香港に美味しい関東4県の食品を! ‐東日本大震災から10年 進む規制緩和‐

2021年04月29日

日本の農林水産物・食品の輸出額が16年連続でトップの香港。このコロナ禍でも輸出額は順調に伸びている。その香港では、近年、東日本大震災以降に課してきた関東4県(千葉県・茨城県・栃木県・群馬県)の食品に対する輸入規制を段階的に緩和している。こうした機運をとらえ、これらの地域から即席そばセットやスイーツの輸出を目指す企業を取材した。

(12分25秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてあり、2階建ての船が走る港を手前に、高層ビルが立ち並ぶ様子が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。白い花柄のワンピースに、白いジャケットを着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性のバストショット。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 日本(にほん)の農水産品の輸出額が16年連続でトップの香港。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスター。右側に小型モニターがあり、大きな観覧車のある広場、千葉県と茨城県、栃木県、群馬県が緑色(みどりいろ)に塗りつぶされた関東・甲信越地方の白地図、白い作業服を着た人物が金串に刺したイチゴにボウルに入ったホワイトチョコレートをまとわせている様子、即席そばやかつお節、瓶入りのつゆを小さな段ボールに入れる手元が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: その香港では、関東4県の農水産品に対して、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)当初の規制が徐々に緩和されてきました。今回、こうした機運をとらえ、この地域から自社商品の輸出を目指している企業を追いました。

テロップ: 香港に美味しい(おいしい)関東4県の食品を! ‐東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)から10年 進む規制緩和‐

映像説明: スーパーマーケットの出入り口。マンゴーやイチゴのポスターなどが貼られている。紺色のポロシャツにカーキ色(いろ)のダウンベストを着た男性がインタビューに答える。男性はマスクをしている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本の食品 人気高まる香港

紺色のポロシャツにダウンのベストを着た男性・広東語吹き替え: いちごの旬の時期は、1ヵ月に2~(から)3回食べるかな。 特に古都華(ことか)(奈良県産)が好きです。

映像説明: 港。向こう岸にもやがかかったビル街がある。水面を4隻の船が走っている。手前には、色とりどりの2階建ての船が係留しており、コンテナがいくつか積まれている。

テロップ: 香港

ナレーション: 日本(にほん)の農林水産物・食品輸出額が年々増加している香港。

映像説明: 人通りの多い繁華街の一角。「SOGO(そごう)」の立体ロゴが掲げられた建物や「asics(アシックス)」などと書かれた看板などが設置された建物などがある。

テロップ: 2020年 香港への農林水産物・食品輸出額 約2,061億円 前年比1.2%増 出所:農林水産省「農林水産物輸出入情報」

ナレーション: 2020年は、およそ2,061億円だ。コロナ禍でも輸出額は減少するどころか、前年比で1.2%の伸びを見せた。

映像説明: ステンドガラスのような模様の外壁の建物の前。マスクを着け、黒いセーターを着た女性がインタビューに答える。

黒いセーターを着た女性・広東語吹き替え: 日本産(にほんさん)の卵は、茶わん蒸しや卵かけごはんで食べますね。

映像説明: 人通りの多い横断歩道を背景に「香港 日本産(にほんさん)鶏卵(殻付き)輸出額推移」と題された棒グラフが表示される。縦軸の目盛りには0円から50億円までの金額が10億円刻みで記されており、横軸には2010年から2020年までの年数が記されている。2011年に減少しているものの、2012年からは少しずつ増えており、2019年は約21.4億円、2020年は約44.5億円になっている。(出所:財務省統計を基に作成)

ナレーション: 特に近年、急激に増加しているのが卵の輸出額。なんと2020年は、前年の2倍以上だ。

映像説明: 人通りの多い横断歩道を背景に、竹ざるの上に卵が9つ載せられている写真と、白い皿に割られた生卵の写真が映し出される。

ナレーション: なぜ日本産(にほんさん)の卵の人気が香港で高まっているのか。卵を専門に扱う地元企業に聞くと…。

映像説明: ヤシの木が植えられている海岸のバーチャル背景の画面。青い空に白い雲が薄くかかっている。白いカーディガンを着た外国人女性がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 泰昌蛋莊(タイチョンダンツォン) 鍾 慧明(チョン ワイメン) マネージャー

