ピッチの極意教えます! ‐京都をヘルスケアのゲートウェイに‐

2020年11月12日

グローバル展開のための資金調達や協業などを求めるピッチイベントが京都で開催され、ヘルスケア分野のベンチャー企業が多数参加した。国内では英語でのピッチイベントの先駆けで、事前のプレゼンテーション指導があるのも特長だ。成果につながるピッチとはどういったものなのか、参加企業の取り組みを取材した。

(10分22秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もう一つ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 プリーツのある薄紫のブラウスに黒い花柄のスカートをはいている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 グローバル展開のための資金調達や協業などを求めるピッチイベントが、京都で開催され、ヘルスケア分野のベンチャー企業が、英語でプレゼンテーションをしました。独自の技術を京都から世界へ発信する企業を追いました。

テロップ: ピッチの極意教えます! ‐京都をヘルスケアのゲートウェイに‐

映像説明: ホールの中。グレーのスーツを着た男性がステージの演台(えんだい)でマイクに向かって話をしている。三脚に取り付けられたビデオカメラがホールの中ほどに立てられ、演台(えんだい)の男性に向けられている。ステージの天井からつり下げられた大きなスクリーンに紺のベストを着た男性が映っている。フロアにはテーブル付きのいすや長机(ながづくえ)が並べられ、スーツを着た40人ほどの人が座っている。

テロップ: 京都市

テロップ: 10月19日 HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト) 2020 主催:ジェトロ 京都府 京都市 京都リサーチパーク

ナレーション: ピッチとパートナリングのイベント、HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)。

映像説明: ダークグレーのスーツを着た男性が演台(えんだい)で話をしている。 ステージで、ダークグレーのスーツを着た男性が演台(えんだい)で話をし、天井からつり下げられたスクリーンには笑顔で赤ん坊をだっこする女性の写真と「Making Life Phenomena Controllable!(メイキング ライフ フェノーメナ コントローラブル!)」などの文字が映し出されている。 グレーの上着を着た女性が演台(えんだい)で話をしている。

ナレーション: 革新的な技術を持つ国内外のヘルスケア分野のベンチャー26社がピッチを行う。

映像説明: 紺のスーツを着た男性が演台(えんだい)で話をしている。天井からつり下げられたスクリーンには「Advantage of Repertoire Genesis Technology(アドバンテージ オブ レペトア ジェネシス テクノロジー) 」と題された表が表示されている。 2分割された画面。右の枠にベージュのシャツを着て本棚の前で話をする男性が、左の枠にはグレーのチェック柄のスーツを着て演台(えんだい)でノートパソコンを見つめる男性が映っている。(Zoomのビデオ通話)

ナレーション: 会場とオンラインで開催され、ヘルスケアのグローバル企業や海外の研究機関も参加。

映像説明: 3分割された画面。紺のジャンパーを着た男性と白いドット柄のシャツを着た男性、紺のジャケットを着た女性が話をしている。画面の右下に「zoom」のロゴが表示されている。

ナレーション: 投資や協業を求めるベンチャー企業の出会いの場となる。

映像説明: ノートパソコンの画面。紺のジャケットを着てインタビューに答える女性が映っている。

テロップ: ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーション ダン・ワン アジアパシフィック統括

ダンアジアパシフィック統括・英語: 日本のライフサイエンスの重要なイベントに毎回参加できて光栄。 スタートアップなどの企業とコラボレーションの機会を探している。

映像説明: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)の会場。グレーの上着を着た女性が演台(えんだい)で話をしている。天井からつり下げられたスクリーンに「Problem for parents and children」などの文字と、頭を抱えて座り込む女性の写真と歯磨きを嫌がる子供の写真が映し出されている。 グレーのチェック柄のスーツを着た男性が演台(えんだい)で話をしている。

ナレーション: 今年5年目の開催となり、多くの企業が、その後(そのご)の成果につなげている。

映像説明: ホールのステージの写真。スクリーンに「Snoring Sound」などの文字と、口を開けてベッドで寝ている男性の隣で耳をふさいで横になっている女性の写真が映し出されている。右上にワイヤーフレームが描かれた円のなかに「MaRI(マリ)」と書かれたピンクのロゴが表示されている。薄紫のワイシャツを着た男性がスクリーンを見ながら演台(えんだい)で話をしている。

