日本企業の課題解決にインド学生の知恵 ―1月21日 「Talent for Japan Contest」発表会 AI・DX活用から市場開拓まで―

2025年12月17日

ジェトロは、2026年1月21日（水曜）、ジェトロ本部（東京都港区）およびオンラインにて、日本企業と海外の優秀な人材との協働を促進する新たな取り組み「Talent for Japan Contest」の成果発表会・交流会を開催します。インドの有力17大学・500件超の応募から選抜された11名の学生が、日本企業が実際に抱える事業課題に対する解決策を提案します。

日本企業の持続的な成長や競争力強化のためには、イノベーションの創出や組織のダイバーシティ推進がますます重要になっています。こうした背景のもと、ジェトロは海外学生を対象にした初の「Talent for Japan Contest」を実施しました。本コンテストは、日本企業が提示するリアルな課題をテーマとして設定し、学生が独自の視点で解決策を考案し、プレゼン動画とスライド資料で具体的なソリューションを提案しました。現地審査員による厳正な審査と、課題提供企業による評価を経て11名の優勝者が選抜されました。
今回、選抜された11名が来日し、本成果発表会で、日本企業6社（５都府県）が提示したテーマに対して、独自の視点と創意工夫による提案を発表します。AI（人工知能）による工場監査の自動化や暗黙知の形式知化といったDXソリューションから、インド市場向けの製品ローカライズ戦略まで、日本企業の現場課題に直結する多様な提案を紹介します。

11名の学生は来日期間中、参加企業6社をそれぞれ訪問し、各社の現場視察や取り組み実態を学ぶとともに、日本企業のメンバーと課題解決についてディスカッションを行います。さらに、アンドラプラデシュ州との協力関係をはじめインドとの交流を深める富山県を訪問し、インド工科大学マドラス校等と連携する富山大学との交流や富山発のグローバル企業も訪問予定です。学生たちにとっては、日本の地域発の企業がグローバル市場に挑む姿や、産学連携による地域課題解決の可能性を肌で感じる機会となります。

本発表会は、企業がなぜその課題をテーマとして設定したのか、その背景や狙い、そして学生たちがどのような視点で解決策を導き出したのかを知ることができる貴重な機会です。学生らによる新しい視点や具体的なソリューションを知ることで、自社のDX推進や海外市場開拓のヒントを得られるとともに、グローバル人材との協働によるイノベーション創出や新市場開拓の可能性を体感できる場となります。ぜひご参加ください。

2026年1月21日開催「Talent for Japan Contest」発表会イベント詳細・申し込みページ