1. サイトトップ
  2. ジェトロ活用事例
  3. 株式会社八木酒造部:米国バイヤーから1年間分の発注を獲得

株式会社八木酒造部
米国バイヤーから1年間分の発注を獲得

山丹正宗の醸造元である八木酒造部は1831年、今治市にて創業。銘柄の由来は、屋号「丹波屋」の家紋と名刀「正宗」から「山丹正宗」としたと伝えられる。山丹正宗は、日本で最も権威ある全国新酒鑑評会で最優秀の金賞を5年連続、計18回受賞するなど、高い評価を得ている。

愛媛県今治市 ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

海外ビジネス経験
:あり
目的
:輸出
対象国・地域
:韓国、中国、香港、シンガポール、台湾、マレーシア、スイス、フランス

吟醸酒720ml

ジェトロ活用のメリット

海外の輸入規制や経済連携協定の活用の可否等、基本的な海外ビジネス情報はジェトロのウェブサイトで入手できる。さらに海外のジェトロの事務所を訪問すると、取引先候補の情報など現地ならではの情報を得られる。

ご利用いただいたジェトロのサービス

社長自ら輸入代理店候補を発掘

八木酒造部は江戸時代より続く蔵元で、原材料にこだわり、地元今治市が主産地である愛媛県産の酒米適合米「松山三井」などを用いた酒造りを行う。「山丹正宗 しずく媛 純米吟醸」は第29回全国酒類コンクール 純米吟醸・純米大吟醸の部で全国第一位を受賞したほか、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」の最高金賞を2013年から3年連続受賞。中華料理等とのマリアージュも提案するなど、新しい取り組みにも挑戦している。
同社は国内市場の縮小から海外販路開拓の必要性を感じ、前職で外資系企業に勤務していた現社長の八木氏の代での海外販路開拓を考えていた。こうした中、愛媛県が08年に中国・上海の百貨店で実施した県産食品のプロモーションに参加したのが同社の海外展開の第一歩となった。
その際の大手小売との商談は供給量と価格が折り合わず成約には至らなかった。しかし、八木社長は自ら上海の輸入代理店候補の発掘に乗り出し、上海でのプロモーション事業において、ジェトロに出向して上海に駐在していた愛媛県職員が協力していたことから、同社はジェトロを活用した販路開拓に取り組むことになる。


蔵の外観


仕込み蔵

米国バイヤーから1年間分の発注を獲得

同社はジェトロおよび愛媛県の商談会事業を積極的に活用し、度々スポット輸出に成功してきた。ジェトロが海外からバイヤーを地元に招いて開催する商談会は、バイヤー数は限定的ながら、手間や渡航費が掛からない。一方、現地へのミッションに参加して行う現地での商談は、手間や渡航費が必要だが、商談相手は多い。同社は両方に積極的に参加することで、経験を積み、自社の対応力を高めてきた。
また、ジェトロの上海およびソウルの事務所を訪問した際には現地輸入代理店の情報を収集。これらの輸入代理店を訪問することで、現地の商流等を把握することができた。さらに、輸入代理店の発掘といった海外販路開拓に熱心に取り組む姿勢は自然と関係者に伝わっていく。八木社長が上海で輸入代理店を探していることを知った出身大学の先輩からの紹介を受けたことが、現在の中国・上海のパートナー企業との商談のきっかけとなった。これにより同社は中国への継続的な輸出を実現している。
海外バイヤーとの商談についての経験値を高めた同社は、15年7月に松山市で開催された商談会で、米国バイヤーから1年間分の量の発注を獲得した。米国での商品内容分析、ラベル登録手続きは終了しており、16年初頭には初出荷の見通しである。


(株)八木酒造部
代表取締役 八木 伸樹 氏

ただ日本酒を輸出するのではなく、無形文化遺産である「和食」と共に、日本の文化として日本酒を海外に広めたい。

写真 代表取締役 八木 伸樹 氏

ジェトロ愛媛
所長 藤井 寛

支援機関が開催する商談会に積極的に参加し、トップ自らが動いているのが成功の秘訣だと思う。

写真 ジェトロ愛媛 所長 藤井 寛

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 貿易投資相談
    本部(東京)、大阪本部、国内各地の貿易情報センターなどでは、お客様から電話、Fax、E-mailで寄せられるご相談にお答えします。

株式会社八木酒造部

愛媛県今治市旭町3-3-8
Tel:0898-22-6700
http://www.yamatanmasamune.jp外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
代表取締役:八木 伸樹
従業員:12名 資本金:1,575万円
事業内容:日本酒製造・販売

2016年3月

関連情報

ご相談・お問い合わせ

現地日系企業の皆様

最寄りのジェトロ事務所にご連絡ください。