ドイツ×日本 対日投資で新たな展開へ ‐市場 その先には‐

2020年08月13日

日本に拠点を持つ外資系企業が、国内だけでなく近隣市場の拡大を期待し、その拠点を増やしている。ドリル等の切削工具の刃先を特殊コーティングする企業は、新たに名古屋工場を建設。また、制御盤を効率的に設計するソフトウェアを開発した企業は、横浜、名古屋に続き、新たに大阪にも営業拠点を設置した。これらドイツ企業は日本をどのように捉えているのか、また、日本企業にどのようなメリットがあるか取材した。

(10分40秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 茶色い縁取り(ふちどり)のある白いワンピースを着ている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 日本政府(にほんせいふ)や地方自治体による外国企業誘致の取り組みで、日本への直接投資が、サービス業のほかに、製造業でも増加しています。なかには、日本市場(にほんしじょう)だけでなく、アジアに目を向けているところもあります。外国企業と日本企業(にほんきぎょう)、それぞれに、どんなメリットがあるのでしょうか。

テロップ: ドイツ×日本 対日投資で新たな展開へ ‐市場 その先には‐

映像説明: 工場の中。紫のポロシャツを着た男性が、のぞき窓が開けられた大型機械の前に立っている。のぞき窓には英語で書かれた注意書きが貼られている。大型機械の内部では、アームに取り付けられた大き なドリルが上(うえ)や前に動いている。 大型機械の側面にはタッチパネルやダイヤル、たくさんのボタンが付いた操作盤が取り付けられている。紫のポロシャツを着た男性が、のぞき窓を見ながらダイヤルを動かしている。 2階建ての工場の外観。アルファベットのSをモチーフにしたようなロゴに「SANKO(サンコウ)」と書かれた立体文字が青い外壁に掲げられている。駐車場のそばには、紺色の文字で「SANKO HAMONO Co., Ltd.(サンコウ ハモノ カンパニー リミテッド)」と書かれた黄色い立体看板が建てられている。

テロップ: 名古屋市

テロップ: 三光刃物製作所

ナレーション: 名古屋市で特殊工具の刃先を製造している、三光刃物製作所。

映像説明: 工場の中。壁際や柱の周りに作業台や棚、さまざまな大型機械が置かれている。紫のポロシャツを着た男性たちが、大型機械の操作盤を操作したり、立って打ち合わせをしている。

ナレーション: 従業員20人ほどの中小企業だ。

映像説明: らせん状に溝が彫られたドリルが円すい形の黒い本体の先に取り付けられている。 本体から外された2本のドリルが並べて置かれている。

テロップ: 切削用ドリル

ナレーション: この企業が製造しているのは、航空機や自動車の部品などを切削するドリルやカッター。

映像説明: 紫のポロシャツを着た男性が大型機械のタッチパネルを操作している。 男性が大型機械ののぞき窓の中を見ながら、操作盤のボタンを押したあと、ダイヤルを何度も回している。

ナレーション: 専用の機械で製造するが、微調整(びちょうせい)は職人が手作業で行っている。製品のドリルの僅かな摩耗が、精度や寿命に影響するのだという。

映像説明: 白い壁の前で紺のジャンパーを着た男性がインタビューに答える。 工場の中。大型機械の中でドリルが後ろに動く様子を、紫のポロシャツを着た男性が見ている。 白い壁の前で紺のジャンパーを着た男性が身ぶりを交えて話を続ける。

テロップ: 三光刃物製作所 森島 裕貴(もりしま ひろたか) 社長

森島社長: アルミかなんか切削するときとか CFRP(炭素繊維強化プラスチック)とか、あとは木工でもそうなんですけど、 切りクズが、ドリルのフルート(溝)にたまったりだとか、あと、工具摩耗に影響したりだとか。 そこに凝着でクズがたまると、それが取れる瞬間に刃先も折ってっちゃうっていうことがたまにあるので…。

映像説明: モニターに、「工程・再研磨モード」、「シミュレーション完了」などと書かれたソフトウェアの画面が表示されている。溝が少し彫られたドリルのCGが、画面内の左側のウインドウに映っている。

