お知らせ・記者発表
ジェトロが創業前のシーズを事業化するプログラムを京都大学と開始 ―シンガポール国立大学発GRIPが初めて日本の大学向けに実施―
2026年01月16日
ジェトロは、日本の大学が有する技術やビジネスモデルの商業化を目指し、新たに京都大学とシンガポール国立大学(NUS)と連携し、世界で戦えるスタートアップの創出を目指します。今回のポイントは主に3つです。
- ジェトロが国内外の大学と連携して、創業前のシーズを対象に事業化を目指すプログラムを行うのは初めて。
- 今回のプログラムは、シンガポール国立大学(NUS)が主導する国家プログラム(National GRIP)を活用するもの。同プログラムが日本の大学を対象にするのは初めて。
- 京都大学が有する4つのシーズ(プロジェクト)を対象に選定。
ジェトロとシンガポール国立大学(NUS)は、ディープテック分野を中心とした大学や研究機関を基盤とする高度な研究成果を、創業前・創業間もない段階から支援して国際市場で通用するスタートアップへと育成することを目指し、「京阪神アジアアクセラレーションプログラム(GRIP JAPAN)」を開始しました。一般社団法人京都知恵産業創造の森および京都大学と連携し、選抜された4つのプロジェクトの関係者が約4カ月間にわたり、専門家によるメンタリングや投資家らとの交流機会を提供するアクセラレーションプログラムを行います。

| プロジェクト名(分野) | 中心研究者 |
|---|---|
| 耐熱性半導体プロジェクト | 金子 光顕 氏 京都大学大学院工学研究科准教授 |
| 人工血管プロジェクト | 山中 浩気 氏 京都大学医学部附属病院形成外科助教 |
| 新規茶系飲料プロジェクト | 丸岡 毅 氏 京都大学大学院農学研究科博士課程 |
| 孤独化防止サービスプロジェクト | スプリング・ハン 氏 京都大学経営管理大学院教授 |
今回のプログラムは、内閣府・文部科学省・経済産業省が策定した「スタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」に基づく、「スタートアップ・エコシステム拠点都市機能強化プログラム事業」の一環として実施するものです。
これまで、ジェトロは同プログラム事業を通じて、日本のスタートアップのグローバル化に資するメンタリング・アクセラレーションプログラムの提供やアントレプレナー教育、海外エコシステム(海外アクセラレーター、ベンチャーキャピタル等)へのコネクション形成支援など、各地域のスタートアップ・エコシステム強化に貢献するなど多様な取り組みを行ってきました。今後は、大学発の研究成果やシーズの世界でのスケールアップ支援など、創業前のプロジェクトについても重点的に取り組んでいきます。
「京阪神アジアアクセラレーションプログラム(GRIP JAPAN) 」プログラム概要
- プログラム期間
- 2025年11月17日(月曜)~2026年3月9日(月曜)
- 場所
- オンライン(国内実施プログラム)、シンガポール(2026年1月8日~20日)
- プログラム内容
- 専門家による市場・競合分析、課題抽出、バリューチェーン分析等のオンラインメンタリングを通じたビジネスモデルの構築。シンガポール現地での対面ワークショップや企業・投資家との交流、ディープテックエコシステムに入り込むプログラムを実施 。
- プログラムデモデイ
- 2026年3月9日(月曜)於・京都
NUS Enterprise 概要
- シンガポール国立大学(NUS)は、「NUSをタレントマグネット、そして世界的なイノベーションの原動力にする」という使命に基づき、同学の起業家精神の中心であるNUS Enterpriseは、アイデアを生み出し、イノベーションを促進し、ベンチャーを世界規模の企業へと成長させてきました。2001年以来、約4,300人の学生を育成し、3,000社以上のスタートアップを支援、その中には10社のユニコーン企業も含まれ、世界のイノベーションおよびスタートアップ・エコシステムを豊かにしてきた。また、体験型学習、エコシステム構築、技術の実用化・商業化、戦略的なグローバルパートナーシップを通じて、次世代のチェンジメーカーが人類の最も差し迫った課題に取り組めるよう支援しています。シンガポール国立大学(NUS)は、今後10年間で10億人の生活を改善することを目標に1つとして掲げています。
- NUS GRIPは2018年に開始された、NUS Enterprise(NUSの起業家精神を担う部門)による旗艦イノベーションプログラムです。開始以来、NUSのスピンオフ企業の50%以上に寄与し、177チームから121のスタートアップを創出、508名の起業家を育成し、外部資金として6,800万シンガポールドル以上の調達を支援してきました。
- GRIP JAPANは、研究成果を社会にインパクトを与えるディープテック事業へと転換することを後押しし、アジアの社会課題解決や新たな機会の獲得を目指します。
-
イノベーション部スタートアップ課(担当:蟹江、井上、若杉)
ジェトロ京都(担当:宮崎、佐竹、安藤)
Tel:03-3582-5770
E-Mail:IVD@jetro.go.jp
※上記連絡先はイノベーション部スタートアップ課




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