鍾(チョン)マネージャー・英語: 日本産(にほんさん)の卵は、私たちにとって最も安全な選択肢。 生の卵をかけたごはんや、ほかの用途でも人気がある。

映像説明: 青いテーブルクロスの上に10種類(じゅっしゅるい)ほどの日本酒(にほんしゅ)が並べられている。それぞれ中国語の説明文と、香港ドルの価格が表示されたプレートがかけられている。 別の日本酒(にほんしゅ)の売り場。さまざまな日本酒(にほんしゅ)やおつまみが並んでいる。

ナレーション: 卵と同様に輸出額が伸びているのが、日本酒(にほんしゅ)。コロナ禍で居酒屋や日本食(にほんしょく)レストランなどの営業が制限されたにもかかわらず、伸びた理由について、

映像説明: 青白い壁で木目調の棚がある部屋。白いシャツを着てグレーの眼鏡をかけた男性が話をしている。

テロップ: Talent Choice 程 明暉(チェン メンファイ) 社長

ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)の卸売りとECサイトの運営を行う企業は…。

映像説明: 青白い壁で木目調の棚がある部屋。白いシャツを着てグレーの眼鏡をかけた程(チェン)社長がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

程(チェン)社長: 弊社の場合は、あの、個人向けの市場は、あの、まあ、結構あの、増えています。はい。

映像説明: テーブルに8種類ほどの日本酒(にほんしゅ)やおつまみが並べられている。それぞれ中国語の説明文と、香港ドルの価格が表示されたプレートがかけられている

ナレーション: 外出ができないことで、家飲みでの需要が増えたというのだ。

映像説明: スーパーマーケットの外観。「熊本ゆうべに」、「ゆめのか」、「あまおう」などと書かれたいちごのポスターが内側に貼られている。 円形の看板。「Sunny Boy」、中国語で「新利仔(シンリーツァイ)」と書かれている。その下に胸の部分にピンク色で「Sunny)」と書かれた水色のエプロンを着た男の子が描かれている。

テロップ: サニーボーイ

ナレーション: こちらは、香港で多店舗展開し、ECサイトも運営している、日本(にほん)の食品を扱うスーパーマーケット、サニーボーイ。

映像説明: 透明のフィルムに白い字で「JA(ジェイエー)香川県」と書かれたいちごのパック。9つ入りのものが2つ、箱に入っている。 菓子売り場の棚。どら焼きなどの菓子が並べられている。 白い壁のサニーボーイの店内。左側に、どら焼きなどのお菓子が置かれた棚、かぼちゃやりんごなどの果物が置かれた棚、右側に、即席のみそ汁や焼き肉のタレなどの日本の食品が置かれた棚がある。

ナレーション: 店頭には、日本産(にほんさん)のいちごやどら焼き、チョコレートなど、さまざまな日本(にほん)の食品が所狭しと並んでいる。

映像説明: 即席のみそ汁や焼き肉のタレなどの調味料が置かれた棚。マスクを着け、黒いパーカーを着た男性が商品を棚に陳列している。

テロップ: Sun Lee Laan(サン リー ラーン) 李 錦榮(レイ ガムウェン) 董事(ドンシー)

ナレーション: 店舗を経営する企業の責任者は…。

映像説明: 即席のみそ汁や焼き肉のタレなどの調味料が並ぶ棚。黒い服を着た李(レイ)菫事(ドンシー)がインタビューに答える。

李(レイ)董事(ドンシー)・広東語吹き替え: 香港人は日本(にほん)の食品が好きで、ラーメンなどもそうです。 そばは、結構、最近知られるようになりました。

映像説明: ハチミツ、チョコレートソース、強力(きょうりき)小麦粉などが並ぶ棚。

ナレーション: 日本(にほん)の食品への需要はますます高まっているようだ。

映像説明: 人通りの多い横断歩道の静止画を背景に、「香港政府による関東4県産食品に対する輸入規制の変遷」と題された表が表示される。画面左側に関東・甲信越の白地図。千葉県、茨城県、栃木県、群馬県が緑色(みどりいろ)で塗りつぶされている。右側に輸入規制の変遷が表示され、2011年には一部食品の輸入禁止など規制導入、2018年には一部食品の輸入禁止は条件付きで解除、2020年には輸入規制のさらなる緩和がされたことが説明される。

