かれたラベルが貼られている。 グレーや赤茶色のチェック柄の服を着て眼鏡をかけた男性が黒い服に紺色のエプロンを着けた男性からコーヒーが入った紙コップを受け取り、笑顔で話をする。マスクをあごにずらし、紙コップを口元に運ぶ。

グレーや赤茶色のチェック柄の服を着た男性: こちらのコーヒー豆を買わせていただきました。 コーヒーが好きで、家でもあの、豆をひいて飲んでるんですけど、 インドのコーヒーっていうのが、あまり聞いたことがなかったので、ちょっと珍しくて店に寄ってみました。

映像説明: 紙コップを持ったグレーや赤茶色のチェック柄の服を着て眼鏡をかけた男性がカウンターのほうに視線を向けて話をして、再び紙コップを口元に運ぶ。

グレーや赤茶色のチェック柄の服を着た男性: おいしいですね。

映像説明: 水色のクジャクをモチーフにしたロゴが描かれたガラスの壁が設けられたカウンターの前。コーヒーをいれる黒い服を着た女性やカウンターを挟んで立つ白いシャツを着た男性や水色のシャツを着た男性、黒いスーツを着た男性など数人の男性が見える。カーキ色(いろ)の服を着てマスクをつけてコーヒーが入った紙コップを両手で持った女性がインタビューに答える。 カーキ色(いろ)の服を着た女性が紙コップを口元に運ぶ。

カーキ色(いろ)の服を着た女性: あ、ちょっと、きょう打ち合わせで通りかかったので、 後味に(余計な)酸味残らなかったので。 思ったより飲みやすくて。

映像説明: 有孔(ゆうこう)ボードの壁のそばに設けられた4段の白い棚。棚にはピンクや青、黄緑色(きみどりいろ)の化粧箱やベージュのスタンドパックが並んでいる。棚の前に立つ幾何学模様の紺色のワンピースを着てスマートフォンを持った女性が商品を眺めている。棚に並ぶ商品には黒い丸い店のロゴが描かれている。 白い棚の前に黒い服を着た男女が立っている。黒い服を着た女性が手に持ったベージュのスタンドパックを眺めたあと、棚に戻す。

ナレーション: コーヒー好き(ずき)のお客を中心に多くの人が手に取っていた。

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)の壁際に設けられたカウンター。黒い服を着て紺色のエプロンを着けた男性がガラスの容器に入ったコーヒーの粉を白いスプーンでドリッパーに移している。そばに黒い服を着て紺色のエプロンを着けた女性が立っている。 店のロゴが印刷された茶色の厚紙を巻いた茶色い紙コップがカウンターの上に置かれている。紙コップの向こう接客をする黒い服を着たスタッフが見える。

テロップ: スペシャルティコーヒー

ナレーション: 産地や製法にこだわった、いわゆる“スペシャルティーコーヒー”として今後、日本市場(にほんしじょう)での販路拡大を期待している。

映像説明: 青や黄緑色(きみどりいろ)、オレンジ色(いろ)の化粧箱やベージュのスタンドパックが置かれた白い4段の棚の前。店のコンセプトが英語と日本語で書かれた看板が棚に掲げられている。黒いスーツを着て眼鏡をかけてマスクをつけた男性がインタビューに答える。 エスカレーターのそばに設けられたカウンター。黒い服を着て紺色のエプロンを着けた男性がカウンター越しに立つ白いシャツを着た男性に手振りを交えて話をしている。2人ともマスクをつけている。 光がさし込む窓がある一角。カウンターがあり、4段の白い棚には色とりどりの化粧箱やベージュのスタンドパックが陳列され、店のコンセプトを掲げた看板が設けられている、カウンターと棚のあいだの通路をピンクの服を着て黒い帽子をかぶった女性が歩き、カウンターの中の様子を見ている。

テロップ: Blue Tokai Coffee Japan(ブルートーカイコーヒージャパン) 江刺 亮雄(えさし りょうゆう) CEO

江刺CEO: 今回、インドのコーヒー豆というのが、日本(にほん)では、今のところ 一般の方(かた)には、まだほとんど知られていないという状況があるなかで、 インドではこれだけ今現在、すばらしいコーヒー豆が流通しているんだということを、 広く一般の方(かた)にお伝えしたく催事をさせていただく運びとなりました。

映像説明: ベージュ色(いろ)のインド門。アーチ状の門の上部の壁面には「INDIA」の文字が刻まれ、上部にはドーム状の屋根がついている。インド門の奥に4本の柱に支えられたドーム型の天蓋が見える。インド門がある広場には葉が茂る樹木が植えられ、街灯が等間隔に設けられている。 インド門の前を横切る通りを多くの車やバイクが走行している。赤いゲートが設けられた道路の路肩に白い文字で「POLICE(ポリス)」と車体に書かれた赤と白の車両が止まり、そばで青や黄色(きいろ)の服を着た数人の人物が立ち、話をしているのが見える。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): インド発 カフェチェーン 国産コーヒーで挑戦

