ブラジルで日本酒を広めるには ‐“一合缶”の可能性を探る‐

2022年04月07日

南米のブラジルには2億人を超える人が暮らしている。現地では100年前から日本酒が造られてきたが、日本酒の知識はまだ十分に広がっておらず、需要拡大の余地が大きいとみられている。そこで日本からの輸出を増やそうとある実証事業が行われた。カギを握るのが“一合サイズ”、180mlの小さな缶だ。新たな消費者を取り込み、輸出拡大につなげることができるのか、その調査を追った。

(10分44秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑(みどり)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、雲が浮かぶ青空の下、外壁に両手を顔の前で組み、微笑む男性の絵が描かれているビルなどが建ち並ぶ映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。オフホワイトのワンピースを着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。画面の左側に女性キャスターが、右側に小型モニターがある。モニターには、街路樹が植えられた通りを数台の車が走り、横断歩道を多くの人物が行き交っている映像、料理を盛りつけた皿や一合缶6缶が並んだ木目調のテーブルで一合缶を手にした人物がワイングラスに日本酒(にほんしゅ)を注いでいる映像、別のテーブルに黒で漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれた白い一合缶2缶が置かれている映像が映し出されている。女性キャスターが話をする。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 日本から遠く離れたブラジル。そこで、日本酒(にほんしゅ)の販路拡大に向けた実証事業が行われています。カギを握るのは、180mlの一合サイズです。

テロップ: ブラジルで日本酒(にほんしゅ)を広めるには ‐“一合缶”の可能性を探る‐

映像説明: 上空から撮影した曇り空の下のビルが建ち並ぶ街並みの映像。展望台の下に展望レストランがあるだ円のような形をした高層ビルからズームアウトする。周辺にはたくさんのビルが建ち並び、ビルの合間に茂る木々(きぎ)が見える。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): ブラジルに日本酒(にほんしゅ)を 一合缶で広める

テロップ: ブラジル サンパウロ

ナレーション: 南米最大のメガシティー、ブラジルのサンパウロ。1,000軒を超える日本食レストランがあると言われる。

映像説明: 店内。黒い壁に木製の柱が取り付けられ、天井から「寿」、「福(ふく)」などと書かれた、たくさんの和紙製の白い球体の照明がつり下げられている。複数のテーブルに多くの男女が座り、食事を楽しんでいる。皿やプレートなどが積み置かれた棚が壁に設けられたカウンター内で白い調理服を着てマスクをつけた4人の店員が寿司を握っている。黒い服を着た店員がカウンターの前に立っている。店内の奥にさまざまな種類の酒瓶(さかびん)が並んでいるのが見える。

テロップ: TATÁ Sushi 寿司レストラン

ナレーション: その1つ、地元で人気のお寿司屋さん。

映像説明: ショーケースがあるカウンター内。白い調理服を着た4人の店員が握った寿司をショーケースの上に置いた波型の縁(ふち)をした木目調のプレートに盛りつけている。 壁面が鏡張りになった木目調の棚。「久保田」、「獺祭(だっさい)」、「南部美人」などと書かれたラベルがある四合瓶が6本並び、瓶の前にぐい飲みが置かれている。 壁面が鏡になったガラスの棚板(たないた)の上。「しぜんしゅ」、「純米吟醸 大雪(たいせつ)」、「さゆり」、「白鹿(はくしか) Snow Beauty」、「白鹿(はくしか) JUNMAI GINJO」と書かれたラベルがある日本酒(にほんしゅ)の瓶が5本並んでいる。 店内の一角。緑(みどり)を基調とした柄(がら)のある壁の前のテーブル席。長方形の皿や一合缶6缶が置かれたテーブルに座る白いポロシャツを着た男性がワイングラスを口に運んでいる。黒い服を着て眼鏡をかけた男性店員がそばに立ち、その様子を眺めている。

ナレーション: 目の前で寿司を握ってくれる高級店。日本酒(にほんしゅ)の品ぞろえも豊富だ。

映像説明: 白いポロシャツを着た男性がワイングラスを手に持ちながら店員に話しかけ、笑顔になる。手にしたグラスを上に挙げ、乾杯の仕草をする。グラスを左手に持ち替え、話しながら右手を挙げ、そばに立つ黒い服を着て眼鏡をかけた男性店員と握手をする。

白いポロシャツを着た男性・ポルトガル語: もっと、飲みたいな。 おいしい! ありがとう、乾杯!