ナレーション: だが、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)発生後、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県の関東4県には、香港政府によって輸入規制がかけられた。段階的に解除されてきているものの、いまだ規制は残っている。

映像説明: 室内。中国語で、「関東4県食品専題展」と書かれた横断幕が掲げられ、木目調の棚には菓子などの食品がずらりと並べられている。 木目調の棚の前。薄いベージュの上着を着た男性が黄色い小袋を手に取りながら、黒いシャツを着た女性、ベージュ色(いろ)のコートを着た女性の話を聞いている。3人ともマスクを着けている。

テロップ: 2021年2月22日~(から)3月5日 関東4県食品サンプル展示・オンライン商談会 主催:ジェトロ

映像説明: 冷凍ショーケースの前。青いストライブ柄のシャツを着て眼鏡をかけた男性が、透明のビニール袋に入った食品を手に取りながら、ベージュ色(いろ)のトレーナーを着た女性、紫色のニットを着た女性の話を聞いている。3人ともマスクを着けている。

ナレーション: さらに、新型コロナの影響で新しい日本(にほん)の食品と出会う機会が減るなかで、ジェトロ香港は、関東4県の輸出促進のために、食品サンプルをバイヤーに直接、手に取って見てもらえるよう、企画展示会を開催。

映像説明: 企画展示会場内。青いストライプ柄のシャツを着て眼鏡をかけた男性、青いシャツを着て眼鏡をかけた男性、ベージュ色(いろ)のトレーナーを着た女性、紫色のニットを着た女性が机を囲むように座り、メモをとりながら話をしている。4人ともマスクを着けている。

ナレーション: 気になる食品を見つけたバイヤーたちは、それぞれの企業とのオンライン商談を行った。

映像説明: 小さな紙箱。「金色(こんじき)だしそば」などと書かれたラベルが貼られている。箱の中には、「常陸秋そば」と書かれたラベルが貼られたビニール袋に入った即席そば、瓶入りのつゆが入っている。

ナレーション: 香港のバイヤーたちの注目を集めたのが、この即席そばセット。

映像説明: 2階建ての建物。白い壁でできた一軒家のような外観。「かつをぶし」と筆文字で書かれた木彫りの看板が壁に掲げられている。入り口には、「かつをぶし」や「河津商店(かわつしょうてん)」と書かれた紺色ののれんがかかっている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): オール茨城で 出汁(だし)の美味しさ(おいしさ) 香港へ

テロップ: 茨城県 石岡市

テロップ: 河津商店(かわつしょうてん)

ナレーション: これで香港市場に打って出ようとしているのは、茨城県石岡市にある創業80年のかつお節専門店、河津商店(かわつしょうてん)。

映像説明: 室内。マスクを着け、薄いグレーの作業着を着て眼鏡をかけた男性が、かつお節を削る(けずる)箱型の機械の前に立ち、のぞき込むように下を見ている。機械で削られたかつお節が機械の下のほうから出てきて、床に置かれた木箱に集まる。

ナレーション: 老舗のかつお節専門店がかつお節ではなく、そばセット。その訳を聞くと…。

映像説明: 木目調の壁の室内。かつお節の商品が並べられた棚の前で、「河津削節店(かわつけずりぶしてん)」と書かれた紺色の法被を着て眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: 河津商店(かわつしょうてん) 川津 英之(かわつ ひでゆき) 社長

川津(かわつ)社長: 日本発(にほんはつ)のかつお、あるいは昆布出汁、天然出汁が 香港の人たちに、「こんなおいしいものがあるんだ」ということが伝えることができたらいいと思います。

映像説明: マスクを着け、薄いグレーの作業着を着た川津(かわつ)社長がかつお節を削る(けずる)機械の前に立ち、作業をしている。

テロップ: 出汁の美味しさ(おいしさ)

映像説明: 白い器に盛られたそば。かつお節や天かすなどが散らされている。

テロップ: 常陸秋そば

ナレーション: 川津(かわつ)社長は、出汁のおいしさを知ってもらうため、茨城名物、常陸秋そばに目を付けた。

映像説明: ベージュ色(いろ)の机。「金色(こんじき)だしそば」などと書かれたラベルが貼られた小さな紙箱や「常陸秋そば」と書かれたラベルが貼られた即席そば、瓶入りのつゆ、かつお節などがいくつも並べられている。