テロップ: インド

映像説明: 色とりどりの衣類がつり下げられた店が立ち並ぶ市場(いちば)。柄模様(がらもよう)のあるワンピースを着た女の子と手をつないだ「New York」と書かれた水色のTシャツを着た男性や「Original」と書かれた黒いTシャツを着た男性、花の模様が入ったグレーのTシャツを着た女性など、大勢の人物が行き交っている。通りの奥には茂った樹木が見え、通りの上に多くの電線が張られている。

ナレーション: インドといえば紅茶の産地として有名だが、南部ではコーヒーの生産も盛んだ。

映像説明: 樹木が茂った山。白い服の袖をまくって着て紺色のチェック柄の布地を頭に巻き、赤い布地をあごの下で結んだ女性が茂った葉をかき分け、枝に実ったコーヒーの実を収穫している。 赤や赤紫色のコーヒーの実が詰まっているクリーム色(いろ)の袋に収穫した実を入れる様子。

テロップ: 世界第6位の輸出量

ナレーション: 輸出量は世界第6位。

映像説明: レンガ調の地面に白い袋から赤や赤紫色のコーヒーの実を出している。奥に数袋の白い袋が置かれているのが見える。 茂った樹木が立ち、白い外壁の2階建ての建物が建つレンガ調の広場にコーヒーの実の山がいくつも置かれ、十数人の女性がコーヒーの実の山のそばに座って選別作業をしている。紺色の服を着た人物がゆっくり歩きながら作業の様子を眺めている。(映像提供 Blue Tokai Coffee Roasters(ブルートーカイコーヒーロースターズ))

テロップ: 多くは他国でのブレンド用

ナレーション: その多くはブレンド用に利用されてきた。

映像説明: 白い壁のビルの1階に大きな窓ガラスがあるカフェ。白い文字で「CaFé COFFee Day(カフェ コーヒー デイ)」と書かれた黒い看板が掲げられている。ガラス越しに店内で数人の客がテーブルで飲食をしているのが見える。 店内でテーブルに座る緑色(みどりいろ)の服を着た女性がスマートフォンを操作しながら何かを食べている。テーブルの上には飲み物が入ったグラスが置かれている。 別のカフェ。ガラス越しに見える店内にピンクのシャツや青いシャツなどを着た4人の男女が木製の椅子に座っている。

ナレーション: 一方、国内では、国産の豆を使用したコーヒーを提供するカフェやコーヒースタンドが増えてきている。

映像説明: スーパーマーケットの店内。「COFFEE(コーヒー)」と書かれた商品棚に薄い茶色の液体が入った瓶が陳列されている。瓶には青を基調としたフクロウをモチーフにしたロゴに「SLEEPY OWL(スリーピー オウル)」と白い文字が書かれた茶色や水色、赤のラベルがそれぞれ貼られている。 別の商品棚。「COLD BREW」、「JUST COLD COFFEE(ジャスト コールド コーヒー)」、「NESCAFE(ネスカフェ)」と書かれた色とりどりの缶が陳列されている。

ナレーション: スーパーでも自宅で楽しむための瓶や缶入りのコーヒー飲料、

映像説明: 黒いワイヤーラックの商品棚。パッケージにクジャクをモチーフにしたロゴが描かれたベージュのスタンドパックやフクロウをモチーフにしたロゴが描かれた色とりどりの化粧箱や缶、「NESCAFE(ネスカフェ)」と書かれた化粧箱や瓶が陳列されている。

ナレーション: 焙煎(ばいせん)したコーヒー豆なども売られている。

映像説明: 黒い壁に、黒地に白でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字が書かれた丸い看板が掲げられている。 トタン屋根の白い外壁の建物に「BAHRISONS BOOKSELLERS・BAHRI Kids(バリソンズ ブックセラーズ・バーリ キッズ)」の立体文字看板が掲げられている。画面左下の四角い枠にインドの地図。インドがオレンジ色で示されている。インドの北部に位置するハリヤーナー州が緑色(みどりいろ)で示され、南東部に位置するグルグラムが赤い星印で示されている。 白い壁の店内。壁面に円柱形(えんちゅうけい)のソースボトルが置かれた木製の棚、カウンターにコーヒーマシンや並べられたカップなどが置かれている。オレンジ色(いろ) のポロシャツを着て紺色のエプロンを着け、マスクと衛生キャップをつけた男性スタッフがプラスチック製の紙コップ用のフタを持ちながらカウンター越しに立つ水色のシャツを着た男性と話をしている。 コーヒーマシンが置かれたカウンター内で、オレンジ色(いろ)のポロシャツを着て(きて)紺色のエプロンを着け、マスクと衛生キャップをつけた男性スタッフがエメラルドグリーン色(いろ)のカップをコーヒーマシンの抽出口の下へ置く。カウンター内の奥に立つ紺色のエプロンを着けた数人のスタッフのほうへ視線を向ける。 コーヒーマシンの奥でオレンジ色のポロシャツを着た男性スタッフがベージュの紙袋を持ち作業をしている。コーヒーマシンの上部に備え付けられた透明のホッパーに、大量のコーヒー豆が入っている。

