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株式会社スズキプレシオン
海外取引が経営安定化に寄与

チタンをはじめ、あらゆる金属切削加工の極限を追及している。医療分野では歯科インプラント・整形外科・脳外科・内視鏡手術用デバイス等、産業分野では半導体製造装置部品・自動車部品・測定機器部品等のOEM供給を行う。設計から開発、製造までワンストップで対応し、顧客のニーズに添ったモノづくりを実現している。

栃木県鹿沼市 ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

海外ビジネス経験
:あり
目的
:輸出
対象国・地域
:米国、ドイツ、ブラジル、イギリス

医療機器向け精密部品(左)、IB-SPINDLE(自社製品)(右)

ジェトロ活用のメリット

海外出張の際はジェトロのブリーフィングサービスを利用し、市場や企業の最新動向、商慣習などの情報を得ている。ジェトロの現地事務所の情報は現地進出日系企業とのネットワーキングのためにも大変有効。

設計・開発部門を新設し医療機器分野へ本格参入

1961年に創業したスズキプレシオンは、医療機器等の部品の微細切削加工において県内でも高い技術を持つ。チタンの精密加工技術が強みだ。
バブル崩壊、取引先の生産海外移転、大口先の倒産など数々の苦難があったが、その間にも先行投資を続け技術力を磨いてきた。かつては下請けが売上の中心であったが、2005年に設計・開発部門を新設、大手メーカーとの直接取引に乗り出す。また、その頃から医療機器分野への本格参入を開始した。
06年、中小企業庁「元気なモノ作り中小企業300社」に選出。また、主力商品が12年「超モノづくり部品大賞【日本力(にっぽんぶらんど)賞】」、13年「第5回ものづくり日本大賞・経済産業大臣賞」を受賞。同社の技術力の高さが証明された。
同時に、国内市場が縮小傾向にある中で海外に活路を見出そうという機運が同社内で高まり、10年頃よりジェトロの海外展示会に多数参加し始めた。円高が進み他社が生産を海外へ移管する中、当社は高い技術力を生かした『Made in Japan』を武器に国内生産にこだわり、海外を『工場』ではなく『市場』として捉え、海外への輸出を進めた。


COMPAMED(MEDICAと併設)2010 ドイツ(デュッセルドルフ)

海外取引が経営安定化に寄与

何度か海外の展示会に出展したのち、12年、MD&M West(世界最大の医療機器製造技術・部品部材展示会、開催地 米国アナハイム)においてジェトロが運営するジャパン・パビリオンに単独出展。米国医療機器メーカーとの取引開始を皮切りに、各国・地域の企業から引き合いを受け、世界大手の医療機器メーカーから部品の加工生産を受託する。
海外企業は決済が早く、同社の経営安定化(キャッシュフローの改善)につながった。また、海外企業は系列を意識せず、同社の高い技術力が評価されれば、取引成立に至るまでの時間が短い点も同社にとっては大きなメリットであった。
同社の売れ筋商品『CNC自動旋盤用4倍速回転工具、アイビー・スピンドル』は自動旋盤機大手からの引き合いがあったことから、同製品の売上は海外向けが約2割を占めるに至っている。 同社は普段の情報収集からジェトロを活用しており、貿易投資相談やセミナーへの参加はもちろん、海外出張の際にはジェトロの現地事務所から最新の現地事情を入手し、ビジネス展開に生かしている。さらに、BSS(ビジネスサポートサービス)などにより、現地企業、現地日系企業とのネットワーキングに必要な情報を仕入れている。展示会への出展に加え、こうした情報を元に海外企業に売り込みを図る同社の技術力は既存の納入先からも高く評価されており、今後も引き合いは増加していくとみられる。


(株)スズキプレシオン
営業部マネジャー 海外営業担当 吉村 洋和 氏
(写真は代表取締役会長 鈴木 庸介 氏)

Made in Japanにこだわった当社の技術力を世界中に広めていけるよう、今後も積極的に海外展開に取り組んでいきたい。

写真 代表取締役会長 鈴木 庸介 氏

ジェトロ栃木 所員 松本 恵美

同社の技術力と海外ビジネスに対する意欲の高さがジェトロのサービスとうまくマッチし、販路拡大を成功させている。

写真 ジェトロ栃木 所員 松本 恵美

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 展示会・商談会への参加
    海外販路開拓のきっかけとなる展示会・商談会への出展をサポートします。
  • 貿易投資相談
    本部(東京)、大阪本部、国内各地の貿易情報センターなどでは、お客様から電話、Fax、E-mailで寄せられるご相談にお答えします。
  • 地域間交流支援事業(RIT事業)
    日本各地の中小企業の皆様がグループ単位で海外地域との間でビジネス交流を進め、商談することを支援します。

株式会社スズキプレシオン

栃木県鹿沼市野尻113-2
0289-65-6001
http://www.precion.co.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
代表取締役会長:鈴木 庸介
従業員:65名 資本金:3,000万円
事業内容:自動車部品・半導体製造装置部品・精密測定機器部品、等のOEM製造、医療機器のOEM製造、医療機器の製造、CAD設計・開発・解析

2016年3月

関連情報

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