お知らせ・記者発表
「A journey to simplify you」―日本茶で米国消費者にマインドフルネスな体験を―
2020年08月18日
片づけコンサルタント・近藤麻理恵さんを起用し、心と体を整える日本茶の魅力を訴求
日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO/センター長:小林栄三/伊藤忠商事株式会社前会長・現名誉理事)では、2020年8月から米国市場に向けた新しい日本茶プロモーションを展開します。
片づけコンサルタントとして米国で圧倒的な人気・知名度を誇る近藤麻理恵さん(通称・こんまりさん ※1)を、今年度新しく日本茶プロモーションのアンバサダーに起用します。近藤さんは茶道の先生である祖母から作法を教わるなど幼少期から日本茶に親しんでおり、日常的に愛飲しています。日本茶への関心が高いハリウッド女優のニッキー・リードさんと共に、日本茶を取り入れたシンプルでマインドフルな生活を訴求するムービーを制作し、YouTube上で展開します。
米国で日本茶の購入意向が高いミレニアル世代(※2)は、商品のスペックや機能だけでなく、その商品・会社にまつわるビジョンやストーリーに強い関心を示します。
今年度刷新したプロモーションサイトでは、国内の様々な茶農家・茶商に光を当てて、日本茶にかける想いやストーリー、匠の技術を記事化し、米国ミレニアル世代に向けて定期的に発信します。
また、9月からは「A journey to simplify you」をテーマにしたムービーを公開予定です。ここでは多様なライフスタイルの米国人が日常に日本茶を取り入れることでマインドフルネスな瞬間を得る体験を描きます。
さらに、国内事業者の米国におけるオンライン販路拡大のため、これまで実施してきたAmazon.comを中心にECサイトでの販売をサポート(デジタル広告の配信およびECサイトへの誘導)します。
日本から米国向けの日本茶輸出額(2019年度)は約65億円と直近5年間で2倍近くに増加、米国の緑茶市場規模は約178億円となります。
米国で日本茶の購入意向が高いミレニアル世代が関心を寄せる「マインドフルネス」を訴求するにあたって、注目したのは日本茶に豊富に含まれるテアニン成分(※3)です。カフェインの中枢神経興奮作用を抑制し、リラックスさせてくれる効能があるので、マインドフルネスに効果的です。コーヒーや紅茶とは違い、心と体の緊張を解きほぐすテアニンがたっぷりと入った日本茶ならではの価値を訴求します。
※1:近藤麻理恵さんプロフィール
片づけコンサルタント。著書「人生がときめく片づけの魔法」が世界40カ国以上で翻訳出版され、シリーズ累計1,200万部を超える世界的大ベストセラーに。2015年、米「TIME」誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、活躍の場を海外に広げている。
※2:ミレニアル世代
1981年~96年までに生まれた世代(2020年時点で24歳~39歳)。
※3:日本茶にテアニンが豊富な理由
日本茶の中でも、特に玉露や抹茶、かぶせ茶については栽培時に「覆い」をして日光を遮断し、茶葉のテアニンが刺激・興奮効果のあるカテキンに変化するのを抑えることで、テアニンが豊富に含まれます。
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日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)海外プロモーション事業課
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