ナレーション: そこで必要となるのが、ダイヤモンドコーティングなどの特殊加工。

映像説明: 屋外。高い位置に展望台がある白いタワーがそびえている。周りには川が流れ、遊歩道があり、建物が立ち並んでいる。

ナレーション: この技術に特化したグローバル企業がドイツにある。

映像説明: 走る車の中からの車窓風景。街路樹が植えられた車道沿いに5階ほどの高さの建物が立ち並んでいる。画面左下の四角い枠にドイツの地図。アーヘンの街は西の国境近くに位置していて赤い星印で示されている。アーヘンの北東にはデュッセルドルフがあり、赤い丸印で示されている。

ナレーション: ドイツ西部の都市デュッセルドルフから、およそ100キロメートル離れたアーヘン。

映像説明: 4階建ての白いビルの外観。屋上に「CemeCon(セメコン)」と書かれた立体文字が建てられている。

テロップ: CemeCon(セメコン)

ナレーション: ここにあるのがアーヘン大学からスピンオフした企業、セメコンだ。

映像説明: 2本のドリルが水色のスタンドに立てられている。一方は全体が銀色で、他方はドリルの切削部分が黒くなっている。

ナレーション: この企業は、ドリルなどの先にダイヤモンドやハイピムスと呼ばれる特殊なコーティングをする技術にたけている。

映像説明: 2分割された画面に2枚の顕微鏡写真が表示されている。左側の「通常のコーティング」と書かれた写真にはいびつな穴や粒がいくつも写っている。右側の「CemeCon(セメコン)のコーティング」と書かれた写真には等間隔に刻まれた筋が無数に映っている。それぞれの写真の片隅に「x1.0k(かけるいってんれいケー) 50μm(ごじゅうマイクロメートル)」と表示されている。

テロップ: 通常のコーティング CemeCon(セメコン)のコーティング

ナレーション: 通常のコーティングでは表面に微細な粒が出来るが、この企業のコーティングはそれがほとんど出来ない。

映像説明: 金色のドリルが何本も台の上に立てられている。奥の円筒形(えんとうけい)の棚には、長さや太さの異なる銀色のドリルが数十本並べて立てられている。 オフィス。デスクに置かれたモニターに折れ線グラフが表示されている。 紺のポロシャツを着た男性がデスクでパソコンに向かっている。 オフィスの一角。紺のポロシャツを着た2人の男性がタッチパネルに触れながら話をしている。画面右上にはセメコンのロゴが表示され、「The Tool Coating」と書かれている。

ナレーション: これによりドリルの精度などが保たれるため、製品は、精密な加工が必要な航空機や自動車、医療機器関係などで使われているという。

映像説明: 白い壁の工場の中。グレーのシャツを着た女性が傍らのデスクで作業をしている。奥へ続く通路に沿って白い縦型の機械が並べられている。

ナレーション: 世界10ヵ国へ進出し、全従業員はおよそ400人。

映像説明: 住宅街の歩道沿いに立つ、大きな窓のある石造りの建物の外観。

テロップ: 東京都 港区

映像説明: 建物内の一室。黒いブラウスを着た女性がデスクでパソコンに向かっている。壁にはセメコンのロゴが入ったポスターが貼られている。 会議室。紺のポロシャツを着た2人の男性が長机(ながづくえ)で話をしている。