テロップ: Blue Tokai Coffee Roasters(ブルートーカイコーヒーロースターズ) 2012年創業 豆の仕入れ 焙煎(ばいせん) カフェの運営を一貫して行う(おこなう)インド企業

ナレーション: こうした国内市場の変化を受けて、2012年に創業したのが、Blue Tokai(ブルートーカイ)。豆の仕入れから焙煎(ばいせん)まで一貫して行うカフェチェーンで、インド産のコーヒー豆を100%使用している。

映像説明: 樹木の枝葉越しの黒い壁の建物の外観。白でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」と書かれた看板が掲げられている。 白い壁に額縁に入った植物のイラストが描かれた3枚の絵が飾られている店内。ガラス張りのショーケースにクロワッサンなどのパンが並び、4段ほどの木製の棚にコーヒー豆が入った白い袋が陳列されている。壁際に設けられたグレーの座面の椅子やベージュ色(いろ)の椅子と白いテーブルが置かれていて、数人の人物が座って食事をしている。天井からは水色のペンダントライトがつり下げられている。 オレンジ色(いろ)の服を着た男性と白い服を着た女性がテーブルに向かい合って座り、話をしている。2人とも青い紙コップを口元に運びコーヒーを飲んでいる。隣のテーブルには黒いTシャツを着て眼鏡をかけた男性が座りノートパソコンに向かっている。

ナレーション: 国内45ヵ所以上で経営するカフェには連日、多くの人が訪れ、流行に敏感な世代から、ちょっとした癒やしを求めるビジネスマンまで、幅広い客層から人気を集めている。

映像説明: 屋外に設けられた白いテーブル席。黒と赤の柄模様(がらもよう)の服を着て黒いキャップをかぶりサングラスをかけた男性が、白いフタが付いた青い紙コップとスマートフォン、黒い折り畳み財布を置いたテーブルに座り、手振りを交えてインタビューに答える。男性の背後には店のロゴと「SUMMER DRINKS(サマードリンクス)」の白い文字、グラスなどに入った6種類の飲み物の写真とメニューが書かれた木製の立て看板が置かれている。

テロップ: お客

客の男性・英語: ここ5~(から)6ヵ月でよく来るようになった。いいお店だね。 仕事のときにも、友人と会ったりするときにもいいし、 コーヒーがおいしいので味にひかれて来るようになった。

映像説明: 銀色のコーヒーロースター。網がついた円形の鍋に白いバケツからコーヒー豆が投入される。鍋の中心から伸びた3本の棒についたアーチ状の棒や板が回転している。 こげ茶色(こげちゃいろ)のコーヒー豆がかき混ぜられている様子。

テロップ: 豆へのこだわり

ナレーション: Blue Tokai(ブルートーカイ)の人気の理由の1つに「豆へのこだわり」がある。

映像説明: 光がさし込む窓がある白い壁の部屋。黒いコーヒーロースターが置かれている。コーヒーロースターには棚や円すい形(えんすいけい)、円柱形(えんちゅうけい)の機械や中心から伸びた3本の棒が回転する円形の鍋が設けられ、銀色のダクトのようなものが伸びている。コーヒーロースターの前の床には赤地に白い文字で「RED ZONE(レッドゾーン)」と書かれている。そばに白いバケツや銀色の円柱形(えんちゅうけい)の容器が置かれている。

ナレーション: 40もの生産者と直接取り引きして豆を仕入れ、自社で焙煎(ばいせん)をしている。

映像説明: 黒い作業台のある部屋。作業台にコーヒーの粉が盛られた十数個の白い器が並び、十数個のベージュのスタンドパック、透明の袋に入ったコーヒーフィルターや白いコーヒー豆などが置かれている。紺色のTシャツを着た男性が右手に持ったコーヒーの粉が盛られた白い器を小刻みに揺らしたあと鼻元に運び香りを確認している。白い器を作業台に戻し、左手に持っていたスマートフォンを両手で操作する。 ピンクのポロシャツを着た男性が白い器が並ぶ作業台の前で上半身をかがめながらスマートフォンを操作している。白い器にはコーヒーの粉が盛られている。 作業台の上に置かれたコーヒーの粉が盛られた白い器。 オリーブ色(いろ)のTシャツを着た男性が作業台に並ぶ白い器の1つを手に取り鼻元に運び香りを確認し、台に戻す。別の器を手に取り小刻みに揺らしたあと鼻元に運び香りを確認している。男性の奥にはガラスで仕切られたスペースがあり、に白いバケツや大きな袋、スチールラックが置かれている。

