ドバイ万博日本館 アテンダント公式ユニフォームが決定 ―日本の美意識を踏まえた「つながり」を表現―

2020年03月23日

モデル:
UTA氏(左)、冨永愛氏(右)

このたび、ドバイ万博日本館でアテンダントが着用する予定の公式ユニフォームが決定いたしました。東レ株式会社(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:)にご協賛をいただくとともに、「ANREALAGE(アンリアレイジ)」の森永邦彦氏にデザインを手掛けていただきました。
公式ユニフォームのコンセプトムービーは、次よりご覧いただけます。
EXPO 2020 DUBAI -JAPAN COSTUME CONCEPT MOVIE外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(YouTube)

なお、アテンダントにつきましては引き続き4月20日(月曜)まで募集しております。詳細につきましては、「2020年ドバイ国際博覧会 日本館アテンダント募集外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(2020年ドバイ国際博覧会日本館アテンダント事務局)」をご参照ください。

また、テーマや展示概要など日本館の情報をご紹介するリーフレットも、公式ウェブサイトにて公開しております。次よりご覧ください。
2020年ドバイ国際博覧会 日本館PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1.32MB)

ユニフォームについて

公式ユニフォームでは、人と人、文化と文化、心と心などの「つながり」を表現しました。
人の体を原型とした従来のユニフォームとは異なり、男性用/女性用の区分がない球体を原型とすることで、性別やサイズを問わず、多様な体を包み込むフォルムを制作しました。真っ白に見えるジャケット・スニーカー・鞄は、再帰性反射素材により、光を纏います。光により文様が浮かび上がり、見る角度により色合いが多様に変化し続けます。まる、さんかく、しかく、という多様な個性を象徴する記号がつながり、心(=ハート)のモチーフが生まれ、更にハートとハートがつながることで、中東のアラベスク柄と日本の和柄が共存したモチーフが現れます。足元はスニーカーに統一し、ASICS(アシックス)が製造、携行用バッグはPORTER(ポーター)が製造し、帽子はHaute Mode Hirataの平田欧子氏に監修いただきました。素材は次の時代につながる環境に配慮した東レの高機能素材を使用しています。
  世界中の文化がクロスオーバーする万博の場において、あらゆる境界を越境し、装いが、人と人、そして、心と心を繋ぐ役割を果たすことを願います。

地球のような球体型のジャケット。性別やサイズを問わず、多様な体を包み込みます。素材は再帰性反射素材を用い、光が当たると文様が浮き上がります。

四角形のボトム。着る人の体型に応じて形を変え、ラッピングスカートと袴パンツが共存するシルエットを生み出します。

光と影の共存を表現した切り替えシャツ。光と影を生み出す地軸の傾き23.4度で引かれた境界線を境に、半分は光の白、半分は影の黒で切り替えています。

PORTERと協業した携行用バッグ。PORTERの定番アイテムとして、1980年代初めから時代を越えて多くの人に愛されてきた2Way Helmet Bagのサイズを約50%に縮小し、携行用バッグとしてリモデル。素材は再帰性反射素材を用い、光が当たると文様が浮き上がります。

ASICSと協業したスニーカー。ASICSの定番アイテムとして、1990年代から時代を越えて多くの人に愛されてきたGEL-LYTE III(ゲルライトスリー)をベースに、GEL-LYTE XXX (ゲルライト サーティー)としてリモデル。素材は再帰性反射素材を用い、光が当たると文様が浮き上がります。

Haute Mode Hirataの平田欧子氏と協業した帽子。今回の制服コンセプトを共有し、モチーフのまる、さんかく、しかくを組み合わせて平田欧子が帽子をデザイン。通気性・速乾性に優れた東レのダブルラッセルを使用。この素材の特性でもある弾力性を活かし、平面の帽子をスナップのとめ位置に応じて形を変化させることができました。スナップを外せば平らになる帽子は男女共通の形です。平らな2つの帽子を重ねるとハートが浮かびます。

ビジュアルのモデルには、冨永愛、UTAを起用。コンセプトムービーは、NIONが手掛け、山口一郎(sakanaction/NF)、青山翔太郎(NF)がサウンドディレクションを担当しました。スタイリングはTEPPEI、アートディレクションは武藤将也(NO DESIGN)、ビジュアルフォトは亀井 隆司 (W)が担当しました。 コンセプトムービーは以下にてご覧いただけます。
EXPO 2020 DUBAI -JAPAN COSTUME CONCEPT MOVIE外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(YouTube)

デザイナーについて

ANREALAGE アンリアレイジ:
デザイナー森永邦彦。1980年東京生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。
2003年「アンリアレイジ」設立。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。「神は細部に宿る」という信念のもと作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、テクノロジーや新技術を積極的に用いた洋服が特徴。東京コレクションで発表を続けた後、2014年秋、15S/Sよりパリコレクションデビュー。2019年「LVMHヤング ファッションデザイナープライズ」ファイナリストに選出。第37回毎日ファッション大賞受賞。(公式サイト:ANREALAGE OFFICIAL ONLINE SHOP外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

東レ株式会社 会社概要

代表者
:代表取締役社長:
所在地
:東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
設立
:1926年1月

東レは素材メーカーとして、繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング、ライフサイエンスなど様々な分野において先端材料、高付加価値製品を創出してきました。東レの高機能素材を活かした快適なユニフォームの提供を通じ、日本ならではの「おもてなし」にあふれた接客を支援します。

公式サイト:TORAY外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

ドバイ万博日本館アテンダント着用公式ユニフォーム制作体制について

協賛・製造
:東レ株式会社
デザイナー
:ANREALAGE 森永邦彦
監修
:公益財団法人日本ユニフォームセンター

※帽子デザイン・監修 : 平田欧子Haute Mode Hirata / スニーカー製造 : 株式会社アシックス /
鞄製造 : 株式会社 吉田 (PORTER)

日本館について

日本館公式ウェブサイトにて、日本館の建築等に係る最新情報や、会期前に国内外で開催する日本館主催のイベント情報などを公開しています。ぜひ日本館公式ウェブサイトを併せてご覧ください。

ドバイ万博日本館公式ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

ドバイ万博について

ドバイ万博は、中東およびアフリカ地域では登録博として初めての開催となる国際博覧会です。UAE建国50周年を前に、2020年UAEのドバイにおいて開催されます。

名称
:2020年ドバイ国際博覧会
会期
:2020年10月20日〜2021年4月10日(173日間)
開催地
:UAE (アラブ首長国連邦)ドバイ
テーマ
:「Connecting Minds, Creating the Future(心をつなぎ、未来を創る)」
サブテーマ
:(1)Mobility (2)Opportunity (3)Sustainability
会場面積
:438ヘクタール
出展者数
:192カ国が参加表明済み
想定入場者
:約2,500万人(見込み)
公式サイト
:Expo 2020 Dubai外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

2020年ドバイ国際博覧会 日本館広報事務局 (担当:田中)
Tel:070-4316-1379 E-mail:info@expo2020.jp
(受付時間)9:30~17:30(土日祝日除く)