テロップ: 金色(こんじき)だしそば河津庵(かわつあん)

ナレーション: それを、本格的なだしで手軽に楽しめる、即席そばセットとして売り込むことにしたのだ。

映像説明: ベージュ色(いろ)の机。「常陸秋そば」と書かれたラベルが貼られた即席そば、瓶入りのつゆ、かつお節などがいくつも並べられている。

テロップ: “オール茨城“

ナレーション: このとき、川津(かわつ)社長がこだわったのは、オール茨城。食材も地元産、そして同じ茨城県の企業に協力してもらった。

映像説明: 屋根に太陽光パネルが設置された白い壁の建物の外観。入り口の上部には、「柿沼製粉(株)(かぶしきかいしゃ)第二工場直売所(だいにこうじょうちょくばいじょ)」と書かれた大きな白い看板が掲げられている。

テロップ: 茨城県 桜川市(さくらがわし)

テロップ: 柿沼製粉

ナレーション: そば粉は、桜川市(さくらがわし)に本社工場を構える柿沼製粉が担当。

映像説明: 両手にのせた薄い黄緑色(きみどりいろ)のそばの実。

テロップ: 茨城県産 そばの実

ナレーション: 茨城県産のそばの実を製粉。

映像説明: 工場内。大きな石臼の機械が反時計周りに動き、そばの実をひいている。

ナレーション: そのそば粉を河津商店(かわつしょうてん)の協力会社で製麺している。

映像説明: 薄い水色のブラインドが下ろされた室内。そばなどの商品が並べられた棚の前に、白い帽子をかぶり、薄いグレーの作業着を着た男性が立ち、インタビューに答える。 工場内。「常陸秋そば」と書かれた紙袋がいくつも積み重ねられている。 室内。「常陸秋そば」と書かれた白い袋に入ったそばが、クリーム色(いろ)のトレーにいくつも並べられている。いろいろなそばが取りそろえられている。 薄い水色のブラインドが下ろされた室内で薄いグレーの作業着を着た男性が話を続ける。

テロップ: 柿沼製粉 柿沼 勝雄 社長

柿沼社長: この茨城県のね、優良品種の常陸秋そばですね。 これを手前どもは製粉して商売しているんですけども、 近くのね、おそば屋さんとか麺屋さんには売ることはできてもね、海外に売るっていうのは、手段も分からないものですから、 本当に河津(かわつ)の商店さんの社長さんにはね、そういうね、あの、広く海外に広めていただくってことで、とても期待しているところでありますね。

映像説明: 木目調の机。奥に大豆が詰められた木箱、手前に「本かえし」と書かれ、白いフィルムが巻かれたボトルが5本置かれている。

ナレーション: また、そばつゆの素(もと)である、かえしを製造しているのは、

映像説明: 車道沿いに建つ大きな焦げ茶色(こげちゃいろ)の切妻屋根の建物。周りには木が植えられている。

テロップ: 茨城県 常陸太田市

テロップ: ヨネビシ醤油(しょうゆ)

ナレーション: 常陸太田市にある1800年創業の老舗、ヨネビシ醤油(しょうゆ)。

映像説明: 蔵の中。天井ほどの高さの大きな杉樽(すぎだる)がいくつも置かれている。

テロップ: 杉樽(すぎだる)を使った製法―

ナレーション: 杉樽(すぎだる)を使った昔ながらの製法を守り続けている。

映像説明: 蔵の中。マスクを着け、白い防水エプロンを着けて眼鏡をかけた男性が台の上に立ち、機械の上に載せた茶色い布のようなものを折り曲げている。

ナレーション: この企業もまた、河津商店(かわつしょうてん)の取り組みに賛同し、香港への輸出に大きな期待を寄せる。

映像説明: 蔵の中。マスクを着け、薄いグレーの長袖を着た男性が杉樽(すぎだる)の前に立ち、インタビューに答える。

テロップ: ヨネビシ醤油(しょうゆ) 石川 克彦 専務

石川専務: 輸出というものについて、いろいろ今まで取り組んできましたけれども、なかなか、それがうまくできませんで、 今回、河津(かわつ)(商店)さんの方で輸出に向けて、かえし(そばつゆの素(もと))を使っていただけるということで、 これからも、ますます努力してですね、良い物を河津(かわつ)(商店)さんの方に提供していきたいというふうに考えております。