ナレーション: 焙煎(ばいせん)は、専門のトレーニングを受けたスタッフが行い、温度管理やひき方、風味を厳しくチェック。透きとおるような甘酸っぱさを持ったものや深みのあるものまで、産地ごとの味の個性も引き出している。

映像説明: 白い壁のオフィス内。ガラスで仕切られた部屋の隅にモニターが置かれている。黒いテーブルを囲みんで、オリーブ色(いろ)のTシャツを着た男性や緑色(みどりいろ)の三角形の柄模様(がらもよう)の服を着て眼鏡をかけた女性、グレーの服を着てグレーのキャップをかぶった男性を含む7人の男女が座り、話をしている。それぞれの人物の手元にノートパソコンが置かれている。 オリーブ色(いろ)のTシャツを着た男性が話をしたあとうなずいている。 グレーの服を着てグレーのキャップをかぶった男性を挟んで座るオリーブ色(いろ)のTシャツを着た男性と緑色(みどりいろ)の柄模様(がらもよう)のある服を着て眼鏡をかけた女性が話をしている。緑色(みどりいろ)の服を着た女性は手元のノートパソコンを操作しながら話をしている。 こげ茶色(こげちゃいろ)のチェック柄のシャツを着て眼鏡をかけた男性と白と黒のチェック柄のシャツを着た男性、デニムのシャツを着た男性が手元のノートパソコンを操作している。

テロップ: 世界有数の コーヒー消費国 日本

ナレーション: インド国内でのビジネスが拡大する一方で、海外進出も目指していた。最初に進出しようと考えたのが世界でも有数のコーヒー消費国、日本だった。

映像説明: 白い壁のオフィス内。ガラスで仕切られた部屋の隅に置かれたモニターの前に座るオリーブ色(いろ)のTシャツを着た男性が黒いテーブルを挟んで座るこげ茶色(こげちゃいろ)のチェック柄のシャツを着て眼鏡をかけた男性らに笑顔で視線を向けたあと、手元のノートパソコンに視線を戻す。 ロールスクリーンが掛かった白い壁の部屋。部屋の一角にクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字がある木製の立て看板が置かれ、壁面にある台にベージュのスタンドパックやオレンジ色(いろ)、薄い紫色の化粧箱の商品、観葉植物が置かれている。オリーブ色(いろ)のTシャツを着た男性が黒いテーブルに座り、インタビューに答える。 黒い機械に設けられた銀色の排出口からコーヒーの粉が銀色の容器に落ちていく。 コーヒーマシンが設けられたカフェのカウンター。オレンジ色(いろ)のポロシャツを着て紺色のエプロンを着けた男性スタッフを含む数人の人物が作業をしている。オレンジ色(いろ)のポロシャツを着て紺色のエプロンを着けた男性スタッフがコーヒーマシンの抽出口のある台の部分を水色の布で拭き、器具を取り付ける。 紫のシャツを着た人物がコーヒーマシンの抽出口の下に薄い水色のカップを置き、抽出されたコーヒーが注がれる。 白いテーブルに植物をモチーフにしたラテアートが施されたコーヒーが注がれた青いカップが置かれている。カップはスプーンと白と青のしま柄の小袋が添えられ、青いソーサーに載っている。そばに白い紙ナプキンが置かれている。

テロップ: Blue Tokai Coffee Roasters(ブルートーカイコーヒーロースターズ) マット・チタランジャン CEO

チタランジャンCEO・英語: カフェには多くの日本人(にほんじん)も訪れていて、 日本人(にほんじん)からの高い評価が日本進出(にほんしんしゅつ)へのヒントになった。 日本への土産品として買う人もいた。 日本は世界的にも消費規模が大きく、インド産が浸透していないからこそチャンスがあると確信した。

映像説明: 光がさし込む窓がある白い壁の部屋。スチールラックや黒い作業台にクジャクをモチーフにしたロゴが印刷されたベージュのスタンドパックが積まれている。グレーのTシャツを着て紺色のエプロンと衛生キャップとマスクをつけて青いゴム手袋をはめた男性従業員がスタンドパックの底の部分にシールを貼っている。 ロールスクリーンが掛けられた窓際に置かれたスチールラックの前。スチールラックにはオレンジ色(いろ)や黄緑色(きみどりいろ)などの化粧箱が並んでいる。チタランジャンCEOがうなずきながら立っている。

