山口大学にて大学生向け模倣品対策啓発イベントを開催
IIPPF啓発プロジェクトでは、2025年10月8日(水曜)、山口大学にて「世界のニセモノ対策最前線!ー知財で目指すより良い社会ー」と題した90分の特別授業を開催しました。山口大学経済学部、国際総合科学部、近隣高校の学生など約130名が参加しました。
本イベントは、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)がZ世代への啓発活動の一環として2023年より取り組んでいるもので、模倣品への理解を深め、知的財産保護の重要性を伝えることを目的としています。
当日は、IIPPFによる組織紹介や活動事例の説明に加え、WIPO日本事務所による講演「Respect for IP」が行われました。また、6社1団体((株)バンダイ、パナソニックホールディングス(株)、トヨタ自動車(株)、(株)ワコールホールディングス、マツダ(株)、アマゾンジャパン、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構/CODA)が登壇し、それぞれの模倣品対策や知的財産保護への取り組みを紹介しました。また、上記企業の他、HUMAN MADE(株)、日産自動車(株)等が会場に製品のニセモノと本物を展示し、参加した学生は実際に手に取って見比べる体験をしました。
参加した学生からは、「安さなどの魅力に惑わされず、正規品を購入する意識を持つことの大切さを実感した」「企業の実例を通して、座学では得られない知識や現場の声を聞くことができ、最後まで集中して聴講できた」といった感想が寄せられました。
翌9日には山口大学知的財産センターとの意見交換会も実施され、大学・企業・国の機関の連携の重要性や、知的財産を中心としたエコシステムの活用と発展に向けた共通認識が共有されました。
IIPPFは今後も企業や大学と連携し、若い世代への啓発活動を通じて、より良い社会の実現を目指していきます。
なお、当日の様子は、10/14(火曜)16時50分~のTYSテレビ山口の夕方情報番組「mix」にて約10分間放送されました。
イベントの様子
ニセモノ、本物展示の様子
ご相談・お問い合わせ
国際知的財産保護フォーラム事務局(ジェトロ知的財産課)
E-mail: iippf@jetro.go.jp / Tel: 03-3582-5396




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