海外スタートアップコンテスト採択企業よりアワードウィナー15社を選定 ―日本の社会課題解決に向けて国境を越えた協業連携を支援―

2022年02月16日

ジェトロは、2021年に開催した日本が抱える社会課題の解決策をテーマとした海外スタートアップコンテスト「Japan Challenge for Society5.0-Accelerate Innovation with Japan-」 の採択スタートアップ45社より（2021年9月27日採択発表参照）、次の通りアワードウィナー15社を決定しました。

本コンテストでは、特典として採択スタートアップ45社に対して、以下２つの支援事業を進めてきました。

今回、日本企業との協業連携が実現する可能性が特に高いスタートアップ15社をアワードウィナーとして選定し、３つめの支援事業として更なるきめ細かいサービスを提供するものです。

※新型コロナウイルスの情勢を注視しつつ、日本への招聘による日本企業・自治体とのマッチングサポートも検討しています。

アワードウィナー15社へのコンタクトをご希望される場合は、ジェトロ イノベーション促進課（IID@jetro.go.jp）までご連絡ください。

Biolive（トルコ）：

オリーブの種や廃棄食材を利用した100%植物由来の環境に配慮したバイオポリマーやヴィーガンレザーを生産・販売。

Bisly Ltd（エストニア）：

省エネを低コストで実現するスマートビルソリューションを提供。

FLYING WHALES（フランス）：

環境への負荷を最小限とし、飛行船で特大の重量貨物の空輸を可能にするソリューションの提供。

SolarDuck BV.（オランダ）：

世界で初めて認証された浮体式洋上太陽光発電設備の提供。2021年4月に本格的な実証機を設置し、送電網にエネルギーの供給開始。

Solarstone（エストニア）：

屋根等建築資材と一体となった太陽電池の設計、開発、製造。美観に優れ、資源効率が高く、安価であるとともに、導入者向けにエネルギー利用状況の確認や導入計画をサポートするソフトウェアを提供。

TWAICE Technologies GmbH（ドイツ）：

バッテリーの運用効率を大幅に向上させる、最先端のバッテリー分析プラットフォームを開発・提供。

Ynsect（フランス）：

自然昆虫タンパク質を栄養価の高い食材へ転換する技術、また肥料・飼料を生産する技術の提供。

Bioservo Technologies（スウェーデン）：

手に特化したパワースーツを開発。スマートアシスト機能により、特定のユーザーの使用方法を学習し、握力を強化することが可能。

BYSTAMP（フランス）：

電子フィジカルスタンプを開発。独自のAI技術を搭載して電子署名の解析・認証を瞬時に行うほか、ブロックチェーン技術を駆使して電子署名の偽装や二重利用を直ちに判別・防止。

MAGMENT GmbH（ドイツ）：

セメントと磁性粒子から作られた磁化可能なコンクリートを使用した、ワイヤレス誘導式充電インフラを開発。

Valkyrie Industries Ltd（英国）：

EMS（電気的筋肉刺激）とVRを利用して、重さや負荷、疲労などの感覚を仮想体験可能なウェアラブルデバイスを開発。

3D CityScapes（カナダ）：

都市・不動産開発業者向けのビジュアルクオリティの高い1-1スケールのデジタルツイン技術を開発。

Autofleet（イスラエル）：

車両・運送事業者向けのフリートマネジメント・プラットフォームを提供。運用の最適化や、新規サービスのシミュレーションが可能。

Ridecell, Inc.（米国）：

カーシェアリングやデジタルタッチレスレンタルなど新サービスの立ち上げを可能にするフリートマネジメント・プラットフォームを開発。フリートの監視だけでなく、問題解決等のワークフローの自動化を実現。

Sharper Shape Inc.（米国）：

インフラの検査等に使用可能なAIを用いた統合インテリジェンス・プラットフォームを開発。インフラの安全性と信頼性の向上を実現。