イスラエルのスタートアップ ‐日本企業と連携 新ビジネスとは‐

2021年04月08日

イスラエルと日本で企業間の連携が加速している。日本の大手保険会社は、イスラエルのスタートアップの技術を取り入れ、スマートフォンのカメラで健康状態を診断するアプリを開発していた。また、大分県内の企業は、イスラエル製の空気清浄機を導入し、空気中の成分を見える化したホテルを開業。こうした技術導入に加え、イスラエル企業による日本進出も増えてきている。両国で深まる、ビジネス連携の動きを追った。

(9分43秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてあり、同じく緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。白のブラウスとスカートのセットアップを着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターを背景にした女性のバストショット。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: この4月から、キャスターを務めさせていただきます、江連裕子(えづれ ゆうこ)です。この番組では、海外をターゲットに販路を広げたい。あるいは、貿易や投資を通じて、世界とつながりたい。そんな声を広く受けとめ、国際ビジネスの最新情報をお届けします。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスターが、右側に金色のドーム型の屋根のモスクやレンガ造りの建物などの街並みが映し出された小型モニターがある。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 今回は、人口1人当たりのスタートアップの数が世界第1位という起業大国、イスラエルと日本企業(にほんきぎょう)の連携に迫ります。果たして、どんなビジネスを生み出そうとしているのでしょうか。

テロップ: イスラエルのスタートアップ ‐日本企業(にほんきぎょう)と連携 新ビジネスとは‐

映像説明: 葉が落ちた並木道の先にレンガ造りの東京駅がある。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本とイスラエル 広がる企業間連携

テロップ: 東京・丸の内

ナレーション: 東京、丸の内。

映像説明: ガラス張りの大きなオフィスビルの外観。

ナレーション: オフィスビルの一角で、あるアプリの試験運用が行われていた。

映像説明: オフィスの会議室。スーツを着た男性がスマートフォンを持っている。スマートフォンの画面には男性の顔が映し出されている。

ナレーション: スマートフォンをじっと見つめていると…。

映像説明: 男性の持っているスマートフォンの画面。緑色(みどりいろ)の円の中に白抜きで親指を立てた「グッド」を表すマークの下に「健康」の文字が表示される。

スーツを着た男性: はい。無事健康というふうな、あの、結果となりました。

映像説明: 会議室。黒のジャケットを着たロングヘアの女性がスマートフォンを持ち、画面を見ている。 ロングヘアの女性の表情のアップ。 ロングヘアの女性が持っているスマートフォンの画面。画面には女性の顔が映し出されている。

テロップ: 頬の色や動きから心拍数 呼吸数 酸素量などを計測

ナレーション: 実はこれ、頬の色や動きだけで、心拍数や呼吸数、血液中の酸素量などが分かるアプリ。

映像説明: スマートフォンの画面。緑色(みどりいろ)の円の中に白抜きで親指を立てた「グッド」を表すマークの下に「健康」の文字が表示されている。その下に、体温や心拍数、酸素量、呼吸数の4つの項目とそれぞれの数値があり、画面の下部に、「手洗いうがいを励行しましょう」というメッセージが表示されている。 「酸素量が97(基準値(きじゅんち)96以上)」という部分が赤い枠線で囲まれている。

ナレーション: とりわけ新型コロナウイルスの重症化の目安となる血液中の酸素量は、これまで専用の機器を使用する必要があった。

映像説明: 会議室。白い服を着たショートカットの女性がスマートフォンを持ち、画面を見ている。 スマートフォンの画面に女性の顔が映し出されている。

テロップ: スマートフォンを見つめるだけで酸素量などを計測

ナレーション: だが、このアプリを使えば、スマートフォンを見つめるだけで、手軽に計測できるという。これは、イスラエルのスタートアップが開発した技術だ。

映像説明: 会議室。スーツを着た3人の男性と、2人の女性が円になって立ち話をしている。全員がマスクを着けている。

ナレーション: この技術に注目し、連携をしているのが、日本の大手保険会社。

映像説明: アプリを操作している男性の手元。画面には「正しく計測を行うために」などの文字がある。

ナレーション: 今年の秋には正式にアプリとして発表する予定だ。

映像説明: 会議室。マスクを着け、スーツを着た男性がインタビューに答える。 会議室。スーツを着た男性や女性が長机(ながづくえ)で椅子に座り、スマートフォンの画面を見ながらアプリで計測している。 会議室。マスクを着け、スーツを着た男性が話を続ける。