ナレーション: 2年前、会社設立時に参加した企業、マリ。

映像説明: 室内。大型モニターのスタンドに取り付けられた棚に、丸みのある正方形の機器が置かれている。正面に四角い枠が取り付けられ、その下に手足を広げた人のマークと「COI」と書かれたロゴが描かれている。 大型モニターの画面に「Displacement」と題された折れ線グラフと「Map」と題された分布図、「Innovative Systems Theory Laboratory (Kyoto University(キョウト ユニバーシティー))」などの文字が表示されている。

ナレーション: 手がけるのは睡眠時無呼吸症候群などの治療に使う装置だ。

映像説明: 白い壁のオフィス。薄紫のワイシャツを着た男性を含む4人の人物がデスクでパソコンに向かっている。 薄紫のワイシャツを着た男性がモニターを見つめている。4人ともマスクを着けている。

テロップ: マリ

映像説明: マスクを着け、薄紫のワイシャツを着た男性がデスクでパソコンに向かっている。

テロップ: マリ 瀧 宏文 社長

ナレーション: 知名度を上げるために登壇したHVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)のピッチの経験は、その後のプレゼンテーションにも役立っているという。

映像説明: 白い壁の前で薄紫のワイシャツを着た瀧社長がインタビューに答える。

瀧社長: さらに、似たようなピッチにも参加させていただくような機会も出てきました。また、そのネットワークに基づいて、今年1月にも大型の予算の、資金の調達ということも成功いたしました。

映像説明: マスクを着け、白いワイシャツを着た男性がデスクのそばでいすに座っている。男性の視線の先には大型モニターのスタンドに取り付けられた棚に丸みのある正方形の機器が置かれている。 大型モニターのスタンドの棚に置かれた丸みのある正方形の機器。 大型モニターの画面に「Displacement」と題された折れ線グラフと「Map」と題された分布図、「Innovative Systems Theory Laboratory (Kyoto University(キョウト ユニバーシティー))」などの文字が表示されている。

ナレーション: 評価されたのは、患者に接触せずに呼吸数の変化を計測できるという、これまでにない技術。来年、世界的なイノベーションの見本市への出展を計画しているという。

映像説明: 街路樹が植えられた交差点。車道沿いに8階建てのグレーのビルが建っている。 茶色い壁のオフィス。いすと四角いテーブルがフロアに並べられ、パーティションで仕切られたカウンター席が窓に沿って造られている。7人ほどの人が席に着いてノートパソコンに向かっている。 テーブル席で赤いブラウスを着た女性がノートパソコンを操作している。

テロップ: タングラボ・ジャパン

ナレーション: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)をきっかけに事業拡大が加速した外国企業もある。グローバル戦略の中で最初の海外拠点を日本に構えたフランスのタングラボ。

映像説明: 木製のパーティションが立てられたエリア。オレンジの炎を横に寝かせたような形のマークに「TONGUE LAB(タング ラボ)」と書かれたロゴが描かれ、フランス語で説明が書かれたロールスクリーンが立てられている。その前に座るグレーのシャークスキン柄のスーツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: タングラボ ジャン=ミッシェル・モクレール(ジャン ミッシェル モクレール) 社長

モクレール社長・英語: 日本はヘルスケアとイノベーションの主要国で、顧客は要求が厳しい。 認められればサービスの質で世界のトップとなりえる。

映像説明: 室内。薄いピンクのワンピースを着た女性が歯型に合わせて作られた透明なマウスピースを上あご(うわあご)に取り付けている。 女性の上の歯全体が透明なマウスピースで覆われる。 歯並びがうつしとられた薄茶の歯列模型(しれつもけい)が手にされている。歯列模型(しれつもけい)の上あご(うわあご)に白い半透明のマウスピースが取り付けられている。

ナレーション: 開発したのは舌の位置を矯正するという独自の発想の装置。口や鼻、のどの機能の改善に働きかけるのだという。

映像説明: 4階建てのグレーの建物の外観。屋上の外壁に「日本大学松戸歯学部(にほんだいがくまつどしがくぶ)」と書かれた立体文字が掲げられている。

テロップ: 千葉県 松戸市

テロップ: 日本大学松戸歯学部付属病院(にほんだいがくまつどしがくぶふぞくびょういん)