映像説明: 店内。黒い服を着た店員が盆を手に持って歩いている。テーブル席に多くの男女が座り食事を楽しんでいる。 カウンター内。白い調理服を着た店員が柳刃包丁(やなぎばぼうちょう)でサーモンを切りつけしている手元。 胸元に六角形をモチーフにしたロゴと「TATÁ Sushi」の文字が書かれた白い調理服を着てビニールの手袋をした店員が青緑色(あおみどりいろ)の長方形の皿に手巻き寿司を盛りつけている。 サイコロ状に切ったサーモンが巻かれている。 カウンター内で白い調理服を着た5人ほどの店員が寿司を握っている。食事をする男女が座るテーブルの横で黒いスーツを着た店員と黒いTシャツを着た店員が話をしたあと、歩きだす。

ナレーション: 新型コロナウイルスの感染者数が減少したことで少し活気が戻りつつある。

映像説明: 白いシャツを着て黒いズボンをはき、マスクをつけた男性が、ショーケースがあるカウンターそばのガラス張りの出入り口から店内に入ってくる。入り口手前の道路に面した場所に波型の屋根にガラス張りの壁のスペースがあり、椅子とテーブルやカラーコーンが置かれている。白い調理服を着た店員が寿司を握るカウンターの前で、出迎えた黒いシャツを着て眼鏡をかけ、マスクをつけた男性と白いシャツを着て黒いズボンを履いた男性が抱き合って挨拶を交わし、談笑する。

テロップ: ジェトロ サンパウロ事務所 斎藤 裕之

ナレーション: この日、店を訪ねてきたのは日本酒(にほんしゅ)の実証事業を進めているジェトロ・サンパウロの斎藤裕之。

映像説明: 木目調のテーブルに一合缶のパンフレットや箸が載った長方形の仕切りのついた皿、寿司が並ぶ長方形のプレートが置かれている。テーブルに座る紺色の服を着た人物が一合缶のフタを開け、ワイングラスに注ぐ。 壁が鏡張りの木目調の棚に「久保田」、「獺祭(だっさい)」、「極聖(きわみひじり)」、「南部美人」などと書かれたラベルがある四合瓶が6本並び、瓶の前にぐい飲みが置かれている。隣の棚にはさまざまな種類の一升瓶が6本並び、瓶の前に陶器のマグカップが置かれている。 店内。黒い服を着た店員が歩いている。テーブルやカウンター席で多くの男女が食事を楽しんでいる。

ナレーション: 小さな缶に入った日本酒(にほんしゅ)を持ち込み、お客の反応を調査する。これまでは四合瓶や一升瓶が主流だった。しかし、量が多く、値(ね)が張るため、飲む人は所得の高い人に限られているという。

映像説明: 木目調のテーブルに黒で漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれた白い一合缶が2缶置かれている。フタの部分にはテープが貼られている。テーブルに座っている人物が扇子をテーブルに置き一合缶のそばに置かれたワイングラスを手に取る。 別のテーブル。「残草蓬莱(ざるそうほうらい) 純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)」、「純米吟 醸(じゅんまいぎんじょう)」などの文字や神奈川県の地図と説明文が書かれた一合缶、黒で漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれた一合缶、白い文字で「恵 いづみ橋(いづみばし)」と書かれた青いパッケージの一合缶など5缶が並んでいる。そばに一合缶のパンフレットが置いてある。

テロップ: 一合缶 180ml

ナレーション: そこで、提案したのが、この一合缶。180mlの飲み切りサイズ。種類も豊富だ。

映像説明: 亀をモチーフにした緑(みどり)のイラストが描かれた壁際のテーブル席。そばにあるカウンター内の棚にはさまざまな酒瓶(さかびん)が並んでいるのが見える。テーブルに座るピンクのTシャツを着た男性が漢字の「一」が書かれたロゴが入った一合缶を手に持ちながら黒い服を着て眼鏡をかけた店員に話をしている。

ピンクの服を着た男性・ポルトガル語吹き替え: おもしろいですね。 大きすぎないので、家やレストランで気軽に飲めそうです。

映像説明: 緑(みどり)を基調とした柄(がら)のある壁のテーブル席。白いポロシャツを着た男性が店員に話をしている。

白いポロシャツを着た男性・ポルトガル語吹き替え: 実用的でクールだし、 ガラスの瓶ほど重くないから デリバリーにも向いていそうだね。

映像説明: 店内の一角。テーブルで食事をする男女の奥に光(ひかり)がさし込むガラス張りの出入り口が見える。赤いだるまや一合缶を5缶置いた木目調のカウンター席に座る黒い服を着て眼鏡をかけた男性と斎藤が日本酒(にほんしゅ)を入れたワイングラスを前に話をしている。

テロップ: TATÁ Sushi ルイス・クラウジオ・モリ オーナー

ナレーション: 今回の調査に協力してくれた店のオーナーは。

映像説明: 赤いだるまや酒の入ったワイングラス、一合缶を5缶置いた木目調のカウンター席に座るモリオーナーが一合缶を手に取り、缶を眺めながら斎藤と話をしている。

モリオーナー・ポルトガル語吹き替え: ブラジルには、とても合っています。 少量でいろいろな種類が試せるので、日本酒(にほんしゅ)を知るのに理想的です。

映像説明: 料理を盛りつけた皿や一合缶が6缶並ぶテーブル。食事をする2人の人物がワイングラスを手に持ち、そばに立つモリオーナーとマスクをつけた斎藤と乾杯をする。 テーブルに「大吟醸純米酒(だいぎんじょうじゅんまいしゅ) 巖乃泉(いわおのいずみ)」、「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」、漢字の「一」のロゴなどが書かれた一合缶が5缶ほど並び、そばにワイングラスとパンフレットなどが置かれている。