テロップ: SOMPOホールディングス(そんぽ ホールディングス) デジタル戦略部 山中 雄一郎(やまなか ゆういちろう)さん

山中さん: 頬の赤みですとか、あの、脈拍によるピクピクを測定して、今の酸素量とか脈拍とか呼吸数とかをAI(エーアイ)で計算しているという仕組みになっています。 実用化レベルとしては今回初めての(イスラエルの)ビナー社の技術となります。

映像説明: 会議室。長机が並ぶ室内で間隔を開けて座っているスーツを着た男性と女性がスマートフォンを使用している。全員マスクを着けている。 スマートフォンの画面。画面に男性の顔が大きく映し出されている。

テロップ: 大手海運会社がアプリの導入を検討

ナレーション: そして、このアプリの導入を検討しているのが大手海運会社。この日は、社員が実際にアプリを使い、効果を検証していた。

映像説明: 会議室。椅子に座り、白い服を着てスマートフォンを手に持ったショートカットの女性がインタビューに答える。

テロップ: 海運会社社員

海運会社社員のショートカットの女性: コロナで、結構、酸素量っていうのが指標として、皆さんおっしゃっているので、ここ最近気になっているものかなと思います。

映像説明: 会議室。黒のジャケットを着たロングヘアの女性がスマートフォンを持ち、インタビューに答える。

テロップ: 海運会社社員

海運会社社員のロングヘアの女性: なんかその、酸素量が本当にいま、話題というか。それが手軽に見れるのは、すごい、あの、今後、すごい有用になってくるのかなと思ってます。

映像説明: 会議室。スーツを着た男性が座りながらインタビューに答える。 空撮映像(くうさつえいぞう)。4つの丸いタンクを乗せた大型船が海を進んでいる。大型船の青い船体には白い文字で「NYK」のロゴがある。 会議室。スーツを着た男性が座りながら話を続ける。

テロップ: 日本郵船(にほんゆうせん) 黒崎 将平(くろさき しょうへい) さん

黒崎さん: コロナで、今、すごく長く乗っている船員さんとかもいるので、 身体的な部分と精神的な部分も含めて、こういうかたちで、こう、チェックができるようになればですね、 すごく、あの、船にも導入して、ま、すごく、多くの方が利用するサービスなんじゃないかなと思います。

映像説明: 会議室。マスクを着け、スーツを着た男性がスマートフォンを操作し、隣に立つスーツを着た男性がその様子を見ている。マスクを着け、スーツを着た男性が隣にたつスーツを着た男性にスマートフォンを手渡す。

ナレーション: しかし、なぜ日本の保険会社が、イスラエルのスタートアップとの連携に踏み切ったのだろうか。

映像説明: 屋外。街路樹が植えられた歩道で、マスクを着け、スーツを着た男性がインタビューに答える。 白いソファーやローテーブルのある室内。白いソファーに座って3人の外国人男性が話をしている。 青い光が映し出された大型モニターの前で、2人の外国人男性が話をしている。 屋外。ドーム型の屋根で外壁がアーチ型の建物などがある通り。歩道を人々が歩いている。 両脇に街路樹が植えられた道路。多くのタクシーが走っている。 人々が横断歩道や歩道を歩いている。