ナレーション: この病院では、いびきの治療に取り入れている。

映像説明: 建物の中。白衣(はくい)を着た男性が窓際でインタビューに答える。 室内。ピンクの透明なマウスピースが手にされている。テーブルに置かれたクリーム色(いろ)の歯列模型(しれつもけい)にピンクの透明なマウスピースが取り付けられる。 窓際で白衣(はくい)を着た男性が話を続ける。

テロップ: 日本大学松戸歯学部付属病院(にほんだいがくまつどしがくぶふぞくびょういん) 鈴木 浩司(すずき ひろし) いびき外来長

鈴木いびき外来長: いびき防止用のマウスピースというのは、やはり、あごを前に出して上下を固定するので、外してしまえば元に戻ってしまいます。 (タングラボの製品は)舌(ぜつ)の位置を矯正するといったことで、その矯正さえ行われればそれを外してもその位置が維持されるんじゃないかといったことで、 根本的な治療になりうるんではないかというふうに考えています。

映像説明: タングラボのロゴが入ったオレンジの半円形のケースがテーブルに置かれている。そばにはピンクの透明なマウスピースが取り付けられた歯列模型(しれつもけい)と、白い半透明のマウスピースが取り付けられた歯列模型(しれつもけい)が並べて置かれている。

ナレーション: タングラボではサービス向上を図るため、京都の企業などと連携して、開発を続けているという。

映像説明: 木製のパーティションが立てられたエリア。グレーのシャークスキン柄のスーツを着たモクレール社長がインタビューに答える。 ホールのステージの写真。スクリーンに「THE TONGUE LAB SOLUTION(ザ タングラボ ソリューション)」などの文字、透明なマウスピースの写真とマウスピースが取り付けられた口元の写真が映し出されている。モクレール社長がスクリーンを見ながら演台(えんだい)で話をしている。 木製のパーティションが立てられたエリアで、モクレール社長が話を続ける。

テロップ: タングラボ ジャン=ミッシェル・モクレール(ジャン ミッシェル モクレール) 社長

モクレール社長・英語: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)に参加し、スポーツチームや大学、スタートアップなどとコンタクトを取ることができた。 多くの日本企業(にほんきぎょう)のヘルスケアの研究者とも会い、さまざまなプロジェクトを進めている。

映像説明: 照明が抑えられたグレーの床の部屋。ノートパソコンが置かれた長机(ながづくえ)が並べられ、マスクを着けた10人ほどの人が席に着いている。ダークグレーのスーツを着た男性が最前列に座っている。室内の前方に大きなスクリーンがつり下げられ、スライドが映っている。傍らの演台(えんだい)で黒いスーツを着た男性がマイクを手にプレゼンテーションをしている。mがマスクを着けている。

テロップ: 2020年7月17日 HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)事前メンタリング

ナレーション: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)に参加する際、モクレール社長も活用したのがピッチの事前指導、つまりメンタリングだ。

映像説明: 照明が抑えられたグレーの床の部屋。長机(ながづくえ)に座っている、マスクを着け、ダークグレーのスーツを着た男性が後方を振り向きながらマイクで話をしている。

ナレーション: ヘルスケア分野での国際的なビジネス経験が豊富なメンターが助言などを行い、ベンチャー企業の支援をする。

映像説明: 長机(ながづくえ)に座っている参加者が話に耳を傾けている。

ナレーション: 本番の3ヵ月前、登壇予定の企業が集まった。

映像説明: マスクを着け、グレーのスーツを着た男性がマイクを手にプレゼンテーションをしている。 演台(えんだい)に立つグレーのスーツを着た男性と長机(ながづくえ)に座ったダークグレーのスーツを着た男性がうなずきながら話をしている。2人ともマスクを着けている。

ナレーション: 世界で通用するプレゼンテーションの能力を育むため、HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)のピッチは英語で行われることが特徴。