テロップ: 新たなインスピレーション

ナレーション: また、彼らにとって日本への進出は販路の拡大というだけではなく、新たな商品開発へのインスピレーションにもつながっている。

映像説明: ロールスクリーンが掛かった白い壁の部屋。部屋の一角にクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字がある木製の立て看板が置かれ、壁面にある台にベージュのスタンドパックやオレンジ色(いろ)、薄い紫色の化粧箱の商品、観葉植物が置かれている。チタランジャンCEOが黒いテーブルに座りインタビューに答える。 画面左側にクジャクをモチーフにしたロゴと「EASY POUR」と書かれた化粧箱と白いポットとコップを置いたオレンジの木製の窓際で白いシャツを着た人物がドリップバッグのコーヒーをいれている映像、画面右側に、「anchor to the cup」のテロップが表示されている。 グレーのテーブルにガラス製のソーサーとドリップバッグを付けたカップと黄緑色(きみどりいろ)の袋が置かれている映像に切り替わる。 画面左側に、オレンジ色(いろ)の化粧箱が置かれた白いテーブルで水色のカップにドリップバッグのコーヒーをいれている映像、画面右側に、「slowly pour hot water(スローリー プア ホットウォーター)」のテロップが表示されている。 光がさし込む窓にロールスクリーンが掛けられている部屋。窓際に大小のローラーが設けられた機械とスチールラックが置かれている。機械には白い四角いパーツが2列に並ぶシートが取り付けられ、赤く丸い持ち手(もちて)がついた棒状の機械が前後に動いている。スチールラックには黄色(きいろ)を基調とした模様に白いだ円の模様が描かれたシールがロール状になって置かれている。 「Das METAL DETECTOR(ダス メタル デテクター)」と書かれたガラス張りの四角い機械の下部のベルトコンベアから黄色い四角い袋が流れ出てくる。機械の上に「Fuso(フソ―)」と書かれた機械が置かれている。 ベルトコンベアから黄色(きいろ)と黄土色(おうどいろ)の2色の四角い袋が流れ出てくる。(映像提供 Blue Tokai Coffee Roasters(ブルートーカイコーヒーロースターズ))

テロップ: Blue Tokai Coffee Roasters(ブルートーカイコーヒーロースターズ) マット・チタランジャン CEO

チタランジャンCEO・英語: コロナ禍で始めたのが“ドリップバッグ”で、 日本では一般的かもしれないがインドでは、ほとんど見かけない。 日本から専用の包装機械を輸入し、 インドでドリップバッグの製造を始めた。

映像説明: ベルトコンベアから流れてきた黄色(きいろ)と黄土色(おうどいろ)の2色の四角い袋がクリーム色の床に置かれた透明の四角い容器に溜まっていく。 チタランジャンCEOが黄色い袋を持っている手元。そばにオリーブ色(いろ)のTシャツを着た人物が立っている。 白い壁の部屋。黄緑色(きみどりいろ)や水色の化粧箱が4箱並んでいる。化粧箱にクジャクと植物をモチーフにしたイラストが描かれ、クジャクをモチーフにした黒い丸いロゴと「EASY POUR」の文字が書かれている。 黄緑色(きみどりいろ)の化粧箱。クジャクをモチーフにした黒い丸いロゴと「EASY POUR」、「100%アラビカ豆 インド産スペシャルティコーヒー」、「アティカン産地」、「ミディアムダークロースト」などの文字が書かれている。

ナレーション: 自宅で高品質なコーヒーを飲みたいというニーズに着目した、Blue Tokai(ブルートーカイ)。彼らが求める利便性や品質の高さは日本の消費者のニーズにも対応していけると考えている。

映像説明: ロールスクリーンが掛かった白い壁の部屋。部屋の一角にクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字がある木製の立て看板が置かれ、壁面にある台にベージュのスタンドパックやオレンジ色(いろ)、薄い紫色の化粧箱の商品、観葉植物が置かれている。チタランジャンCEOが黒いテーブルに座りインタビューに答える。

テロップ: Blue Tokai Coffee Roasters(ブルートーカイコーヒーロースターズ) マット・チタランジャン CEO

チタランジャンCEO・英語: 以前から日本市場(にほんしじょう)には注目していた。 品質やデザイン性に対する意識が高く、 自分たちのブランドコンセプトと親和性があるように感じていた。

映像説明: ロールスクリーンが掛かった白い壁の部屋。部屋に銀色の箱型の機械と黄色い袋が流れるベルトコンベアがついた機械、半透明のケースや四角い袋が詰まった大きな透明な袋を置いたスチールラックが置かれている。窓際に腰の高さほどの黒い棚と白いバケツが置かれている。黄色い袋を持ったチタランジャンCEOとオリーブ色(いろ)のTシャツを着てマスクをつけて衛生キャップをかぶった男性従業員が話をしている。そばに赤いTシャツを着てマスクをつけて衛生キャップをかぶった男性従業員が立っている。 クジャクをモチーフにしたロゴが描かれた木製の立て看板が置かれた白い壁の部屋。奥に光がさし込む窓が見える。黒いテーブルに座るチタランジャンCEOがノートパソコンに向かい作業をしている。