ナレーション: 2016年に日本へ進出し、東京に営業拠点を設けた。その理由について、日本法人(にほんほうじん)の社長はこう話す。

映像説明: ドリルが描かれたロールスクリーンの前で、紺のポロシャツを着た男性が身ぶりを交えてインタビューに答える。

テロップ: 日本法人(にほんほうじん) CemeCon(セメコン) アレクサンダー・マルクサー 社長

マルクサー社長・英語: 日本は部品工具の産業が非常に強く、シェアは世界市場の23%です。 日本は世界の工具市場における主要な地位を占めています。

映像説明: 通路に並べられた白い縦型の機械と「CemeCon(セメコン)」のロゴがある部屋の写真を背景に「顧客」、「CemeCon(セメコン) 東京オフィス」、「CemeCon(セメコン) ドイツ工場」と書かれた3つのだ円が表示される。「顧客」から「CemeCon(セメコン) 東京オフィス」へ向けられた矢印と、「CemeCon(セメコン) 東京オフィス」から「CemeCon(セメコン) ドイツ工場」へ向けられた矢印が現れる。次いで「CemeCon(セメコン) ドイツ工場」から「CemeCon(セメコン) 東京オフィス」へ向かう矢印と、「CemeCon(セメコン) 東京オフィス」から「顧客」へ向かう矢印が表示される。

ナレーション: 去年までは、日本の顧客からドリルの加工依頼を受けるとドリルをドイツへ送り、そこで加工してから日本の顧客へ納品するというビジネスモデルを取っていた。

映像説明: 平屋の工場の外観。セメコンのロゴが描かれた看板が屋上に設置されている。駐車場には2台の白い乗用車が止められている。

テロップ: 名古屋市

ナレーション: しかし、日本での顧客が増えたことから、加工工場を名古屋に建設。

映像説明: 工場の中。紺のポロシャツを着て水色の手袋をした男性が、壁際に設置された大きな箱形の機械のドアを閉めている。

ナレーション: 2020年1月から、稼働を始めた。

映像説明: 紺のポロシャツを着た男性が、デスクに置かれた顕微鏡にドリルをセットしながらモニターを見つめている。 モニターにはドリルの先端が映っている。 縦型の円筒形(えんとうけい)の装置がゆっくりと回転している。3段の棚には数十本の銀色の筒が取り付けられている。 紺のポロシャツを着た女性がデスクでパソコンに向かっている。モニターには黒い背景にグレーの輪が映っている。

ナレーション: 現在は、顧客から預かったドリルなどは、加工前の検査からコーティング、納品前のチェックまで、名古屋工場で行われている。

映像説明: ドアの近くに置かれたデスクで、紺のポロシャツを着た女性が顕微鏡に何かを設置し、モニター画面を見ている。

ナレーション: なぜ工場の建設先を名古屋に選んだのだろうか。

映像説明: ドリルが描かれたロールスクリーンの前で、マルクサー社長が身ぶりを交えてインタビューに答える。 灰色の装置が埋め込まれた壁の前。紺のポロシャツを着た男性が、ドリルが20本ほど載せられた小さな台車を灰色の装置にセットしている。 紺のポロシャツを着た男性が灰色の装置の横に取り付けられたタッチパネルに触れる。パネルの一部が薄い緑色(みどりいろ)に点滅している。

テロップ: 日本法人(にほんほうじん) CemeCon(セメコン) アレクサンダー・マルクサー 社長

マルクサー社長・英語: 名古屋や愛知県は非常に工業集積が進んでいて、自動車産業や航空機産業があります。 つまり、多くの取引先候補があるからです。

映像説明: 白い壁の会議室。マルクサー社長を含む5人ほどの人物が長机(ながづくえ)で話をしている。

ナレーション: さらには、国内にとどまらず、日本から他国の市場もカバーしているという。

映像説明: ドリルが描かれたロールスクリーンの前で、マルクサー社長が身ぶりを交えてインタビューに答える。 レンガの壁のオフィス。紺のポロシャツを着た3人の人々がデスクでパソコンに向かっている。奥のガラス張りの部屋にはマルクサー社長がデスクでパソコンに向かっている。 紺のポロシャツを着た男性がデスクでモニターを見つめている。 紺のポロシャツを着た女性がデスクでキーボードを操作している。 ドリルが描かれたロールスクリーンの前で、マルクサー社長が笑顔で話を続ける。

マルクサー社長・英語: 当社の日本法人(にほんほうじん)は韓国もカバーしています。 今、韓国は世界市場の6~(から)7%のシェアがあるので、日本の23%と合わせると30%ほどです。 今後、当社のさらなる成長を期待しています。