テロップ: SOMPOホールディングス(そんぽホールディングス) デジタル戦略部 山中 雄一郎(やまなか ゆういちろう) さん

山中さん: 先端技術という意味で、非常に幅広いですし、新しいもの、キャッチーなものというのが非常に強いです。 彼らのマーケットが小さいというのもあり、あの、日本市場(にほんしじょう)への展開が、非常に興味を持ってもらえるっていうところが非常に良いところかなと思っています。

映像説明: 白地の中央に六芒星(ろくぼうせい)があり、その上下に青い線があるイスラエルの国旗が青空の下で風に揺れている。 画面右下の四角い枠にイスラエルの地図。イスラエルは地中海に面する国で、東にヨルダン、南にエジプトがある。 イスラエルのビーチ。遠くに高層の建物が見える。 ビーチの向こうの風景。手前に低層の建物があり、その奥に建設中の高層ビルなどが見える。

ナレーション: イスラエルは、人口1人当たりのスタートアップの数が、世界第1位という起業大国だ。毎年、1,000社近いスタートアップが生まれ、サイバーセキュリティーやモビリティーの分野を得意としている。

映像説明: 金色のドーム型の屋根のモスクやレンガ造りの建物などがある街並み。通りを人々が歩いている。

テロップ: ハイテク分野への日本からの投資(2020年残高ベース) 約11億ドル(前年比20.6%↑) 出所:Harel-Hertz Investment House(ハレル ハーツ インベストメント ハウス)

ナレーション: 日本企業(にほんきぎょう)の関心も高まっており、投資も増加傾向だ。

映像説明: 日本とイスラエルの国旗が映し出されたモニターの前でスーツを着た男性が英語で話している。 日本国旗(にほんこっき)が掲げられた室内でスーツを着た男性が話をしている。 青いコンピューターグラフィックデザインの背景のなかに表示された横並びの4つの枠で、日本人男性3人と外国人男性1人の計4人がオンラインで話をしている。 画面の右上には「JIIN Japan‐Israel Business Forum 2021」の文字がある。

テロップ: 2021年3月10日 JIIN 日本・イスラエル ビジネスフォーラム

ナレーション: そのイスラエルと、今年3月に行われたビジネスフォーラム。両国の政府や企業関係者が登壇し、コロナ禍における、連携の可能性などが議論された。

映像説明: 画面の右上に「JIIN Japan‐Israel Business Forum 2021」の文字がある青いグラフィックデザインの背景に、藍色の四角い枠が映し出されている。その四角い枠の中でスーツを着た外国人男性が英語で話している。

テロップ: イスラエル輸出国際協力機構 アディブ・バルーク 会長

アディブ・バルーク会長・英語: 新型コロナウイルスは多くのものを変え、たくさんのパラダイムシフトを生み出しました。 もはや物理的な距離は意味をなさないのです。 日本とイスラエルは次のステージである共創へと向かわなければなりません。

映像説明: 画面の右上に「JIIN Japan‐Israel Business Forum 2021」の文字がある青いグラフィックデザインの背景のなかに横並びの4つの枠があり、日本人男性3人と外国人男性1人が話をしている。 画面の右上に「JIIN Japan‐Israel Business Forum 2021」の文字がある青いグラフィックデザインの背景の中で、画面の左側に「Demand Responsive Transport」などの文字がる資料が、右側には縦並びに4つの枠があり、日本人男性3人と外国人男性1人が映し出されている。

ナレーション: また、これから成長が期待されるスマートシティやグリーンテックといった分野でも、企業連携の事例が紹介された。

映像説明: 青いグラフィックデザインの背景のなかに横並びの3つの画面があり、日本人男性1人と外国人男性2人の計3人が、オンラインで話をしている様子が映し出されている。真ん中に映し出されている外国人男性が英語で話す。

テロップ: コーポレート・ベンチャー・キャピタルの代表

コーポレート・ベンチャー・キャピタルの代表(英語): イスラエルは0から1を作ることにたけています 日本は1のものを100にすることにたけています。 両国の協力は非常に有効です。