映像説明: 「金色(こんじき)だしそば」と書かれたラベルが貼られた紙箱。3分割された画面が表示され、左側の枠にヨネビシ醤油(しょうゆ)の石川専務、中央の枠に河津商店(かわつしょうてん)の川津(かわつ)社長、右側の枠に柿沼製粉の柿沼社長がそれぞれ映し出される。 木目調の机。白いお椀に盛られたそばや袋に詰められた即席そば、かつお節などが、焦げ茶色(こげちゃいろ)のランチョンマットの上に並べられている。

ナレーション: この3社がタッグを組んで商品化した即席そばを、河津商店(かわつしょうてん)の川津(かわつ)社長がバイヤーに売り込む。

映像説明: 白い器に盛られたそばの写真を背景に2分割された画面。左上の枠に、「金色(こんじき)だしそば」の箱を持ち、内容を説明する河津商店(かわつしょうてん)の川津(かわつ)社長、右下の枠に、白いマスクを着けて眼鏡をかけた女性が映し出され、話をしている。

ナレーション: ECサイトなどを運営する、サニーボーイのバイヤーと行った商談会の結果は…。

映像説明: 木目調の壁の室内。かつお節の商品が並べられた棚の前で、川津(かわつ)社長がインタビューに答える。

川津(かわつ)社長: すごく前向きにお話をしていただいて、とてもびっくりしています、私自身。 日本(にほん)の、この出汁(だし)が香港の方(かた)の作る料理のところと、どういうふうにマッチングしてくのか、 その辺を聞いてみたりして、次の商品の開発にもつなげてみたいなとは思っております。

映像説明: サニーボーイの店内。焼肉のたれや即席みそ汁などの日本の食品がたくさん並ぶ棚の前で、黒いパーカーを着た李(レイ)菫事(ドンシー)が話をしている。

ナレーション: 商品に興味を持ったサニーボーイの責任者は…。

映像説明: サニーボーイの店内。焼肉のたれや即席みそ汁など日本の食品がたくさん並ぶ棚の前で、李(レイ)董事(ドンシー)がインタビューに答える。

李(レイ)董事(ドンシー)・広東語吹き替え: 最近、新型コロナで、あまり外出できない状況で、 夜、お腹(おなか)がすいたときに食べる、本格的な即席そばは、いいチョイスだと思います。 総代理店の話が進められたら、当店だけではなく、 スーパーや百貨店などにも広げていけるのではないかと思います。

映像説明: 連子格子(れんじこうし)のレストランの外観。左側に、百樂潮州酒樓(バッロッチウジャウツァウラウ)と書かれた立体看板が掲げられている。表(おもて)に料理の写真などのパネルが貼られている。 白い机の上。揚げ物や肉料理など3品の潮州料理(ちょうしゅうりょうり)が並べられている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 栃木県産とちおとめ スイーツで香港に挑む

テロップ: 百樂潮州酒樓(バッロッチウジャウツァウラウ)

ナレーション: こちらは、香港にある観光客に人気のレストラン。

映像説明: えんじ色(いろ)の壁の百樂潮州酒樓(バッロッチウジャウツァウラウ)の店内。白いテーブルクロスが敷かれた丸い机が10卓ほど設置されている。

ナレーション: 経営しているJXRは、コロナ禍による家庭需要の高まりを受け、EC事業を立ち上げる。

映像説明: 百樂潮州酒樓(バッロッチウジャウツァウラウ)の店内。紺色のスーツを着た男性、白いジャケットを着て眼鏡をかけた男性が白いテーブルクロスが敷かれた丸い机で椅子に座り、うなずきながら話を聞いている。

テロップ: JXR 李 穎彤(レイ ウェントン) 部長

ナレーション: そこで売る、香港に流通していない日本(にほん)の食品を探すために、商談会に参加した。

映像説明: 百樂潮州酒樓(バッロッチウジャウツァウラウ)の店内。紺色のスーツを着た男性の隣に座る、白いジャケットを着た李(レイ)部長が赤い箱を手に取りながらインタビューに答える。