映像説明: マスクを着け、薄茶のブラウスを着た女性が演台(えんだい)でプレゼンテーションをしている。 薄茶のブラウスを着た女性が演台(えんだい)でプレゼンテーションをし、長机(ながづくえ)に座った人たちがスクリーンに映る英語のスライドを見ながら話を聞いている。全員がマスクを着けている。

テロップ: UniBio(ユニバイオ) 佐藤 弘子 専務

ナレーション: こちらのユニバイオは、再生医療分野のベンチャー企業だ。この分野の国内市場は小さいため、世界展開は必須だと考えて、参加を決めた。

映像説明: マスクを着け、薄茶のブラウスを着た佐藤専務がマイクを手にプレゼンテーションをしている。 佐藤専務がマイクを手にプレゼンテーションをし、スクリーンには「Comparison with Conventional Technologies」と題され、緑の葉の写真と細胞の顕微鏡写真が入った表が映し出されている。佐藤専務がスクリーンを見ながら話を続ける。

佐藤専務・英語: 私たちの技術とノウハウで課題を解決する。 主な技術は植物由来の試薬たんぱく質発現システム。 私たちの強みは安全性、品質、コスト。

映像説明: 長机(ながづくえ)で、マスクを着け、ダークグレーのスーツを着た男性がマイクを手に話をしている。

テロップ: メンター 筑波大学 小柳 智義 教授

小柳教授: いちばんのハードルは、競合技術も結構ある中で、なぜ植物でないといけないのか。 で、やっぱり、先ほどから結構出ている競合技術について、あまり述べられてないので…。

映像説明: 5分割された画面。演台(えんだい)に立つ佐藤専務のほか、紺のジャケットを着た男性を含む5人の人物が映っている。 紺のジャケットを着た男性が話をしている。

ナレーション: オンラインでもメンターからコメントがあった。

テロップ: メンター 武田薬品・湘南アイパーク 野村 俊之) サイトエンジニアリング&オペレーションズ ヘッド

野村サイトエンジニアリング&オペレーションズ ヘッド: 従来のものに比べて、安全性とかクオリティーとかコストとかその辺(そのへん)のところまでちゃんと書かれてるので、 そういったところをもう少し詳しく説明いただいて、印象に残るようかたちでプレゼンしていただいたほうがいいかな…。

映像説明: 照明が抑えられたグレーの床の部屋。マスクを着け、ダークグレーのスーツを着た小柳教授が長机(ながづくえ)でマイクを手に話をしている。 佐藤専務が演台(えんだい)でプレゼンテーションをしている。 演台(えんだい)に立つ佐藤専務が、うなずきながら小柳教授の話を聞いている。

ナレーション: こうした本番前のメンタリングは2回にわたって行われた。ユニバイオの佐藤さん、これまで積極的にピッチには参加してきたが、指導を受けるのは今回が初めてだった。

映像説明: 室内。大きな川とその両岸(りょうがん)に整備された街の写真が入ったパネルが掛けられた壁の前で佐藤専務がインタビューに答える。

テロップ: UniBio(ユニバイオ) 佐藤 弘子 専務

佐藤専務: 大きく反省した点は、「資金調達したい」、「事業連携もしたい」、「こういったものも売りたい」といった、もう盛りだくさんで、 あの、正直、その、見てる方(かた)からすると、何を、あの本当に求めているかっていうのが伝わりづらかったかと思います。

映像説明: ブラインドが下ろされたオフィス。紺のスーツを着た男性と黒いスーツを着た男性、佐藤専務がうなずきながらデスクで話をしている。3人ともマスクを着けている。

テロップ: 新潟市

テロップ: UniBio(ユニバイオ)

ナレーション: ユニバイオは、新潟にオフィスを構える、従業員8人の企業。

映像説明: ラベルが貼られた白い円筒形(えんとうけい)の容器が5つほどテーブルに並べられている。ラベルには「EGF‐Uni+(イージーエフ ユニ プラス)」と書かれた緑の葉のロゴが描かれ、「植物由来」、「推奨保存温度:2~(から)8℃(はちど)」、「※凍結を避ける」、「容量:1mg/10ml」、「有効期限:2022/3/11(にせんにじゅうにねん さんがつ じゅういちにち)」、「製造元:(株)UniBio(かぶしきがいしゃユニバイオ)」などと書かれている。