映像説明: 平屋の工場の中。大きな箱形の機械が置かれた部屋の壁に、銀色の太いパイプが巡らされている。 白い壁の会議室。マルクサー社長を含む5人ほどの人物が長机(ながづくえ)で話をしている。

ナレーション: 今後は、フル稼働に向け、加工機械を14台に増やし、エンジニアを最大で50人程度採用する予定だ。

映像説明: 三光刃物製作所の工場の外観。黒やグレーの乗用車が止められている。

ナレーション: セメコンの名古屋工場の設立はメリットが大きいと話すのは、三光刃物製作所の社長。

映像説明: 白い壁の前で森島社長がインタビューに答える。 三光刃物製作所の工場の中。紫のポロシャツを着た男性が大型機械のタッチパネルやボタンを操作している。 白い壁の前で森島社長が話を続ける。

テロップ: 三光刃物製作所 森島 裕貴(もりしま ひろたか) 社長

森島社長: やっぱり近いってことは、こちらの要望も伝えやすいですし、納期的にも国内他メーカーと、そう遜色ないと。 海外に今まで送ってたことを考えれば、メリットとしてあります。 多種類の、あの、いろんなコーティングを持たれてるので、うち(当社)としてはありがたいかなと…。

映像説明: 三光刃物製作所の工場の中。壁際や柱の周りにデスクや棚、さまざまな機械が置かれている。機械の傍らで紫のポロシャツを着た3人の男性が話をしている。

ナレーション: 一方、日本独自のやり方がグローバル化を遅らせていた分野がある。

映像説明: 室内。縦型の金属の箱の中に、数十個のスイッチがセットされたフレームが取り付けられている。それぞれのスイッチにはケーブルが何本も接続されている。

テロップ: 制御盤

ナレーション 工場には欠かせない、機械を動かす電気系統の心臓部、制御盤だ。

映像説明: 白いシェードが掛けられた窓のある部屋。グレーのスーツを着た男性が長机(ながづくえ)で身ぶりを交えて話をしている。

テロップ: マグトロニクス 菅 正彦(すが まさひこ) 社長

ナレーション: 制御盤の設計から製造までを行う中小企業、マグトロニクスの社長は、日本の制御盤業界について、こう語る。

映像説明: 白い壁の前でグレーのスーツを着た菅(すが)社長がうなずきながらインタビューに答える。

菅(すが)社長: 設計は設計と、そこで出た設計データから、さらに製造用に、新たに図面を作ったりとかですね、 あるリストを作ったりっていう、いくつかのステップを踏んで製造につなげなきゃいけないということで、 エラー、その転記ミスとかですね、再設計ミスとかっていうことも、ミスのリスクもありますので、そういう面でですね、非常に困ってたということです。

映像説明: 室内。壁際に置かれた縦型の箱のドアが開かれる。 箱の中にはケーブルが接続された、数十個のスイッチから成る制御盤が取り付けられている。

ナレーション: 餅は餅屋でスペシャリスト化されている日本の制御盤は、外国製のものより性能は良いが、分業体制による非効率も多かったという。

映像説明: ネオゴシック様式の建物の外観。時計台のとがった屋根が空に突き出ている。画面右下の四角い枠にドイツの地図。ミュンヘンは南の国境近くに位置していて、赤い星印で示されている。 街路樹が植えられた街なか。赤い2階建てバスや乗用車が広い車道を走っている。信号待ちをしている車の前を人々が横切って歩いている。

ナレーション: 制御盤設計を効率化するソフトウェアを開発した企業の営業統括拠点が、ドイツ南部の都市、ミュンヘンにある。

映像説明: 5階建ての白いビルの外観。柵沿いの歩道が奥の建物へと続いている。

テロップ: EPLAN SOFTWARE AND SERVICE

ナレーション: イープランだ。

映像説明: 製品の設計図がパソコンのモニターに表示されている。設計図が箱形の制御盤のCGに切り替わる。 制御盤のCGが回転する。 赤と黄色(きいろ)、青の小さな3つの円が箱形の制御盤のCGの一部に現れ、枠で囲まれてハイライト表示される。枠で囲まれてハイライトされた部分にスイッチの写真が表示される。