李(レイ)部長・広東語吹き替え: 試食しましたが、断面が見える商品をあまり見かけたことがないし、おいしかったです。

映像説明: 個包装された菓子や菓子箱、説明書が白い机に並べられている。いちごを模した、赤と緑の箱や風呂敷包みには、「恋するいちご」、「栃木県産とちおとめ100%使用」などと書かれている。箱や説明書には、漢字の「苺(いちご)」をモチーフにしたロゴマークが描かれている。

テロップ: 恋するいちご

ナレーション: その商品が、こちらの「恋するいちご」。

映像説明: バットに敷き詰められたいちご。白いゴム手袋を付けた手で、1つ1つ、いちごを立てて並べている。

ナレーション: 使用するのは栃木県産とちおとめ。

映像説明: いちごが並べられた12枚のバット。フリーズドライのいちごを一つずつ金串に刺している。金串に刺したいちごにホワイトチョコレートを薄くコーティングし、白い板に立てて乾燥させている。

ナレーション: 旬の時期に収穫した、とちおとめをフリーズドライ。甘みと酸味を生かすため、ホワイトチョコレートを薄めにコーティングしている。

映像説明: 金串に刺され、ホワイトチョコレートを薄くコーティングしたいちごが立てられた白い板が並べられている棚。

ナレーション: この「恋するいちご」を製造・販売しているのは、

映像説明: 3階建てと2階建ての茶色い建物が連なった建物の外観。エントランスの前には黄色い花が植えられた円形花壇がある。 「フォーシーズン静風」、「FOUR SEASONS SEIFU(フォー シーズンズ セイフウ)」の文字と、ハートや花をモチーフにしたロゴマークが書かれた立体看板が掲げられている。

テロップ: 栃木県 真岡市

テロップ: 静風(せいふう)

ナレーション: 栃木県真岡市の静風。ウェディング事業などを行う企業だ。

映像説明: 「恋するいちご」の箱と小分け袋がうぐいす色の机に並べられている。いちごを模した、赤と緑の箱の前には小分け袋が2つ並べられている。透明の袋からは、フリーズドライ加工のいちごの断面がのぞいている。

ナレーション: なぜ、スイーツを作ろうと考えたのだろうか。

映像説明: 観葉植物や照明器具が置かれた、ガラス張りの室内。黒のスーツを身に着け、眼鏡をかけた男性がクリーム色(いろ)のソファーに座り、うなずきながらインタビューに答える。

テロップ: 静風(せいふう)  田辺 幸夫 支配人

田辺支配人: 何か地元の名産を使ってできないかということで、 とちおとめの日本一の産地でございますので、そちらを使ったスイーツ菓子を何かできないかということで、開発をいたしました。

映像説明: ウェブサイトの画面。「苺が主役。」と題されたサイトで、「恋するいちご」が紹介されている。画面を下へスクロールすると、生のいちごとともに撮影された商品写真が掲載されている。写真右側には、価格や「商品を購入する」ボタンが表示されている。 「恋するいちご」の小分け袋が5つ、うぐいす色の机に並べられている。透明の袋からは、フリーズドライ加工のいちごの断面がのぞいている。

ナレーション: 国内での人気も広がり、香港市場への期待も高まっている。

映像説明: 「恋するいちご」の箱と小分け袋がうぐいす色の机に並べられている。いちごを模した、赤と緑の箱や巾着袋(きんちゃくぶくろ)の前には、小分け袋が5つ並んでいる。 フリーズドライ加工のいちごの断面が大きく映し出される。 観葉植物や照明器具が置かれた、ガラス張りの室内。田辺支配人がインタビューに答える。

田辺支配人: 香港は非常に、あの、日本(にほん)のいちごが喜ばれるということを聞きましたので、 味、風味ともに喜んでいただけるお菓子ではないかなということで、 香港に是非、輸出したいと思いました。

映像説明: 「恋するいちご」の箱と小分け袋が白い机に置かれている。いちごを模した、赤と緑の箱や風呂敷包みの前には、袋と説明書が並べられている。箱や説明書には、漢字の「苺(いちご)」をモチーフにしたロゴが描かれている。