映像説明: ガラス張りのビルが立ち並ぶオフィス街。その中にある黒い外壁のビルの外観。

ナレーション: 両国の関係が深まるなか、東京に進出したイスラエルのスタートアップがある。

映像説明: 青と白のストライプ柄のシャツに黒いジャケットを着た男性が話をしている。

テロップ: ナノックス 小型のX線スキャナー装置を開発

ナレーション: 小型のX線スキャナーの開発をしているナノックス。

映像説明: 薄いグレーを基調としたコンピューターグラフィックの背景に、11台の丸いレンズのようなものがある装置が現れ、アーチ状の装置の中へと組み込まれていく。 アーチ状の装置がある細長いベッドのようなものの上にグレーの男性のシルエットが横たわる。アーチ状の装置がゆっくりと頭のほうから足の方へと動いていく。背景に回転するコンピューターグラフィックの地球と、「A global network of radiologists(ア グローバル ネットワーク オブ レディオロジスツ)」という文字が表示される。

ナレーション: 従来のレントゲンとは違い、半導体を使うことでコストを抑え、小型化を実現。世界中の投資家から資金を集めている。実は、この装置、日本の企業が持つ基礎技術をイスラエルのスタートアップが応用したものだ。

映像説明: 白い壁の室内。アーチ状の装置がある細長いベッドのようなものが映し出されたモニターを背景に、青と白のストライプ柄のシャツに黒のジャケットを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: Nanox Vision Japan ヨアブ・ケイダー 社長

ヨアブ・ケイダー社長・英語 これは日本で生まれた革命的なテクノロジーですが、 ほとんどの予算と技術は、イスラエルが提供したものです。 こうした事例から、両国間の協力に限界がないことが証明されたと考えています。

映像説明: 高台からの街並みの風景。手前には三角の屋根をした住宅が、奥には鉄塔、中層や高層のビルが立ち並ぶ。

テロップ: 大分市

ナレーション: そんななか、地方都市にある中小企業でも、イスラエルと連携し、ビジネスを拡大する動きが出てきた。

映像説明: 茶色の外壁の6階建ての建物の外観。上部に王冠の中にアルファベットの「A」と「B」があるマークと、「A&Bee HOTEL」の立体看板が掲げられている。

ナレーション: こちらは、大分県で2月にオープンしたばかりのホテル

映像説明: 透明なガラスに「空気が見えるホテル」とう文字と、王冠の中にアルファベットの「A」と「B」があるマーク、「A&Bee HOTEL(エイ アンド ビー ホテル)」のロゴが書かれている。

ナレーション: その名も、空気が見えるホテル。

映像説明: マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た男性が、自動ドアから中に入り、フロントの方へと歩いていく。

ナレーション: 一体、どういう意味なのだろうか?

映像説明: ホテルのフロントの壁に、真ん中は白く、外枠はグレーで角(かど)が丸みを帯びた四角い機器が設置されている。その前に、マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た男性が立ち、四角い機器を示しながら話をする。

マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た男性: こちらが、あの、オーラエアーになります。

映像説明: ホテルのフロントの壁に設置された、真ん中は白く、外枠はグレーで角(かど)が丸みを帯びた「オーラエアー」のアップ。

テロップ: イスラエル製の空気清浄機

映像説明: ホテルの一室。木目調のベッドに白い枕とベッドカバーが整えられている。壁には、「オーラエアー」が設置されている。

ナレーション: ホテルのいたるところに設置されたのが、イスラエルのスタートアップが開発した空気清浄機。

映像説明: ちゅう房。出入り口にオフホワイトののれんがかかっている。マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た男性がのれんをくぐり、ちゅう房の中に入っていく。白い厨房の壁には、「オーラエアー」が設置されていて、男性がそれを指で示す。

ナレーション: フロントや客室はもちろん、厨房にまで設置されている。その数、なんと、187台。

映像説明: 白い壁に「オーラエアー」が設置された室内。マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た男性がその前に立ち、持っているタブレット端末の画面を指でタップする。 タブレットの画面。マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た男性が画面の内容を指で示したあと、スクロールする。