ナレーション: 日本に積極的に進出しようとしているBlue Tokai(ブルートーカイ)。

映像説明: ブラインドが下ろされた大きなガラス窓がある灰色の壁の建物。灰色の壁にはダークグレーの金属に「Soup Stock」の文字が切り抜かれている看板の下に、たくさんのスープの写真が貼られているメニューがある。白と黒の背景に白抜きの文字で「Soup Stock」、 黒い文字で「TOKYO」と書かれたつり下げ看板が掲げられている。紺色のスーツを着てリュックを背負ったイヤホンを着けた男性と、黄緑色(きみどりいろ)の半袖シャツを着てリュックを背負った男性が通り過ぎていく。 白と黒の背景に白抜きの文字で「Soup Stock」、黒い文字で「TOKYO」と書かれたつり下げ看板のアップ。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 市場視察からビジネスヒント 日本のスープ専門店

テロップ: 東京都渋谷区

テロップ: スープストックトーキョー

ナレーション: そんな彼らが提携している日本企業(にほんきぎょう)の1つが、スープストックトーキョーだ。

映像説明: スープストックトーキョーの店内。白いタイルの壁際の棚にはスープカップが積み重ねて置かれている。透明アクリル板で仕切られたカウンターの中で白いシャツに黒いエプロンを着けた男性がお玉でスープを注いでいる。カウンターには「6.19 父の日」の文字が書かれ、スープの写真があるポスターが飾られている。 鍋が設けられたカウンター。奥にはスープカップが積み重ねて置かれている。カウンターで白いシャツに黒いエプロンを着けた店員が立ち、お玉でだいだい色のスープを白いスープカップに注いでいる。 木製のトレーの上にだいだい色のスープが注がれた白いスープカップが置かれている。そばに銀色のスプーンが添えられている。

ナレーション: スープ専門店として、都市部を中心に多くの店舗を展開。ほかにも、さまざまな食に関するブランドを手がけている。

映像説明: 白い壁際に木目調の大きな本棚がある部屋。そばに白い台の上に石こう像が置かれている。本田奈々の前には透明アクリル板で仕切られた木製のカウンターがある。黒い柄(がら)がプリントされた白いシャツに黒いジャケットを着てマスクをつけた男性が椅子に座り、白い机でノートパソコンを操作している。 黒い柄(がら)がプリントされた白いシャツに黒いジャケットを着てマスクをつけた男性がノートパソコンに向かっている表情。

テロップ: スープストックトーキョー 価値創造本部 齋藤 恭史(さいとう たかふみ) 本部長

ナレーション: ブランドコンセプトの検討のため以前から世界各国を視察し、新たな事業展開に生かしてきたが、2019年に訪れたインドで最新の食のトレンドに触れるなか、出会ったのがBlue Tokai(ブルートーカイ)のコーヒーだった。

映像説明: 白い壁際に大きな本棚がある部屋。そばに白い台の上に石こう像が置かれている。白いシャツに黒いジャケットを着てマスクをつけた齋藤本部長がインタビューに答える。 白い壁際に額縁に入った植物などが描かれた3枚の絵が飾られている室内の写真。青いシャツを着たチタランジャンCEOを含む5人の男性が木目調の机を囲みながら話をしている。濃紺のジャケットを着て眼鏡をかけた男性が机に置かれたダンボール箱の前に立ち、手振りを交えながら話し、木目調の机を挟んで座る2人の男性とチタランジャンCEOが眼鏡をかけた男性に目を向けている。濃紺のシャツを着て眼鏡をかけた男性は左手に持った白い機械を操作している。 木製の机が置かれた飲食店内の写真。白いシャツを着てひげを生やした男性がカレーのような食べ物を皿からスプーンですくっている。(写真提供 スープストックトーキョー)

齋藤本部長: 以前から関心を持って不定期に、あの、いろんな国に行ってるなかで、 Blue Tokai(ブルートーカイ)の方々ともお会いして、ま、実際にコーヒーを飲ませてもらって、 ものすごい感銘を受けた。

映像説明: 白い壁際に額縁に入った植物などが描かれた3枚の絵が飾られている室内の写真。青いシャツを着たチタランジャンCEOを含む5人の男性が木目調の机を囲みながら話をしている。濃紺のジャケットを着て眼鏡をかけた男性が机に置かれたダンボール箱の前に立ち、手振りを交えながら話し、机を挟んで座る2人の男性とチタランジャンCEOが眼鏡をかけた男性に目を向けている。濃紺のシャツを着て眼鏡をかけた男性は左手に持った白い機械を操作している。(写真提供 スープストックトーキョー)

ナレーション: 大きな刺激を受けたスープストックトーキョーは、CEOのマットさんと面談。彼らが日本への進出を目指していると知り、日本にはまだない商品として自社での取り扱いを考えたという。

映像説明: 白い壁際に大きな本棚がある部屋。そばに白い台の上に石こう像が置かれている。齋藤本部長がインタビューに答える。

テロップ: スープストックトーキョー 価値創造本部 齋藤 恭史(さいとう たかふみ) 本部長

齋藤本部長: “インドのコーヒー”っていうところで、 (一般的には)想像するインドのチャイとか、ミルクティーとか、あー、だと思うところを逆にコーヒーっていうところで、 あの、好奇心みたいな部分を満たせてるのかなと思いますし。