ナレーション: この企業が開発した3D CAD(スリーディー キャド)のソフトウェアは、制御盤の設計を自動化することによって設計と製造をシームレスにつなげることができる。

映像説明: モニターに表示されている箱型の制御盤のCGが回転する。 制御盤のCGのフレームに取り付けられたレールの上をスイッチが移動する。 制御盤のCGの左側に表示されているフォルダが表示されているウインドウがスクロールされる。 制御盤のCGが拡大表示される。 画面左側の数十種類のブランドのロゴが表示されたウインドウがスクロールされる。右側のウインドウには設計図が表示されている。 さまざまな部品の写真が表示されたウインドウがスクロールされる。 部品の写真の横にはメーカーや製品の名前などが書かれている。 白いワイシャツを着た男性が制御盤のCGが表示されたノートパソコンを操作している。

ナレーション: 例えば制御盤の回路図を設計する際、部品を選択すると必要なパーツ、配置、ワイヤーの長さまで決定できる。また、使う部品はデータ化され、最新部品が出ると情報が更新されるため、エンジニアなら、ベテラン、新人問わず、誰でも同様の制御盤が設計できる。

映像説明: ソフトウェアの画面。「フィルターのリセット」、「フィルター」、「ソース」、「ターゲット」などの情報や制御盤のCGが表示されている。 制御盤のCGが縮小表示される。 部品のCGがドラッグされ、赤く表示される。 ツールバーから「接続」と書かれた項目が選択され、「プレビュー」、「収容能力」などのメニューが表示される。

ナレーション: さらに、設計段階から部品の発熱量などをパソコン上(パソコンじょう)でシミュレーションできること、設計から製造までを1つのデータで管理することから、時間の短縮、製造ミス防止などにつながるという。

映像説明: 観葉植物が置かれた会議室。グレーのスーツを着て眼鏡を掛けた男性を含む4人の人物が、長机(ながづくえ)で話をしている。 制御盤のCGが表示された大型モニターの前で、グレーのスーツを着て眼鏡を掛けた男性が身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: ヨーロッパのみならず、北米、アジアなど世界50ヵ国以上に拠点を構えるイープランは、隠れたチャンピオンと呼ばれる、ドイツを代表する中堅企業だ。

映像説明: 観葉植物のそばでグレーのスーツを着て眼鏡を掛けた男性がインタビューに答える。

テロップ: EPLAN SOFTWARE AND SERVICE カルステン・メンテルマン アジア太平洋地域担当副社長

メンテルマン アジア太平洋地域担当副社長・ドイツ語吹き替え: 制御盤設計の主要なソフトウェア市場は日本、アメリカ、中国なので、日本への進出を考えました。 当社のソフトウェアにも、ニーズが高いと思っています。

映像説明: 街なか。交通量の多い車道沿いに建つ9階建てのグレーのビルの外観。

テロップ: 横浜市

テロップ: EPLAN SOFTWARE AND SERVICES(イープラン ソフトウェア アンド サービス) 日本法人(にほんほうじん)

映像説明: 壁に掲げられた看板に3本の白いラインのロゴが描かれ、「EPLAN Software & Services K.K.(イープラン ソフトウェア アンド サービス かぶしきがいしゃ)」と書かれている。

ナレーション: 日本進出(にほんしんしゅつ)は2016年。横浜に日本法人(にほんほうじん)を設立し、市場開拓に乗り出した。

映像説明: 壁に大型モニターが掛けられた部屋。グレーのジャケットを着て眼鏡を掛けた男性とストライプのワイシャツを着た男性が長机(ながづくえ)で話をしている。グレーのジャケットを着て眼鏡を掛け、話を聞いている男性にズームインする。

テロップ: 日本法人(にほんほうじん) EPLAN SOFTWARE AND SERVICES(イープラン ソフトウェア アンド サービス) 井形 哲三 社長

ナレーション: 日本法人(にほんほうじん)の社長は、日本で制御盤をつくる職人が不足しつつある今こそ、自社製品のニーズがあると思っていた。

映像説明: 「EPLAN」、「efficient engineering」などと書かれたパネルが掛けられた壁の前で、グレーのジャケットを着て眼鏡を掛けた井形社長がインタビューに答える。