ナレーション: この空気清浄機は、健康への影響が懸念されるPM2.5や二酸化炭素などの濃度をスマートフォンやパソコンに送り、リアルタイムで表示する。

映像説明: タブレットの画面。画面には「Aura Air」や空気の状態を表す円グラフ、推奨事項や、「室内空気指数」、「屋外空気指数」などの文字と、PM2.5や二酸化炭素などの項目とその数値などが表示されている。

男性: そして、PM2.5がいま、えーと、(室内は)14、14とかで、外が25。中(なか)と外をこうやって対比できる、全部。

映像説明: ホテルのフロント。マスクを着け、紺色のジャケットを着たショートカットの女性従業員が、マスクを着け、黒い上着を着た男性にタブレット端末の画面を示しながら話をしている。 ホテルの一室へと入っていく。部屋の壁には「オーラエアー」が設置されている。

ナレーション: 宿泊客は、これらの数値をいつでも確認することができるのだ。この空気の見える化が、イスラエルの技術の特徴だ。

映像説明: 屋外。マスクを着け、薄いグレーのスーツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: ジェイテック 阿部 清治(あべ せいじ) 社長

阿部社長: 自分が今、吸っている空気が、どんな成分で今、吸っているのかということを確認することができるホテルだということです。

映像説明: 茶色の外壁の6階建てのA&Bee HOTELの外観。

ナレーション: 空気が見えるホテルを経営するジェイテックは、

映像説明: 白い壁の室内。壁に、青地に紺に白い縁取り(ふちどり)がある文字で「TRINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」と書かれた旗が貼られている。引き戸の扉から白い壁の室内へと入っていく。室内にはグレーの作業着を着た2人の男性と、「TRINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」のロゴが付いている上着を着た男性が話をしている。

ナレーション: このイスラエル製の空気清浄機の販売も手掛けている。

映像説明: 「みんなで応援にいこう!! TORINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」の文字と、カメがモチーフとなったマスコットキャラクターが描かれたのぼり。 サッカーグラウンド。倒されておかれたゴールなどがある。グラウンドの横には、かまぼこ型の屋根の平屋建ての建物と、2階ほどの高さの建物がある。

テロップ 大分トリニータ

映像説明: 室内。作業服を着た2人の男性が白い壁に「オーラエアー」を設置しようとしている。背中に「TRINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」のロゴが入った紺色の上着を着た男性がその様子を見ている。

ナレーション: この日、3台の導入が決まったのはプロサッカーチームのクラブハウス。 選手が集まるロッカールームやトレーナールームでの設置を考えている。

映像説明: サッカーグラウンド。マスクを着け、「TORINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」のロゴがある紺色の上着を着た男性がインタビューに答える。 室内。作業服を着た2人の男性が壁に「オーラエアー」を設置しようとしている。背中に「TORINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」のロゴがある紺色の上着を着た男性がその様子を見ている。 作業着を着た男性と、「TORINITA FC OITA(トリニータ エフシー オオイタ)」のロゴがある紺色の上着を着た男性がスマートフォンの画面を見ながら話をしている。2人ともマスクを着けている。

テロップ: 大分フットボールクラブ 事業推進部 渡辺 博 部長

渡辺部長: すごくあの、われわれ素人にとっても、あの、今の空気の状態が分かりやすく見えるので、自分の中ではすごく納得のできるような、はい、ものだと思っております。

映像説明: 黒い文字で「株式会社 ジェイテック」と書かれた銀色の金属看板。 茶色とベージュのレンガを組み合わせた外壁の建物の外観。ドアのそばの植え込みに「株式会社 ジェイテック」の金属看板が立っている。 白い壁の室内。茶色い机の上に、2台のノート型パソコンが置かれている。マスクを着け、薄いグレーのジャケットを着た阿部社長が、1台のノートパソコンの画面を手で示す。

