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海外有望企業情報Quantum Brilliance

2026年4月1日時点

  
業種
IT
技術
AI、IoT、その他
国・地域
オーストラリア
設立年
2019年

同社ではダイヤモンドを活用して室温で動作する量子コンピューターおよび量子センサーを提供している。量子コンピューターには、超電導回路方式、光方式、イオン方式等があるが、超電導回路方式の開発が最も進んでいる。これは超低温に冷却した超電導状態の電子回路を使用し、電流の向きや電荷の状態を利用して量子ビットを表現している。集積化が可能だが、ノイズに弱く、極低温環境が必要となる。同社はダイヤモンドを活用して室温で動作する量子コンピューターを開発している。この技術はダイヤモンド中の窒素空孔中心(Nitrogen Vacancy Center=NVC)を利用する。NVCは電子スピン(電子が持つ磁気的な性質)を利用して量子ビット(量子情報の最小単位、QUBITS)として機能する。これにより量子情報をエンコードできる。NVCは室温でも量子ビットとして機能し、長いCoherence時間(量子コンピューターで、量子ビット同士の重ね合わせや量子もつれの状態が、熱雑音などの影響を受けずに保たれる時間)を持つため、冷却システムや複雑なレーザーシステムが不要。また、NVCの量子状態は工学的に初期化および読み出しが可能で、これにより簡便な操作が実現する。さらにNVCは高感度な磁気センサーとしても機能し、地場や電場の高精度測定が可能。ダイヤモンド中に多数のNVCを配置することでスケーラブルな量子プロセッサの構築が期待されている。同社は、これらの特性を生かして、室温で動作する小型で低コストの量子コンピューターを開発し、データーセンターやエッジコンピューティングなどの多様な用途に応用することを目指している。

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