お知らせ・記者発表
北欧最大級のスタートアップイベント「SLUSH 2023」へ 日本から参加する8社が決定
2023年11月21日
ジェトロは、フィンランド・ヘルシンキにて開催される北欧地域最大のスタートアップイベント「SLUSH2023」にジャパンパビリオンを設置し、J-Startup企業(注1)にも選出されている、エレファンテック株式会社、株式会社Thermalytica、ユカイ工学株式会社(注2)をはじめとした、注目の日本のスタートアップ8社(注3)への出展支援を行います。
「SLUSH2023」は、学生主体の非営利団体が主催している北欧最大のスタートアップ向けのイベントです。開催期間は11月30日と12月1日の2日間で、Messuaukio Helsinki Expo and Convention Centreが会場となり、会期前を含め多数のサイドイベントも開催されます。今年は13,000人以上の来場者を見込んでおり、北欧を中心としたスタートアップの他、欧州や北米のVC、投資家、大手企業、メディアが集まります。また、SLUSHアプリを利用した来場者との効率的なマッチング支援も行われます。
ジェトロは、参加企業に対して、メンタリングやビジネスマッチングのサポート、英語コミュニケーショントレーニングなど、ネットワークを活かした豊富なメニューで参加企業を支援しています。
参加スタートアップのリストは下記より。 ※企業名アルファベット順 (社名・WEBサイトURL・サービス内容)
- 株式会社datagusto
- LLMアプリケーションにおけるプロンプトエンジニアリング自動化プラットフォーム。データソースへ連携、リアルタイムにデータからプロンプトを生成することで、LLMを用いたアプリの開発をプロンプトエンジニアリングなしに自動化することが可能。
- エレファンテック株式会社
- 「新しいものづくりの力で持続可能な世界を作る」というミッションを掲げ、金属インクジェット印刷による電子回路基板の量産化に人類で初めて成功。独自製法による電子回路製造で、CO2排出量を75%、水消費量を95%を削減することを可能にした。
- hap株式会社
- 「COVEROSS®のサーキュラーファッション」が今年の第11回技術経営イノベーション大賞で内閣総理大臣賞を受賞。 COVEROSS®スマートウェアは、サステナブルでリユース可能、修理可能、リサイクル可能、家庭で洗濯できる先進的なウェルビーイング ウェアに進化した。
- 株式会社kitafuku
- クラフトビールの製造過程で大量に廃棄されるモルト粕を紙に混ぜ込んだアップサイクル再生紙「クラフトビールペーパー」を開発。水分を多く含むため焼却処分する環境負荷が高く、コストもかかるモルト粕をアップサイクルすることで、廃棄物の削減を実現する。
- 株式会社ONE ACT
- 世界初のエンタープライズ向けソースコードマーケットプレイス「PieceX」を開発運営するグローバルスタートアップ。 本社を日本に置き、フランス、インド、英国、米国にも拠点を置いている。
- 株式会社プログミー
- 初めてのプログラミングからディベロッパーデビューまでをスムーズに実現する、プログラミング学習プラットフォーム。共同編集のビジュアルプログラミングでアプリやゲームを楽しくチーム開発できる。
- 株式会社Thermalytica
- 長年の先端材料研究から生み出された超断熱技術を持つクリーンテックスタートアップ。経済的にも環境的にも即時性のあるソリューションで熱課題にアプローチする。
- ユカイ工学株式会社
- 「ロボティクスで、世界をユカイに。」をモットーに、生活をユカイにするロボット製品の開発に取り組むスタートアップ。新商品の呼吸するクッション「fufuly」-近くにいる人の呼吸に同調するという生き物の性質をもとにした Deep Breathing Technology を搭載-を展示する。2023年12月5日までクラウドファンディング中。
(注1)参考:J-Startupサイト
(注2)企業名アルファベット順
(注3)2023年11月10日 時点
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ジェトロ スタートアップ課(長尾・近藤)