映像説明: 白い壁際に額縁に入った植物などが描かれた3枚の絵が飾られている室内の写真。青いシャツを着たチタランジャンCEOを含む5人の男性が木目調の机を囲みながら話をしている。濃紺のジャケットを着て眼鏡をかけた男性が机に置かれたダンボール箱の前に立ち、手振りを交えながら話し、机を挟んで座る2人の男性とチタランジャンCEOが眼鏡をかけた男性に目を向けている。濃紺のシャツを着て眼鏡をかけた男性が左手に持った白い機械を操作している。(写真提供 スープストックトーキョー)

ナレーション: 実際にBlue Tokai(ブルートーカイ)が日本を訪れた際には、市場視察や試験的なテイスティングの場も提供。現在は、一部の店舗でも販売している。コロナ禍でも積極的に事業展開する姿には、大きな刺激を受けたという。

映像説明: 白い壁際に大きな本棚がある部屋。そばに白い台の上に石膏像が置かれている。齋藤本部長がインタビューに答える。 白い壁際に額縁に入った数枚の絵が飾られている店内。2台のコーヒーメーカーとガラス製のショーケースが置かれ、商品が並べられている。店には多くの人が立っている。 コーヒーミルの上部に備え付けられた透明のホッパーに、大量のコーヒー豆が入っている。

スープストックトーキョー 価値創造本部 齋藤 恭史(さいとう たかふみ) 本部長

齋藤本部長: 今のタイミングで出るのかって、ものすごい驚きでしたね。 ま、ほか、ま、自分ら含め、国内でむしろコロナ(禍(か))になって 飲食で次の展開を動かしてるようなところなんて1社もなかったので、 現地でも、ま、お客様が離れないんだろうなというところを、まず感じたとともに、むしろ増えてったのかと思うと、 ものすごい、あの、われわれも学ぶべきとことか、あの、いっぱいあるのかなあと思ってました。

映像説明: 黒い窓枠の建物の外観。建物の中に黒い背景に黄緑色(きみどりいろ)でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字が書かれた黒い円型(まるがた)の看板が掲げられ、たくさんの商品が並べられているのが見える。建物の前の通路を数人の男女が行き交っている。

テロップ: 東京都 新宿区

映像説明: 店内。長方形をV字に連続して組み合わせた黒い柄模様(がらもよう)と白のツートンカラーの壁際の棚には種類豊富な調味料が並んでいる。透明アクリル板で仕切られたカウンター内を白いシャツを着て茶色いエプロンを着け黄色(きいろ)の帽子をかぶった男性店員が歩いている。透明アクリル板で仕切られたカウンターには白いシャツを着た男性が座っている。

テロップ: YELLOW(イエロー)

ナレーション: Blue Tokai(ブルートーカイ)との交流で得た刺激は日本国内(にほんこくない)での新たな事業展開につながった。スープストックトーキョーが運営するカレー専門店「YELLOW(イエロー)」。

映像説明: カウンター。奥には炊飯器や皿が積み重ねて置かれている。カウンターで白いシャツに茶色いエプロンを着けた店員が立ち、お玉でカレールーを水色の皿に注いでいる。水色の皿にはターメリックライスや緑色(みどりいろ)と茶色のカレールーが盛られている。

ナレーション: コロナ禍のなか、2021年3月にオープンした。

映像説明: 額縁が飾られた白と緑(みどり)のツートンカラーの壁際にはピンク色の透明アクリル板で仕切られた木製のテーブルが設けられ、ストライプのシャツを着た女性と黒と白の柄(がら)のある服を着た女性が向き合って座っている。ストライプのシャツを着た女性がカレーを口に運んでいる。 水色の皿に盛られたトマトカレーのアップ。 店の前。白い背景に黒い文字で「カレー専門店 YELLOW(イエロー)」と書かれ、中央にヒンディー語の文字が大きく表記された突き出し看板が掲げられている。

ナレーション: インドでは、宗教や文化的な理由で肉類を食べられない人でも、一緒に食事がとれるようメニューや店の設計に配慮している。それが、店舗のコンセプトにつながったという。

映像説明: 店内。白い壁に額縁に入った絵がたくさん飾られている。白いシャツに茶色いエプロンを着け、マスクをつけた男性がインタビューに答える。

テロップ: YELLOW(イエロー) コモレ四谷店 大西 俊 店長

大西店長: インドで、あの、ベジタリアンが緑(みどり)で、ノンベジタリアンが赤になぞらえているんですけど、 あの、うちのコンセプトは、そのどちらの方(かた)でも楽しんでもらえる場所にしたいっていう思いから、 あの、その、(光の三原色で)赤と緑(みどり)が交わると“黄色(イエロー)”になるっていうところで、“YELLOW(イエロー)”っていう名前を付けさしていただきました。