ナレーション: お客やオーナーの反応を目の当たりにした斎藤は、一合180mlのサイズに手応えを感じていた。

映像説明: 移動する車内。こげ茶色(こげちゃいろ)のシートに座り、マスクをつけた斎藤がインタビューに答える。

テロップ: ジェトロ サンパウロ事務所 斎藤 裕之

斎藤(ジェトロ サンパウロ事務所): TATÁ Sushiに今、行ってきました。 家族で一緒に飲める、あるいはその家族のニーズによって、 えー、旦那様と奥様で違うものを飲むだとかそういったことも可能になるっていうことで、 えーと、やっぱりこう、相性がいいのかなっていうのは感じました。

映像説明: ビルが建ち並ぶ通り。店頭にさまざまな商品をつるしたり、ショーケースがある売店が歩道に建っている。歩道をピンクや白、カーキ色(いろ)などのTシャツを着た男女や青いワンピースを着た女性などが行き交っている。黄色いTシャツを着た男性がダンボール箱をたたんでいる。 街路樹を植えた通りを数台の車が走り、横断歩道を多くの人物が行き交っている。別の横断歩道を数人の人物が渡っている。 雲が浮かぶ青空の下。横断歩道の先にたくさんの板が組まれたオブジェがあり、奥にビルが建ち並んでいる。アンテナが屋上に立つビルの外壁に両手を顔の前で組み、微笑む男性の絵が描かれている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): ブラジルと日本酒(にほんしゅ) 消費動向は

テロップ: 人口 約2億947万人

ナレーション: そのブラジルは、日本の22.5倍もの広さがある。そこに2億以上の人が暮らす巨大な市場だ。

映像説明: 値札がある陳列棚。「東麒麟(あずまきりん)」、「黒松 白鹿(はくしか)」、「月桂冠」と書かれたラベルがある酒瓶(さかびん)、浮き文字で「酒」と瓶に刻まれたラベルに「純」と書かれた酒瓶(さかびん)が並んでいる。 黄緑色(きみどりいろ)を基調としたラベル、水色の縁(ふち)があるオレンジの円を植物の葉が囲むデザインの白いラベルにそれぞれ「東麒麟(あずまきりん)」と書かれた酒瓶(さかびん)が並んでいる。

テロップ: ブラジル産の日本酒(にほんしゅ)

ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)については消費される9割がブラジルでつくられたものだとみられている。日系人が多く暮らしていることから100年以上前から現地で造つくられてきた。

映像説明: ブラジル国旗のコンピューターグラフィックス画像と青空の下に立つキリスト像の映像を背景に「ブラジルへの日本酒(にほんしゅ)の輸出量」と題された棒グラフが表示される。縦軸の目盛りには0リットルから30万リットルまでの輸出量が5万リットル刻みで記されていて、横軸には2012年から2021年までの年数が記されている。2012年と2013年は10万リットルほどを横ばいに推移、2014年に 15万リットル超まで増加、2016年までを横ばいに推移、2017年に20万リットルほどまで増加したあと、2018年に微減するも2019年に25万リットルほどまで増加している。2020年は15万リットルを下回るまで大幅に減少し、2021年に25万リットル超まで急増している。 2012年の棒グラフに「11.5万」、2021年の棒グラフに「27.2万」と表示される。2021年の棒グラフと「27.2万」の文字が赤に変わる。(出所:財務省貿易統計を基に作成」

ナレーション: 一方で、こちらは、日本からの輸出量。新型コロナの影響が出ているが、それでも右肩上がりで増えている。

映像説明: 白いシャツに黒いスーツを着て眼鏡をかけた男性が並んだ酒瓶(さかびん)や赤いだるまが置かれた壇上で資料を映し出されたスクリーンを背にしてマイクを手に持ち、話をしている。数人の人物が話を聞いている。

テロップ: アデガ・デ・サケ アレシャンドレ・飯田 オーナー

ナレーション: ブラジルで、長年、日本酒(にほんしゅ)を販売しているアレシャンドレさん。

映像説明: 壁の一面がガラス張りになった別の会場。「東北のお酒」と題された画像が映し出された白い壁の前で白いシャツに黒いスーツを着て眼鏡をかけたアレシャンドレさんがマイクを手に持ち話をしている。カタカナの「コ」の字型に並べられた机に十数人ほどの男女が座り、話を聞いている。 マイクを手にした黒いスーツを着て眼鏡をかけたアレシャンドレさんが身振りを交えながら話をしている。スクリーンに「東北のお酒」の文字と現地の言葉で書かれた説明が映し出されている。