井形社長: CAD(キャド)業界に関してはですね、日本(にほん)のマーケットってのは非常に大きいんですね。 日本(にほん)が変わってきたというチャンスで、日本(にほん)のマーケットを拡大していきたいということでやっております。

映像説明: 緑豊かなオフィス街。交通量の多い車道沿いに建つ、鏡面ガラスが張られたビルの外観。

テロップ: 大阪市

ナレーション: 顧客の増加に伴ってサービス向上のため、名古屋に続き、2020年2月には、新たに大阪オフィスを設けた。

映像説明: 白いシェードが掛けられた窓のある部屋。井形社長と菅(すが)社長が、長机(ながづくえ)で話をしている。 菅(すが)社長が身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: 一方、マグトロニクスの菅(すが)社長は、イープランのソフトウェアで、設計から製造までをデータでつなげることで、中小企業の海外展開も期待できるという。

映像説明: 白い壁の前で菅(すが)社長が、うなずきながらインタビューに答える。 モニターに表示された制御盤のCGが拡大表示され、回転する。 室内。グレーのストライプのシャツを着た人物が、制御盤にセットされたスイッチの穴にドライバーを差し込んでいる。 ケーブルが何本も接続されたスイッチが制御盤にいくつも取り付けられている。

テロップ: マグトロニクス 菅 正彦(すが まさひこ) 社長

菅(すが)社長: われわれが使ってる部品っていうのは、非常に日本(にほん)のメーカーさんの部品が多いんですね。 ま、それは世界的に見ても非常に優れた製品で、ま、部材としては、非常に実力があるんで。 それをあと、どういうふうに構成して、どう、盤として組み立てるかっていうノウハウの部分ですね。 ここをイープラン等(とう)のですね、合理的な設計のソフトウェアを使ったり、 設計から物作りへつなげるような流れが作れれば、 より、日本初(にほんはつ)のですね、いろんなソリューションっていうのは、もっともっと展開できていくという可能性があるというふうに思ってます。

映像説明: 制御盤のCGが表示された大型モニターの前で、メンテルマン アジア太平洋地域担当副社長が身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: イープランの本社の副社長は、日本の今後についてこう話す。

映像説明: 観葉植物のそばで、メンテルマン アジア太平洋地域担当副社長がインタビューに答える。

テロップ: EPLAN SOFTWARE AND SERVICE カルステン・メンテルマン アジア太平洋地域担当副社長

メンテルマン アジア太平洋地域担当副社長・ドイツ語吹き替え: 1つは、日本の顧客をもっと集めたいです。 もう1つは、日本を拠点に、アジア、そして世界展開する、当社にとって重要な第一歩を踏み出したいです。

映像説明: 白いシェードが掛けられた窓のある部屋。井形(いがた)社長が長机(ながづくえ)で話をしている。

ナレーション: 井形社長はドイツ企業と日本企業(にほんきぎょう)の相乗効果を感じている。

映像説明: 「EPLAN」、「efficient engineering」と書かれたパネルが掛けられた壁の前で、井形社長がインタビューに答える。

テロップ: 日本法人(にほんほうじん) EPLAN SOFTWARE AND SERVICES(イープラン ソフトウェア アンド サービス) 井形 哲三 社長

井形社長: ドイツ人と日本人(にほんじん)の関係は非常にいいわけですね。信頼関係ができるという意味でですね、 ドイツ、日本(にほん)が組んでですね、グローバルにロールアウト(展開)するという、 イープランという非常にニッチなソリューションでありますけども、非常に、それはあの、シナジー(相乗効果)としては大きいんではないかなというふうには思っています。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 取材した日本企業(にほんきぎょう)には、外国企業が近くに来ることで、取り引きにおける時間やコストが削減できるというメリットがありました。特に、地方都市への投資は、地方の経済の活性化につながりそうですね。日本の価値が、ますます高まることに期待したいです。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがおじぎをする。

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