ナレーション: 試薬や再生医療製品などに使う、さまざまなたんぱく質を開発している。

映像説明: 研究室。棚が4段ほどある移動式のラックが何台も並べられている。白衣(はくい)を着た2人の男性が作業台に置かれた、緑の葉が入った平たいコンテナにせんてい用のハサミを差し入れている。 コンテナには正方形に区切られた半透明のフレームが取り付けられたトレーが置かれている。フレームのそれぞれの穴から、丸みのある緑の葉が何枚も伸びている。

ナレーション: その特徴は植物を原料としている点。

映像説明: 作業台で白衣(はくい)を着た男性が白いピペットを小さなチューブに差し込んでいる。ピペットを抜き、作業台に置かれたチューブに差し入れる。 平たい四角形の機器にビーカーが載せられている。ビーカーにはオレンジの液体が600ml弱入れられ、ラップフィルムが掛けられている。ビーカーの中のオレンジの液体は渦を巻いている。

ナレーション: 試薬などは、そのほとんどが動物由来のため、ウイルス感染のリスクがあり、価格も高い。

映像説明: 丸みのある緑の葉が茂ったトレーが入った平たいコンテナがラックに並べられている。佐藤専務がラックの方を眺めながら通路を歩いている。 白いゴム手袋をした人物が平たいコンテナに入った丸みのある葉のあいだにハサミを差し入れている。

ナレーション: そこで、ユニバイオでは原料用の植物の栽培から手がけ、効率的に低コストで安全性の高いたんぱく質を生産している。

映像説明: UniBio(ユニバイオ)のオフィス。佐藤専務がデスクでノートパソコンに向かっている。黒いスーツを着た男性が、そばに立ってモニター画面を見ている。 佐藤専務がノートパソコンの画面を見つめている。

ナレーション: 佐藤さんは事前メンタリングでの指摘を受け、本番でのピッチの内容を検討していた。

映像説明: 佐藤専務がデスクでインタビューに答える。 ノートパソコンの画面に白衣(はくい)を着た男性の写真や円形の図などが入ったプレゼンテーションの資料が表示されている。 佐藤専務がノートパソコンのキーボードを操作している。

佐藤専務: 短い時間の中で、効率的に、何をアピールすべきかということを考えさせられて、 また、その内容をプレゼンテーションに反映させて編集しているといった作業を続けています。

映像説明: ホールの中。大勢の人がテーブル付きのいすに座っている。ステージの演台(えんだい)にスーツ姿の男性が立ち、前方にあるスクリーンには6分割された画面が表示され、話をする6人の人物が映っている。

テロップ: 京都市

ナレーション: そして、HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)の本番。

映像説明: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)の会場。ケーブルが接続された機器やノートパソコンが何台も置かれた長机(ながづくえ)のそばで2人の男性が身ぶりを交えて話をしている。2人ともマスクを着けている。 スクリーンに紺のベストを着て話をする男性が映し出されている。

ナレーション: 今年は会場とオンラインでの開催となり、すべてのピッチはライブ配信された。

映像説明: 4分割された画面。野村サイトエンジニアリング&オペレーションズ ヘッド(メンター)と紺のスーツを着た男性(MC)、グレーのストライプのシャツを着た男性(登壇者)、紺のジャケットを着たダンアジアパシフィック統括(メンター)が話をしている。画面の右下には「zoom」のロゴが表示されている。

テロップ: メンター MC

テロップ: 登壇者 メンター

ナレーション: こちらは、オンラインでのプレゼンテーション。8分間のピッチのあと、5分間のメンタリングの時間がある。

映像説明: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)の会場。マスクを着け、グレーのチェック柄のスーツを着た男性がステージでマイクを手に話をしている。 スクリーンのそばに置かれた長机(ながづくえ)で、マスクを着け、黒いジャケットを着た女性が身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: メンターからは、その場でグローバルな視点からのコメントや質問が投げかけられる。

映像説明: 紺のスーツを着た男性が演台(えんだい)のマイクにスプレーを吹きつけている。佐藤専務がステージのそばでノートパソコンを手に待機している。オレンジのワンピースを着た女性が身ぶりを交えて佐藤専務と話をしている。