ナレーション: セミナーで講師を務めるなど、普及に貢献してきた。

映像説明: ブラジルのサンパウロ州を中心とした地図が貼られた白い壁の部屋。木目調の長机(ながづくえ)に黒いTシャツを着たアレシャンドレさんと黒いポロシャツを着た斎藤が並んで座り、話をしている。2人ともマスクをつけている。斎藤が相づちを打ちながら話を聞いている。

テロップ: アデガ・デ・サケ アレシャンドレ・飯田 オーナー

ナレーション: 都市部では需要が伸びているが、まだ、開拓の余地は大きいと言う。

映像説明: サンパウロ州を中心とした地図が壁に貼られた白い壁の部屋。木目調の長机(ながづくえ)に座るアレシャンドレオーナーが斎藤に話をする。 サンパウロの街。黒い袋がついた緑(みどり)のバケツが路上に置かれた横断歩道がある通りを多くの人が行き交っていて、路肩に設けられたテントで数人の人物が買い物をしている。奥の通りに球体3個がある照明がついた街灯が等間隔に設けられているのが見える。 サンパウロ州を中心とした地図が壁に貼られた白い壁の部屋。木目調の長机(ながづくえ)に座る飯田オーナーが話を続ける。 青空の下。建物の構想部分から撮影した白や鏡張りなどの高層ビルが建ち並ぶ街並み。片側4車線の幹線道路を多くの車が行き交っている。9棟ほどのビルの屋上にアンテナが設けられているのが見える。 サンパウロ州を中心とした地図が壁に貼られた白い壁の部屋。木目調の長机(ながづくえ)に座る飯田オーナーが話を続ける。

飯田オーナー: 非日系の方(かた)が多いんですよ。 80%のうちの、あの、ECのサイトで購入される、あの、お客様っていうのが非日系なんですよ。 ソムリエとか、(情報を伝える)人間の数がやっぱり少ない。 国の(広さの)割には、やっぱり全然少ないんですよね。 ブラジルっていうのは本当に広い国(くに)なんで、やはりこのそういう(日本酒(にほんしゅ)の)知識っていうのが行き届かない。

映像説明: TATÁ Sushiの店内。数多くのワイングラスが並んだカウンターにグラスを手に持った6人ほどの男女が座り、日本酒(にほんしゅ)が入ったグラスを口に運んでいる。黒い服を着てマスクをつけた男性があいだから手に持った酒瓶(さかびん)からワイングラスに日本酒(にほんしゅ)を注いでいる。 黒い布地で包んだ酒瓶(さかびん)からワイングラスに日本酒(にほんしゅ)を注ぐ人物の手元。 数多くのワイングラスが並んだテーブルに数人ほどの男女が座り、男性1人がグラスを口に運んでいる。 きらびやかなイヤリングをした女性がワイングラスを口に運ぶ。

ナレーション: 広大なブラジルで、多様な人に日本酒(にほんしゅ)を届けるにはどうしたらよいのか。

映像説明: 店内の一角。料理を盛りつけた皿や一合缶が6缶並んだ木目調のテーブルで一合缶を手にした人物がワイングラスに日本酒(にほんしゅ)を注いでいる。 食事をしている人物がテーブルに並ぶ「箱根山」、「いづみ橋(いづみばし)」などと書かれた一合缶5缶に手を伸ばし向きを変えたり、フタの部分を指先でたたいて示したりしている。そばに一合缶のパンフレットが置かれている。

ナレーション: 180mlの容量であれば、新しい提案につながる可能性がある。

映像説明: ロールスクリーンが掛った窓がある白い壁の部屋。絵画が壁に飾られ、壁際にあるこげ茶色(こげちゃいろ)の台に時計やパンフレットなどが置かれている。斎藤がインタビューに答える。

テロップ: ジェトロ サンパウロ事務所 斎藤 裕之

斎藤: われわれとしては、より手軽な価格帯。えー、また、あらゆるニーズに応えられるような機会の提供をといったことも含めて、 日本酒(にほんしゅ)の魅力に触れていただくような機会を作っていただくことが重要なのではないかと思います。

映像説明: 「白龍」、「神蔵(かぐら)」、「秩父錦」、「岩波」などと書かれたさまざまな種類の一合缶24缶が3段に積まれ、並べられている。それぞれの一合缶の下部には、漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): “一合缶”とは 開発者の思い

ナレーション: 飲みきりサイズの一合缶、その発想の原点は日本のスタートアップにあった。

映像説明: 白い壁の室内。黒いテーブルの上にさまざまな種類の一合缶24缶が3段に積まれ、並べられている。茶色い薄手のセーターに濃紺のジャケットを着てマスクをつけた男性がオレンジ色(いろ)のソファに座り話をしている。 黒いテーブルの上。さまざまな種類の一合缶が3段に積まれ並べられている。

