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サンコースプリング株式会社

未知への挑戦が化学反応を生む。その気づきがチャンスを呼び込む。

1960年設立、定荷重ばね「コンストンⓇ」やゼンマイばね等の応用機器の製造・販売を行う。高い経済成長が続き、日系企業の集積が進むASEAN市場への輸出を目指す。

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展開国・地域:
・2019年 タイ、インドネシア
事業内容:
定荷重ばね・ばね応用機器の設計・製造、電子機器用部品の開発・製造

代表取締役社長 原 理 氏

売上増加を目指して、本格的な海外進出を決意

弊社の主力商品は、定荷重ばね「コンストンⓇ」です。「コンストンⓇ」は、押しても引いても、ストロークを長く伸ばしても、常に一定の力を得ることを可能にするばねです。その用途は電車の窓の昇降や工具の昇降など、多岐に渡ります。海外展開は1980年より開始し、初めは代表自らが全ての貿易実務を行いながら、扇風機用の「コンストンⓇ」を輸出しました。その後、2018年頃より弊社の売上全体の9割を占める国内市場が将来的に大きな成長を見込めないことから、本格的な海外進出を決意しました。まずは独自に海外企業のリストアップを行い、約50社にレターを送りましたが回答はありませんでした。そのため、ジェトロの「海外ミニ調査サービス」に申し込んだところ、「新輸出大国コンソーシアム」を紹介され、2019年度より同支援の利用を開始しました。

定荷重ばね「コンストンⓇ」

インドネシアでの商談の様子

「生の声」を大切に、現地企業との信頼関係を築く

弊社は約60年の実績と生産ノウハウがあり、単に部品を生産・販売するだけではなく、お客様の立場に立って設計や取り付けのアドバイスも行います。約100種類の定荷重ばねを取り揃え、1個からの販売やオーダーメイド対応も可能です。海外進出にあたっては、対面でのコミュニケーションを重視し、スピード感を持って対応できる地域としてASEANをターゲットとしました。2019年度には、ジェトロの専門家とともにタイとインドネシアに出張し、現地の企業を訪問して新規取引先を開拓しました。2020年度には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外渡航が制限される中、テレビ会議を積極的に活用しながら、サンプルを事前に送付し、オンラインで商談を進めています。お客様の「生の声」を大切にしつつコミュケーションを重ねた結果として、病院のベッドサイドテーブルを製造するインドネシアの企業と2021年夏の量産に向けて商談が大詰めを迎えています。

チャンスがあるところへ打って出ることが重要

海外企業との商談は意思決定のスピードが速く、その都度状況が変わり苦労も多いですが、案件が成約した時には、携わった社員自らが「自分たちで売ったんだ」という大きな達成感を得ることができます。また、海外進出により、事業の視野も広がります。海外では弊社の想定とは異なる用途で製品を利用するケースもあります。弊社はそのような海外での気づきを国内企業への提案に生かしています。海外進出は何が起こるか分かりませんが、チャンスがあるところへ打って出ることにより、様々な良い化学反応が起こると思います。これからも日本式の丁寧なものづくりを武器に、海外進出を続けていきたいと思います。

専門家からのポイント

サンコースプリングは、2020年6月に海外企業とテレビ会議を行い、病院のベッドサイドテーブルの上下動を手軽に行えるメリットがある定荷重ばねを提案しました。2019年の支援開始時には「海外顧客開拓の手立てがない」と話していた同社が、短期間で海外展開の道筋をつけられた要因の一つには、社内で海外事業のプロジェクトチームを早期に組成したことが挙げられます。今後は、オンライン会議で海外企業と合意した日程に従い、出荷済みの無償試作品の評価、有償試作部品の契約締結、量産用部品の成約を目指します。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 新輸出大国コンソーシアム
    日本企業の海外展開を支援する全国のあらゆる支援機関が結集し、海外展開にご関心をお持ちの中堅・中小企業の皆様へワンストップの支援サービスを提供します。

サンコースプリング株式会社

神奈川県横浜市
https://sunco-spring.co.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
代表者:原 理
設立年:1960年11月
従業員:70名
事業内容:定荷重ばね・ばね応用機器の設計・製造、電子機器用部品の開発・製造

2020年9月

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