テロップ: ジェイテック 阿部 清治(あべ せいじ) 社長:

映像説明: ノートパソコンの画面に、阿部社長と7人ほどの外国人の男女の写真が映し出されている。

ナレーション: ジェイテックの阿部社長は、以前からイスラエルの高い技術力に注目してきた。

映像説明: 製品や事業内容などを説明した画像入りのパネルが並ぶ廊下。阿部社長がパネルを示しながら話をしている。

テロップ: ジェイテック 非破壊検査の施工

ナレーション: 実はこの会社、建物などの安全を確かめる、非破壊検査の会社。

映像説明: オフィス。室内にはマスクを着け、作業着を着た10人ほどの男女が働いている。デスクの上に置かれた黒い縦長の装置やモニターなどを示しながら、阿部社長が話をする。

阿部社長: こちらはあの、日常ジェイテックのほうで、えー、業務で使っている装置、です。

映像説明: デスクの上に置かれた2台の黒い縦長の装置。 2台の黒い縦長の装置の手前に置かれたノートパソコンほどの厚さの黒い正方形の装置を示しながら阿部社長が話をする。

阿部社長: で、これがあの、X線の照射装置になります。 これもやっぱりイスラエルの装置で、 これもイスラエルのデジタルX線システムになります。

映像説明: 装置の上に置かれたノート型パソコンを示しながら阿部社長が話をしている。

ナレーション: 10年以上前から、イスラエルのデジタルシステムを使ってきた実績があるのだ。

映像説明: 装置の上に置かれたノート型パソコンを前に、阿部社長が手ぶりを交えながらインタビューに答える。

阿部社長: もともとあの、狭い国の中で、海外から、あの、攻めてくるのを防衛している国ですんで、科学技術が、やっぱり、何より一番大事だということで、その、技術力がかなり進んでるんですね。

映像説明: 白い壁の室内。バランスボールに座り、ノートパソコンのキーボードを操作している阿部社長。

ナレーション: 一方で、日本の企業として、市場の開拓や販売面など、補う余地もあるという。

映像説明: パソコンの画面に表示された阿部社長と2人の外国人の男女が写った写真。

ナレーション: イスラエルとの連携に、新たなビジネスの可能性を感じている。

映像説明: 白い壁の室内。阿部社長がインタビューに答える。

阿部社長: イスラエルのスタートアップ企業っていうのは、完成度が80%ぐらいですね。製造してしまったらそこで終わりみたいなところがありまして、 私たちは、この、後ろの2割を私たちが今回担当したと。 私たちが、日本市場(にほんしじょう)向けに行った(おこなった)検査システムとデリバリーシステムをイスラエルのメーカーのほうにお伝えしたことによって 大きく進化したんじゃないかと、私たちは思ってます。

映像説明: ホテルの一室。壁に設置された「オーラエアー」を指さす阿部社長。 ホテルの廊下。阿部社長がタブレット端末を手に持ち、画面をタップしている。

ナレーション: イスラエルのスタートアップの開発力を生かし、新たな分野にも挑戦する阿部社長。日本とイスラエルの連携の形を模索し続けていくという。

映像説明: 外からの光が入る窓の前で阿部社長がインタビューに答える。

阿部社長: 今回培ったノウハウ、そういったものを、これから生かしながら イスラエルのスタートアップ企業と、80点プラス、われわれが20点という、 80対20の法則を使った、新しい、あの、世界を生んでいきたいなというふうに、こう、考えています。

映像説明: スタジオ。画面の左側に江連(えづれ)キャスターが、右側に金色のドーム型の屋根のモスクやレンガ造りの建物などの街並みが映し出された小型モニターがある。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 唯一無二の先端技術で、独自の道を歩むイスラエル企業。そこに、いち早く注目した日本企業(にほんきぎょう)とともに、大きな成功へとつなげていって欲しいですね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 緑を基調とした中が空洞になった地球儀が回転している。

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