テロップ: Agnavi(アグナビ) 玄 成秀(げん せいしゅう) CEO

ナレーション: 代表をつとめる玄さんは国内で、日本酒(にほんしゅ)の消費が落ち込むなか、酒蔵を支援するため、2年前に会社を立ち上げた。

映像説明: 白い壁の室内。黒いテーブルを前に、玄CEOがオレンジ色(いろ)のソファに座りインタビューに答える。 黒いテーブルの上。さまざまな種類の一合缶が3段に積まれ並べられている。 白い壁の室内。黒いテーブルを前に、玄CEOがオレンジ色(いろ)のソファに座り、話を続ける。

テロップ: Agnavi(アグナビ) 玄 成秀(げん せいしゅう) CEO

玄CEO: 日本人(にほんじん)の食習慣っていうのが大きく変わっている中で、 ま、やっぱりその食習慣に対応できる容器っていうのに四合瓶と一升瓶では耐えきれなくなったと思ってまして。 多分、今の一般的な人たちは、「日本酒(にほんしゅ)が飲まれなくなった」っていう言い方をするんですけれども、 日本酒(にほんしゅ)を飲むための、そのツールが、カジュアルに日本酒(にほんしゅ)を飲むようなスタイルっていうのが、やっぱりなかったわけでして。

映像説明: パソコン画面。「全国の優良銘柄を造る蔵元が集結。日本酒(にほんしゅ)「一合缶(R)」10缶飲み比べセットが新登場!」と題された画面が映し出されている。右側に「現在の支援総額 1,311,600円」、「支援者数 118人」などと表示され、左側には動画画面や種類の異なる一合缶10缶が映し出され、説明が書かれている。

テロップ: クラウドファンディング

ナレーション: 新しいスタイルを提案するため立ち上げたクラウドファンディング。

映像説明: 「リターン内容」と題された画面。上部にリターン内容の説明が書かれ、下部に種類の異なる一合缶10缶が上下5缶ずつ映し出されている。

ナレーション: その返礼品として採用したのが一合缶だった。

映像説明: プロモーション映像。画面左上に漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれている。窓辺に観葉植物がつり下げられた室内。窓際に設けられた木目調のローテーブルを囲み、4人の男女が座っている。デニムのジャケットを着た女性が立ち上がろうとしている。 黒い箱を受け取る手元。 3人の男女が座る木目調のローテーブルにデニムのジャケットを着た女性が黒い箱を置く。 デニムのジャケットを着た女性がローテーブルに置いた黒い箱のフタを開けると白い一合缶10缶が入っている。ローテーブルの上には器に入った菓子や白い皿に盛られたピザなどが置かれている。 紺のジャケットを着た男性が白い一合缶のフタを開け、隣の女性も白い一合缶のフタに指を置いている。 女性が左手に持ったピザを口に運ぶ。 ローテーブルの奥に座る紺のジャケットを着た男性が白い一合缶を飲み干し、少し離れた手前の籠のごみ箱に投げ入れる。 籠のごみ箱に白い一合缶を入れる様子。 白い一合缶を手に持つ笑顔の女性の隣に座る紺もジャケットを着た男性がテーブルに置かれた白い一合缶に手を添える手元。 2分割された画面。左側に白い一合缶を持つ手元、右側には赤のチェック柄の布地の上に白い一合缶を置く映像が映し出されている。映像が切り替わる。左側に白い一合缶で乾杯をする3人の人物の手元、右側には白い一合缶のフタを開ける手元が映し出されている。 窓辺に観葉植物がつり下げられた室内。窓際に設けられた木目調のローテーブルを囲み、3人の男女が座っている。手前の木目調のテーブルの上に、下部に青い線2本が入った白いとっくりと白いぐい飲みが置かれていて、そばに白い一合缶が置かれる。画面中央に「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン) BE FUN!!!」とテロップが表示される。(映像提供 Agnavi(アグナビ))

ナレーション: 小さな缶にすることで全国の地酒を取りまとめて消費者のもとに届けられる。この仕組みを応用すれば日本中(にほんじゅう)の酒を世界に届けることも可能だ。地元でしか知られていない小さな酒蔵の思いを一合缶に詰めたという。

映像説明: 白い壁の室内。黒いテーブルの上にさまざまな種類の一合缶24缶が3段に積み上げられ、並べられている。 黒いテーブルを前に、玄CEOがオレンジのソファに座りインタビューに答える。

テロップ: Agnavi(アグナビ) 玄 成秀(げん せいしゅう) CEO

玄CEO: 選択の幅が消費者にとって広がるわけですね。 それで知ってもらうことで、おいしい日本酒(にほんしゅ)っていうのを知ってもらって、そこのファンになってもらう。 ま、そういう仕組みづくりを作っていきたいなと思っていますね。はい。