テロップ: UniBio(ユニバイオ) 佐藤 弘子 専務

ナレーション: いよいよ、ユニバイオの佐藤さんの出番だ。

映像説明: 佐藤専務が演台(えんだい)で胸元を押さえながらノートパソコンやマイクの向きを調整している。 佐藤専務が演台(えんだい)で話をしている。 スクリーンには「We meet your needs.」などの文字と、緑の葉が入った平たいコンテナを指さす白衣(はくい)を着た男性の写真や緑の葉が生い茂った部屋の写真が表示されている。 佐藤専務が演台(えんだい)で話をしながら、手に持った細長いコントローラーを操作する。

佐藤専務・英語: 私たちの技術は強力で「SSS」と言いたい。 「Safe:動物由来・エンドトキシンを含まなく安全」、 「Swift:迅速な生産」、「Scalable:生産調整が可能」。

映像説明: スクリーンに「Thank you for your attention!(サンキュー フォー ユア アテンション!)」などの文字と、コンテナで育つ葉の写真が表示されている。 佐藤専務が演台(えんだい)で待機している。

ナレーション: 早速メンターから質問が…。

映像説明: スクリーンのそばに置かれた長机(ながづくえ)で、マスクを着け、グレーのシャツを着た男性がマイクに向かって話をしている。 画面左下の四角い枠の中に演台(えんだい)に立つ佐藤専務が映し出されている。

テロップ: メンター モダリス 森田 晴彦 CEO

森田CEO・英語: なぜ最初にEGF(上皮成長因子)を開発したのか。

映像説明: 演台(えんだい)で、佐藤専務が身ぶりを交えて話をしている。

佐藤専務・英語: 試薬用のたんぱく質としては構造がシンプルだから。

映像説明: スクリーンのそばに置かれた長机(ながづくえ)で、マスクを着け、黒いスーツを着た男性が話をしている。

テロップ: メンター ニュートン・バイオキャピタル 森 俊介(もり としゆき) インベストメント・パートナー

森インベストメント・パートナー・英語: 植物由来の製品は特定の領域で利点があり、良い技術だと思う。

映像説明: スクリーンのそばに置かれた長机(ながづくえ)で、マスクを着け、グレーのシャツを着た森田CEOが話をしている。

ナレーション: メンタリングでは良い評価を得ることもできた。

映像説明: HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)」の会場の一角。壁際に立てられたパーティションに「(株)UniBio(かぶしきがいしゃ ユニバイオ)」と書かれた紙の表札と、「会社概要」、「自社開発EGF」などと書かれたポスターが貼られている。パーティションのそばで佐藤専務を含む4人ほどの人が身ぶりを交えて話をしている。4人ともマスクを着けている。 「TMI総合法律事務所」と書かれた紙の表札が貼られたパーティションの前で、黒いジャケットを着た女性と佐藤専務がうなずきながら話をしている。2人ともマスクを着けている。

佐藤専務: この京都で、さまざまな、その、事業者の方(かた)やベンチャー企業の仲間と出会い、話すことができて、本当に有意義でした。

映像説明: 佐藤専務が演台(えんだい)で身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: 初めて英語でのピッチに挑んだ佐藤さん。今回の体験を足がかりとして、更なる事業の拡大に意欲を燃やしていた。

映像説明: UniBio(ユニバイオ)のオフィス。佐藤専務がデスクでインタビューに答える。 HVC KYOTO(エイチブイシー キョウト)の会場の中。大勢の人がスクリーンを見ている。 佐藤専務が演台(えんだい)でうなずきながら話を続ける。

佐藤専務: 市場自体は、国内、まだまだ小さくて、やはり再生医療、どんどん成長している市場は、あの、欧米です。 ですから、欧米に、いち早く植物由来の製品ということで、市場参入をどんどんしていきたいと思っています。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: こうしたピッチイベントが増えているなか、海外へ向けて、英語で直接アピールすることは、ますます重要になっているんですね。今回は京都が舞台でしたが、各地のイベントを活用し、世界に挑む企業に、今後も注目したいと思います。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがおじぎをする。

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