映像説明: 水色の皿に盛られたトマトカレーのアップ。 水色の皿に盛られた具だくさんのカレーのアップ。 赤い仕切りの前に設置された紺のテーブルにトマトカレーと具だくさんのカレーの、2種類のカレーとゆで卵や福神漬が盛られた青い皿が置かれている。そばにコーヒーが注がれたグラスが置かれていて、ストローが添えられている。

ナレーション: 店内では本場インドのように、ベジタリアン、ノンベジタリアンのカレー、それぞれを用意し、食後にはインド産コーヒーを提供している。

映像説明: 店内。白い壁に額縁に入った絵がたくさん飾られている。白いシャツを着て茶色いエプロンを着け黄色(きいろ)の帽子をかぶった男性店員がお客から注文を聞いている。木製のテーブルに白いシャツに黒い柄(がら)が入ったシャツを着た女性が座り、メニューを見ながら男性店員に注文している。隣の席で白いシャツに黒いワンピースを着た女性が髪の毛を結んでいる。

ナレーション: お客の反応も上々だという。

映像説明: 白い壁際に大きな本棚がある部屋。そばに白い台の上に石こう像が置かれている。齋藤本部長がインタビューに答える。

スープストックトーキョー 価値創造本部 齋藤 恭史(さいとう たかふみ) 本部長

齋藤本部長: 日本(にほん)でBlue Tokai(ブルートーカイ)のコーヒーを飲める場所が、 当時はわれわれの所しかなかったですし、 YELLOW(イエロー)でしか提供できない、Blue Tokai(ブルートーカイ)にしか提供できない 価値っていうものを与えられてるんじゃないかなあと思います。

映像説明: 白い外壁に、黒地に白でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字が書かれた円型(まるがた)の看板が掲げられている。 店内。白い壁に額縁に入った絵が飾られていて、棚には種類豊富な調味料が並んでいる。オレンジ色(いろ)のシャツを着て紺色のエプロンを着けた男性店員が青色の紙コップを青色のシャツを着た男性に差し出している。全員マスクをつけている。 グレーの座面の壁に設けられた椅子やベージュ色(いろ)の椅子と白いテーブルが置かれていて、数人の人物が座っている。オレンジ色(いろ)の服を着た男性と白い服を着た女性がテーブルに向かい合って座り話をしている。2人とも 青い紙コップを口元に運びコーヒーを飲んでいる。隣のテーブルには黒いTシャツを着て眼鏡をかけた男性が座りノートパソコンに向かっている。

ナレーション: 市場の変化を捉え、インド産コーヒーにこだわり、さまざまな展開を進めるブルートーカイ。

映像説明: YELLOW(イエロー)の店舗外観。店内に黒い背景に黄緑色(きみどりいろ)でクジャクをモチーフにしたロゴと「BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS(ブルートーカイコーヒーロースターズ)」の文字が書かれた円型(まるがた)の看板が掲げられ、たくさんの商品が並べられているのが見える。店の前を水色のパーカーを着た女性とピンク色のパーカーを着た男性が歩いている。 YELLOW(イエロー)の店内。長方形をV字に連続して組み合わせた黒い柄模様(がらもよう)と白のツートンカラーの壁際の棚には種類豊富な調味料が並んでいる。透明アクリル板で仕切られたカウンターに水玉模様のワンピースを着た女性と白いシャツに赤いボーダーが入ったシャツを着た男性が座っている。透明アクリル板で仕切られたカウンター内で白いシャツに茶色いエプロンを着け黒い帽子をかぶり、マスクをつけた男性店員が作業している。

ナレーション: 外国企業と提携することが、新たな事業展開へのヒントになったスープストックトーキョー。

映像説明: 赤い仕切りの前に設置された紺のテーブルにトマトカレーと具だくさんのカレーの、2種類のカレーとゆで卵や福神漬が盛られた青い皿が置かれている。 木製の棚。「BLUE TOKAI(ブルートーカイ)」と書かれた茶色いパッケージに「産地:カレデベラプラ」や「産地:YELLOW(イエロー)ハウスブレンド」などと書かれたシールが貼られた商品が置かれ、それぞれのそばに商品の説明書きのプレートが置かれている。

ナレーション: こうした交流が、将来的な海外展開にもつながることを期待している。

映像説明: 白い壁際に大きな本棚がある部屋。そばに白い台の上に石こう像が置かれている。齋藤本部長がインタビューに答える。 木製のトレーの上にだいだい色と茶色のスープが注がれた2つの白いスープカップが置かれている。茶色のスープにはレモンなどが添えられている。そばに銀色のスプーンが添えられている。

テロップ: スープストックトーキョー 価値創造本部 齋藤 恭史(さいとう たかふみ) 本部長

齋藤本部長: ま、こうやってできた関係性の中から始まることっていうのも大いにありますし、 スープっていう食べ物を扱ってますので、ま、世界中どこの国でもある食べ物なので、 われわれもいつか機会があれば(海外に)出たいなと思います。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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