映像説明: 淡いピンク色の花が咲いた樹木が風でかすかに揺れている。 曇り空の下。田起こし前の田んぼが広がり、奥には住宅が立ち、遠くには山並みが見える。 青空の下。上部が白く下部が板張りの壁で瓦屋根の1階建てと2階建ての建物が連なって建っている。木製の出入り口には格子窓の扉があり、壁には「清酒 帝松」などと書かれた幕が掲げられている。建物の前には「清酒 帝松」と書かれた菰樽(こもだる)が3樽(みたる)山型に積まれている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 一合缶に挑戦 酒蔵の思い

テロップ: 埼玉県 小川町

テロップ: 松岡醸造

映像説明: 酒蔵の中。薄緑色(うすみどりいろ)の大型の機械や上部がアーチ状のタンクなどが置かれている。グレーのセーターの上に背中や襟に「清酒 帝松」と書かれたこげ茶色(こげちゃいろ)の法被を着てマスクをつけた男性が、酒蔵の中を歩き、薄緑色(うすみどりいろ)の大きなタンクが並ぶ前で足を止め身振りを交えながら話をしている。

テロップ: 松岡醸造(まつおかじょうぞう) 松岡 奨(まつおか しょう) 専務

ナレーション: その一合缶を使うことに可能性を感じている酒蔵の1つが、埼玉県の小川町で180年続く松岡醸造。熟練の技と最新の低温発酵タンクでこだわりの酒造りを行っている。

映像説明: 木製の階段を上る松岡専務の足元。松岡専務が「サーマルタンク」などと書かれたタンクの上部にかけられている白い布を外す。 クリーム色(いろ)のタンクの中。クリーム色(いろ)の液状の米(こめ)が入っていて、表面には無数の小さな気泡が発生している。

松岡専務: こちらですね。 今、ちょっと実験的に造っているお酒になりますね。 こちらは、低精米。 あまりお米を削らないタイプの日本酒(にほんしゅ)になっております。 ちょうど発酵中になります。

映像説明: 棚の上。黒い酒瓶(さかびん)6本と緑(みどり)の酒瓶(さかびん)3本が並べられている。黒い酒瓶(さかびん)に、人物などのイラストがたくさん描かれた中央に「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」と書かれたラベルが貼られ、ネック部分には「ワイン用PRIMEUR(プリムール)酵母仕込の日本酒(にほんしゅ) MIKADOMATSU」と書かれたラベルが貼られている。瓶の前には、「新米新酒」「純米吟醸酒(じゅんまいぎんじょうしゅ) ケトハレ 720ml」 などと書かれ価格が表示されたプレートが置かれている。緑(みどり)の酒瓶(さかびん)には、「帝松 八面玲瓏」などと書かれたラベルが貼られている。 棚の上。「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の黒い酒瓶(さかびん)8本や「帝松 八面玲瓏」の緑(みどり)の酒瓶(さかびん)3本が並べられている。奥の壁際の棚には、さまざまな種類の酒瓶(さかびん)などが並んでいる。 板張りの壁の店内。松岡専務が笑顔でうなずいている。 棚の上。「日本酒(にほんしゅ) ワイン用 プリムール酵母」などと書かれた裏ラベルが見える「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の黒い酒瓶(さかびん)の横に一合缶が置かれている。一合缶には、人物などのイラストがたくさん描かれた中央に「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」と書かれ、下部に漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれている。 板張りの壁の店内。壁際の陳列棚や中央に設けられた陳列台に、さまざまな酒瓶(さかびん)が並んでいる。壁際の陳列棚の天板に、大きさの違う菰樽(こもだる)が数樽並べられている。奥には冷蔵ショーケース2台が置かれ、横にビニールシートが前に掛けられたカウンターがある。

ナレーション: これまでも、赤ワイン用の酵母を使うなど独創的な酒造りに挑戦してきた。新しく仕込んだ日本酒(にほんしゅ)を一合缶に詰めれば手軽に飲んでもらえる。新型コロナの感染拡大による影響もきっかけとなった。

映像説明: 酒蔵の中。奥に「サーマルタンク」などと書かれた大きなタンクがある。太い木柱(もくちゅう)の横で、松岡専務がインタビューに答える。

テロップ: 松岡醸造(まつおかじょうぞう) 松岡 奨(まつおか しょう) 専務

松岡専務: コロナ禍に入ってきて、どうしても飲食店さんが、あの、すごく、えー、ま、落ち込んでいって、そうするとやっぱり大容量のお酒が売れなくなって、 なんとか私たちも、えー、ま、小さなお酒でもいいので、いろんな人に飲んでほしいと思ったときに、えー、出てきたのが、あの缶だったということになりますね。

映像説明: 棚の上。左側に、「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の黒い酒瓶(さかびん)、右側には、「帝松 八面玲瓏」の緑(みどり)の酒瓶(さかびん)が置かれ、中央に「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の一合缶が置かれている。 「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の一合缶のアップ。

