羽田空港国際線出国エリアでAIカメラを活用したクールジャパン商材のデジタルマーケティングを実施

2020年02月03日

ジェトロは、経済産業省、株式会社羽田未来総合研究所と連携し、インバウンド客の利用が増加する羽田空港国際線ターミナル出国エリア内で、15都道府県20社を対象とした「クールジャパン商材のプロモーション&デジタルマーケティング」を2月10日から3月8日に実施します。2019年8月に続いて第2回目の開催です。

参加商品は、特設会場「Essence of Japan –Mastery Collection- HANEDA and JETRO creation」に設ける各社専用の棚で展示販売します。店舗内を俯瞰するネットワークカメラを設置し、店内導線データおよび棚前での行動分析技術(株式会社オプティム提供)を用いた消費者行動データを収集します。これらデジタルデータに加え、購買データ(購買商品、購買者の国籍、年代、性別)の収集、定性データとして来店者へのインタビューを行います。ジェトロが分析したデジタルデータは、海外展開のためのマーケティングデータとして参加事業者へフィードバックするとともに、今後の海外展開についてアドバイスを行います。

1.参加事業者一覧

※詳しくは添付の「参加事業者一覧」、次のプロジェクト専用ウェブサイト(英語)をご覧ください。

Essence of Japan –Mastery Collection- HANEDA and JETRO creation– 2020 winter

2.デジタルマーケティングの方法について

  1. 店舗内を俯瞰するネットワークカメラで、来店者の店内動線を把握します。最終的に商品Aを購買した来店者が購入を決定するまでの過程で、他のどの商品と比較していたのかを推計することで、商品へ関心度合を計測します。あわせて、各棚前で来店者の棚への「手伸ばし行動」を測ります。単に商品を見るだけでなく、実際に棚に手を伸ばすという行動を起こした来店者数を把握することにより、その商品に対する「より強い興味・関心」を示した来店者数を計測します。
  2. ネットワークカメラを搭載したタブレットを各事業者の商品棚に設置し、各棚前の来店者数、来店者の属性(性別・年代)および滞留時間(秒単位)を測ります。これにより、来店者の数と滞留時間の長さを商品への関心度合いとして推計します。

なお、いずれの系統においても、ネットワークカメラで撮影された画像は自動的にAIで解析・判定、数値データ化されてクラウドに蓄積され画像データは一切保存されないため、個人情報の取得・保存は行いません。

3.プロジェクト概要

主催
ジェトロ
協力
株式会社羽田未来総合研究所

株式会社羽田未来総合研究所について:株式会社羽田未来総合研究所は、羽田空港の国内線ターミナルの建設・管理運営を担う日本空港ビルデング株式会社のグループ会社です。「地方創生」「文化とアートの発信」「人財とマーケティング」を柱に、HANEDAのナレッジとポテンシャルを活かし、新たなビジネス・価値、未来を創造します。

共催
経済産業省
事業内容
地域資源を活用したクールジャパン商材のテストマーケティングを羽田空港国際線ターミナル出国エリアにて実施
販売期間
2020年2月10日~2020年3月8日
出展費用
無料
対象企業
海外への販売を希望する企業・事業者、訪日外国人旅客向けの販売を希望する企業・事業者
※但し、商社や代理店等、製造者以外による申込の場合は、製造者の承諾を得た上での共同提案となります。
対象品目
工芸品、日用品、生活雑貨、化粧品等(詳細は応募サイトに記載)
応募サイト
羽田空港出国エリアにおけるテストマーケティング(第二回)
詳しくはこちらのページをご覧ください。

4.会場イメージ

5.会場マップ

羽田空港国際線ターミナル3F出国エリア内 113番ゲート前

デジタル貿易・新産業部 デジタルプロモーション課
(担当:押切、吉田、永吉)
Tel:03-3582-5238