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京都花室 おむろ(有限会社フラワーハウスおむろ)

諦めず絶対実現するんだという強い意志をもってやればやれないことはない

世界遺産仁和寺門前で店を構える1955年創業の京都老舗花屋。各国で輸入規制が厳しいといわれる盆栽等の検疫などをクリアして、2016年からシンガポールでの事業展開を始める

京都市右京区 ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

展開国・地域:
2016年 シンガポール
事業内容:
生花の生産および販売と関連商品の輸出入および販売
園芸品の販売と関連商品の輸出入および販売

代表取締役 島本 壮樹 氏

花きなどの輸出は100%絶対に無理と言われ

2011年11月、実父の死をきっかけに4代目として家業の花屋を事業継承しました。それまでは外資系企業に勤めていましたので、海外には当初から関心がありました。弊社は京都の世界遺産仁和寺や御所など、有名な観光名所の桜をミニチュア化した京桜や、夏の京睡蓮木、秋の京紅葉、冬の京椿などの「京都の四季」を小鉢にしたミニ盆栽「京都小鉢シリーズ」などを販売していましたが、海外のお客様から「自国に持って帰りたい」「持って帰るにはどうしたらいいか」などの問い合わせが年々多くなり、海外でのニーズを知りました。しかし、花き業界の仲間に聞いても土のついた植物の輸出は100%無理だと言われ、関係省庁に問い合わせても「あ、無理です」の一言で終わり、なかなか前に進みませんでした。そうしていたところ、先輩経営者から「ジェトロというものがあるよ」と紹介され、2014年7月から4年間ジェトロ専門家の支援を受けました。ただ、ジェトロにも花き輸出の専門家がいたわけではなく、担当の専門家と二人三脚で情報収集から始めました。

シンガポールの老舗百貨店タングスでも販売

訪日外国人旅行客のお土産として人気の盆栽の種

きっかけは一通のメールから始まった

シンガポール政府機関でもある、最大の植物園「Gardens by the Bay」へ、専門家にも相談をして「京都の桜盆栽を扱っていて、世界で初めての亜熱帯地域での桜開花を実現したい」とメールを送ったところ、「話を聞きたい」と返事がきました。まだ桜の咲いていない2014年11月でしたが、専門家と一緒に説明に行きました。その後、桜の開花を待って京都の桜盆栽を見せに再度訪問をして、2015年9月に初注文を受けました。日本国内と現地での検疫などをクリアして、2016年3月に日本からは初の土つき盆栽を納品しました。2016年6月にジェトロ「新輸出大国コンソーシアム」の支援案件に採択されてからは百貨店での販売に力をいれました。

盆栽と一緒に販売している禅京庭とお酒


シンガポールでのビジネスモデルの完成を目指す

シンガポールの百貨店はジェトロのミニ調査サービスを使って調べました。有料ですが、担当者名まで調べてくれましたので大変役に立ちました。商談には専門家も同席してもらい、契約内容や支払方法など重要な項目に見落としがないかチェックをお願いしました。2016年12月からシンガポールの商業中心地オーチャードロードにある伊勢丹、高島屋そして老舗百貨店タングスの催事でほぼ連続で販売を行ったほか、2017年6月から高島屋で常設販売もスタートし、2016年からの3年間の売り上げは倍々で伸びています。現在、中小機構の越境ECマーケティング支援事業で構築したECサイトと現地販売を連動させた物流システムの構築や、お酒や数珠、お香と一緒に「京都文化」としての売り込みをしています。ベトナムやタイへの横展開も視野に、シンガポールでのビジネスモデルの完成を目指しています。諦めず強い意志をもってやればやれないことはないと思います。

ジェトロ京都からのポイント

手入れが難しく手間がかかる盆栽を、インテリア用のミニ盆栽として昇華させたのがフラワーハウスおむろの「京都小鉢シリーズ」です。ジェトロ専門家によるアドバイスと社長のフットワークの軽さを生かし、植物検疫手続きなどシンガポール輸出に関わるハードルをクリアするとともに、現地高級百貨店催事へ出展するなど、販路開拓に取り組んできました。シンガポールに継続して輸出を行いつつ、新たに京都産の日本酒をセットで販売するなど工夫し、海外での「京都文化」の定着にも果敢にチャレンジしています。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 新輸出大国コンソーシアム
    日本企業の海外展開を支援する全国のあらゆる支援機関が結集し、海外展開にご関心をお持ちの中堅・中小企業の皆様へワンストップの支援サービスを提供します。

京都花室 おむろ(有限会社フラワーハウスおむろ)

京都市右京区
http://kyoto-omuro.jp外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

代表者: 島本 壮樹
設立年: 1993年5月
従業員: 3名
事業内容: 生花の生産および販売と関連商品の輸出入および販売
園芸品の販売と関連商品の輸出入および販売

2019年9月

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