ナレーション: 海外への販売に関しても一合缶を使いたいと考えている。その理由が、缶のため取り扱いが容易なことと紫外線の影響を受けにくく品質の劣化を防げることだ。

映像説明: 酒蔵の中。奥に「サーマルタンク」などと書かれた大きなタンクがある。太い木柱(もくちゅう)の横で、松岡専務がインタビューに答える。 棚の上。左側に、「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の黒い酒瓶(さかびん)、右側には、帝松八面玲瓏の緑(みどり)の酒瓶(さかびん)が置かれ、中央に「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)。」の一合缶が置かれている。 酒蔵の中。奥に「サーマルタンク」などと書かれた大きなタンクがある。太い木柱(もくちゅう)の横で、松岡専務が話を続ける。

松岡専務: 日本(にほん)の、あー、いちばんフレッシュな状態を海外にそのまま届けることができると。 少量なので、ま、手を出しやすい。えー、かつですね、いい味わいっていうのに触れてもらえるということで、 えー、今後、非常に、あの、役立ってくるのかなというふうに思っておりますね。

映像説明: 1階に店舗を構えた中層ビルが建ち並ぶ通り。車道をグレーの乗用車が走行し、歩道をたくさんの人が歩いている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): ブラジルのニーズ 日本酒輸出(にほんしゅゆしゅつ)の可能性

テロップ: ブラジル サンパウロ

ナレーション: 再び、ブラジルのサンパウロ。

映像説明: スーパーマーケットの店内。酒瓶(さかびん)などが並べられた陳列棚の前で、胸元に赤い円の中に「丸海(まるかい)」と書かれた白い服を着て眼鏡をかけた女性と斎藤が手振りを交えながら話をしている。2人ともマスクをつけている。 広い通り沿いに建つ3階建てほどの高さの建物の門戸に向かって斎藤が歩いていく。

テロップ: ジェトロ サンパウロ事務所 斎藤 裕之

ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)を広めるため、斎藤は、この日も小売店やレストランを回り、調査を行っていた。

映像説明: 「藍染 AIZOME」と書かれた白い壁の横にある茶色い門戸の前で、白いシャツとデニムのズボンを着た男性と斎藤が、握手をし、抱き合って挨拶を交わす。2人ともマスクをつけている。

白いシャツとデニムのズボンを着た男性: おはようございます。

斎藤: おはようございます。よろしくお願いします。

映像説明: 白い壁の店内。壁際にシンクが設置され、壁棚にはさまざまな形の器が置かれていて、間接照明が施されているオープンキッチン。木目調のカウンターの奥の調理台で、胸元と袖口に「藍染 AIZOME」と書かれた黒い服を着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が寿司を握っている。 壁や天井、テーブル、椅子が木目調で統一された店内。奥の飾り棚や窓の棚に木の枝が飾られている。

テロップ: 藍染 和食レストラン

ナレーション: こちらは現地の食通に知られる和食レストラン。

映像説明: 白い壁の店内。木材が縦横にデザインされた壁に間接照明が施され、縦に3段、横に4列の12の枠に区切られた壁の飾り棚に種類の異なる酒瓶(さかびん)12本が並べられている。右側のオープンキッチンの木目調のカウンターのそばで、白いシャツとデニムのズボンを着た男性と斎藤が、カウンターに触れながら話をしている。2人ともマスクをつけている。 白い壁の店内。左側の壁際や中ほどに陳列棚が設置され、器などが並べられている。右側には冷蔵ショーケースが設置されており、つり棚にはさまざまな酒瓶(さかびん)が並べられている。

ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)と料理をペアリングさせたイベントを開催するなど、日本文化(にほんぶんか)を発信する拠点としての役割も果たしている。

映像説明: 壁や天井、テーブル、椅子が木目調で統一された店内。テーブル席に黒い服を着た女性が座っている。テーブルには、一合缶が5缶並べられ、ナプキンや箸置きに置かれた箸などが置かれている。そばに立つ白いシャツにこげ茶色(こげちゃいろ)のジャケットを着た男性が手振りを交えながら黒い服を着た女性に話をしている。2人ともマスクをつけている。

ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)が好きだという常連客に一合缶の感想を聞いてみた。

映像説明: 一合缶が5缶並べられたテーブル席に座る黒い服を着た女性が身振りを交えながら、そばに立つ白いシャツにこげ茶色(こげちゃいろ)のジャケットを着た男性に話をしている。 テーブルの上。「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」や「いづみ橋(いづみばし)」などと書かれた一合缶が5缶並べられている。 一合缶が5缶並べられたテーブル席に座る黒い服を着た女性が身振りを交えながら、そばに立つ白いシャツにこげ茶色(こげちゃいろ)のジャケットを着た男性に向かって話を続ける。白いシャツにこげ茶色(こげちゃいろ)のジャケットを着た男性がうなずいて話を聞いている。