ナレーション: 静風(せいふう)がこの商品で香港市場に打って出るのは、地元のいちご農家にとっても大きな意味を持つ。

映像説明: 葉が茂った茎の先に、赤く色付いたいちごが実っている。 収穫されたいちごが白い平皿に盛られている。

ナレーション: 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)から10年。加工品には規制がかかっていないが、関東4県産の生いちごを香港に輸出するには、放射性物質検査証明書などが必要とされている。

映像説明: いちごが実るビニールハウスの中。チェック柄のシャツを身に着け、キャップ帽をかぶった男性が腰をかがめながらいちごの葉を取り除いている。

テロップ: 栃木県 真岡市

テロップ: 舘野いちご園

映像説明: ビニールハウスの中。チェック柄のシャツを身に着け、キャップ帽をかぶった男性が腰をかがめながらいちごの葉を取り除いている。

テロップ: 舘野いちご園  舘野 裕重(たての ゆうじ) 代表

ナレーション: そのため、いちご農家は静風(せいふう)の取り組みに期待を寄せている。舘野いちご園の代表は、こう語る。

映像説明: いちごが実るビニールハウスの中。チェック柄のシャツを身に着け、キャップ帽をかぶった舘野代表がインタビューに答える。

舘野代表: 検査をすれば、影響がないっていうのは多分分かってもらえるとは思うんですけれども、 単なる、その風評被害だけで、実情を知らないで評価されるっていうことに関して、やっぱり悲しい気持ちですよね。

映像説明: いちごが実るビニールハウスの中。赤く色付いたいちごや、まだ熟していない緑色(みどりいろ)のいちごがなっている。 舘野(たての)代表が、手作業でいちごを一つ一つ収穫している。 コンテナボックスの中には、白と赤のグラデーションがかった色のいちごが並べられている。 ビニールハウスの中。舘野代表がインタビューに答える。

舘野代表: 今回、私たちのですね、丹精込めて作ったとちおとめを、そういった形(スイーツ)で 海外のほうに輸出してもらえるっていうことは素直にうれしい気持ちでいっぱい。 それをもとに、日本(にほん)に来て食べてもらうとか、まあ、場合によっては輸出して食べてもらうとか、 まあ、そういった方向に徐々に向かっていければ、やっぱり作ってるほうとしても作りがいはあるのかなって感じてます。

映像説明: ノートパソコンの画面。静風(せいふう)の田辺支配人が、「恋するいちご」と書かれた赤い箱を右手に持ち、話をしている様子が映し出されている。

ナレーション: こういった地元の農家の期待を背負い、支配人は熱のこもった商品PRを行った。

田辺支配人: 口に入れた時に、いちごの香りが楽しめる商品でございます。

映像説明: 百樂潮州酒樓(バッロッチウジャウツァウラウ)の店内。紺色のスーツを着た男性と、白いジャケットを着た李(レイ)部長が椅子に座っている。目の前の白い机には、「恋するいちご」の箱と小分け袋が並べられている。李(レイ)部長が、身振りを交えながらインタビューに答える。

テロップ: JXR 李 穎彤(レイ ウェントン) 部長

李(レイ)部長・広東語吹き替え: きれいですし、香港できっと売れると思います。

映像説明: 観葉植物や照明器具が置かれた、ガラス張りの室内。静風(せいふう)の田辺支配人がクリーム色(いろ)のソファーに座り、うなずきながらインタビューに答える。

田辺支配人: 「ああ、こんなおいしいお菓子なら、生のいちごもおいしいのかな」ということを (香港の)皆さんに分かっていただければ、大変ありがたいことだと思ってます。

映像説明: クリーム色(いろ)の机に置かれた、即席そばのセット。瓶入りのつゆやかつおぶし、常陸秋そばの乾麺が並べられている。 「恋するいちご」の製造過程。白いゴム手袋を付け、白い作業着を着た人たちが金串に刺したフリーズドライ加工のいちごにホワイトチョコレートを薄くコーティングし、立てかけて乾燥させている。 香港の街なかにある交差点。マスクをつけた大勢の人々が行き交っている。

ナレーション: 今後、さらに規制緩和が進めば、関東4県産の食品の輸出増大につながりそうだ。

映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには、白い器に盛られた常陸秋そばや、透明の袋に入った「恋するいちご」が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 今回取材した企業は、素材を生かした魅力的な商品の開発に取り組んでいました。この努力が、大きな成果に結びつくといいですね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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