千葉大学と包括的連携協定を締結

2021年5月

ジェトロは、2021年5月17日(月曜)、千葉大学中山学長とジェトロ佐々木理事長による調印式を行い、包括的連携推進に関する協定を締結しました。ジェトロが国内のスーパーグローバル大学外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますと包括的な連携協定を締結するのは、千葉大学が13校目となります。本連携協定では、千葉大学のヘルスケア(国内有数の医学部・薬学部・看護学部等)、アグリテック(国立大唯一の園芸学部)等の強みと、ジェトロの国際ビジネスノウハウ・海外ネットワークを組合せ、(1)国際産学連携の推進、(2)大学発スタートアップの海外展開、(3)高度グローバル人材の育成・活用を基軸に連携を進め、その大きなシナジー効果を期待しています。

千葉大学中山学長とジェトロ佐々木理事長による調印式

連携の具体的な取組として、両機関はジェトロ×千葉大学 連携強化記念ウェビナー「コロナ時代におけるヘルスケア・アグリテック研究の国際展開・産学連携」を開催するほか、千葉大学内に新たに「産学連携ジェトロデスク」を設置し、ジェトロ職員等を定期的に派遣し、(1)千葉大学と海外企業とのマッチング、(2)千葉大学発スタートアップ企業への海外展開支援、(3)千葉大留学生の県内企業での活用・定着支援などを行う予定です。

国内外で新型コロナウイルス感染が広がり、国境を越えたヒトの往来が制限される中、両機関は、ジェトロの海外ネットワークとデジタル技術を活用し、国際産学連携等を止めることなく推進してまいります。

主な連携・協力事項

ジェトロは次のような連携事項を柱として、一層広範で多面的に千葉大学と連携していく予定です。

1. 国際産学連携の推進
国内外企業(外国企業、在日外資系企業等)と千葉大学との共同研究・連携の促進
  • 千葉大学:学術研究・イノベーション推進機構(IMO)等を通じ、研究者、産学連携窓口等を紹介
  • ジェトロ:千葉大学研究者との共同研究、連携を望む外国企業、在日外資系企業等を紹介
2. 大学発スタートアップの海外展開支援
大学発スタートアップの成長、海外市場への展開に連携支援
  • 千葉大学:学術研究・イノベーション推進機構(IMO)等を通じ、千葉大学発スタートアップを紹介
  • ジェトロ:海外事務所、提携アクセラレータ等を通じ、スタートアップの海外展開等を支援
3. 高度グローバル人材の育成・活用
  1. 国際人材育成に寄与する取組(講義、セミナー等の実施)
  2. 千葉大学高度グローバル人材(留学生等)とジェトロ支援企業との交流機会の提供
    • 千葉大学: ダイバーシティの推進/留学生の就職支援/学生の国際化支援
    • ジェトロ:支援企業(中堅・中小企業、在日外資系企業等)の国際人材のボトルネックの解消
千葉大学の強みであるヘルスケア(国内有数の医学部・薬学部・看護学部等)とアグリテック(国立大唯一の園芸学部)分野の優れた研究者、研究成果、知的財産と、ジェトロが有する国内外ネットワーク、国際ビジネスノウハウと様々な海外展開・国際連携支援スキームにおいて、この度「産学連携ジェトロデスク」を新設し連携を推進していきます。 具体的な連携のかたちとして1つ目に挙げるものは、国際産学連携の推進です。千葉大学は研究者、産学連携窓口等をジェトロ側へ紹介し、ジェトロ側は千葉大学との共同研究・連携を望む、海外企業を発掘・紹介します。 2つ目は大学発スタートアップの海外展開支援です。千葉大学は海外展開希望のスタートアップを紹介し、ジェトロは海外事務所、提携アクセラレータ等を通じ海外展開支援を行います。 3つ目は高度グローバル人材の活用です。千葉大学は留学生等の紹介を行い、 ジェトロは企業交流機会を提供します。ジェトロ支援企業へ国際人材を提供することが可能となります。 海外においては76事務所と海外連携アクセラレータ(JETRO global acceleration hub)を活かし、国内アカデミアとの連携を望む海外企業の発掘、海外市場において新たな海外展開・国際連携の実現を進めていきます。

ジェトロ・千葉大学包括的連携協定のイメージ図

連携強化記念セミナー

開催日時 2021年6月23日(水曜)
場所 オンライン
内容
講演1(ヘルスケア分野)「千葉大学病院におけるコロナとの闘い」
千葉大学 副学長 医学部附属病院長 横手 幸太郎 氏
講演2(アグリテック分野)「日本園芸をめぐる情勢と打って出る千葉大学植物工場研究」
千葉大学学術研究・イノベーション推進機構特任教授 中野 明正 氏
講演3(ヘルスケア分野)「コロナ禍でのヘルスケア国際展開・産学連携の重要性」
ジェトロ千葉 所長 佐藤 拓