黒い服を着た女性客・ポルトガル語吹き替え: ちょっと小さくて、量が足りないかもしれないわ。 でも、デザインが豊富で、とてもステキ。 短い時間でも、いろいろな種類が楽しめそうね。

映像説明: 漢字の「一」が書かれたロゴが入った白い一合缶を手に持ち、回しながら確認する手元。テーブルには「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」や「いづみ橋(いづみばし)」などと書かれた一合缶が5缶並べられている。

ナレーション: デザインに関心が高いなど、現場の声を聞くことで、ブラジルならではの傾向も見えてきた。

映像説明: 白い壁の店内の一角。木材が縦横(たてよこ)にデザインされた壁に間接照明が施され、縦に3段、横に4列の12の枠に区切られた壁の飾り棚に種類の異なる酒瓶(さかびん)12本が並べられている。白いシャツにこげ茶色(こげちゃいろ)のジャケットを着た男性と斎藤が椅子に座っている。白いシャツにこげ茶色(こげちゃいろ)のジャケットを着た男性が話をし、斎藤がうなずいている。

テロップ: 藍染 マルセロ・白石 オーナー

ナレーション: 現地で日本食協会(にほんしょくきょうかい)の会長を務めるレストランのオーナーは。

映像説明: 白い壁の店内の一角。白石オーナーが椅子に座りインタビューに答える。 白石オーナーが話をしているのを、隣で斎藤が椅子に座りうなずきながら聞いている。 白石オーナーが椅子に座り、話を続ける。

白石(しらいし)オーナー・ポルトガル語吹き替え: 180mlの日本酒(にほんしゅ)を持ってくるプロジェクトは価格の幅を広げるので、 新規の顧客の獲得につながると思います。 今年の10月には日本食(にほんしょく)を紹介するイベントを開催する予定です。 そこで盛り上げていきたいですね。

映像説明: スーパーマーケットの店内。奥に上の階へと続く階段がある。陳列棚に並べられたさまざまな酒瓶(さかびん)を眺めながら、胸元に赤い円の中に「丸海(まるかい)」と書かれた白い服を着て眼鏡をかけた女性と斎藤が話をしている。2人ともマスクをつけている。

ナレーション: 2週間に渡り、調査を行った斎藤。

映像説明: 木目調のテーブルの上。「巖乃泉(いわおのいずみ)」、「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」、「純米吟醸(じゅんまいぎんじょう)」などの文字や神奈川県の地図と説明文が書かれた一合缶、漢字の「一」が書かれたロゴと「ICHI‐GO‐CAN(イチ ゴー カン)」と書かれた一合缶、「いづみ橋(いづみばし)」と書かれた一合缶などが5缶並んでいる。奥には角皿(かくざら)が置かれ、人物の手元が見える。手前には「TATÁ SUSHI」と書かれたこげ茶色(こげちゃいろ)のコースターや角皿(かくざら)が置かれている。 木目調のテーブルの上に一合缶のパンフレットと、さまざまな種類の一合缶が5缶並べて置かれている。

ナレーション: 数本をまとめてパッケージとして売りたい、ブラジルならではのデザインが欲しいなど、改めて気が付く点も多くあった。一方で、販売価格を現地のニーズに合わせることができるのか、今後の課題も見えてきた。

映像説明: 白とクリーム色(いろ)の壁の部屋。奥の窓から光がさし込んでいる。斎藤が黒いソファに座り、インタビューに答える。

テロップ: ジェトロ サンパウロ事務所 斎藤 裕之

斎藤: 輸入手続きが難しいと、えー、いうのは、えー、ありますし、 こういった壁をですね、えー、一緒になって乗り越えて、 えー、これからもこの需要が高まるブラジル市場に対して、えー、挑戦、えー、っていうものを 日本(にほん)の蔵元様と、えー、インポーターの皆さんとで、えー、一緒になって、えー、続けていきたいなというふうに思ってます。

映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには、木目調のテーブルに「巖乃泉(いわおのいずみ)」、「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」、漢字の「一」のロゴなどが書かれた一合缶が5缶ほど並び、そばにワイングラスとパンフレットなどが置かれている様子、木目調のテーブルに一合缶のパンフレットや寿司が並ぶ長方形のプレートなどが置かれ、テーブルに座る紺色の服を着た人物が一合缶を手に取り、ワイングラスに注ぐ様子、TATÁ Sushiの店内の料理や一合缶が6缶並ぶテーブルで、食事をする2人の人物がワイングラスを手に持ち、そばに立つモリオーナーとマスクをつけた斎藤と乾杯をする様子が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 日本酒(にほんしゅ)になじみのない人でも一合サイズであれば手に取りやすいのではないでしょうか。今後、世界中に日本酒(にほんしゅ)が普及するきっかけになればと思います。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり))を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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