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ハンルイ医薬株式会社
中国大手製薬会社として日本初の100%子会社

中国江蘇省に本社を置く後発医薬品を中心とする製薬会社で、抗がん剤分野では中国最大規模。日本における高齢化の進展やジェネリック医薬品市場の拡大が見込まれる中、日本市場への参入を決定。中国の製薬会社として初めて日本に進出し、2014年7月に名古屋市に法人を設立。

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海外ビジネス経験
:あり
目的
:対日投資
対象国・地域
:日本

製造販売承認初取得製剤(左上)、ハンルイ医薬 ロゴマーク(右上)、連雲港本社ビル(右下)

ジェトロ活用のメリット

ジェトロのテンポラリーオフィスに入居し、その場で一貫した各種コンサルテーションサービスを受けられたほか、法人設立の記者会見アレンジなどの支援もあり、事業の立ち上げが非常にスムーズに進んだ。

ご利用いただいたジェトロのサービス

安定供給、コスト競争力、品質保証で世界展開

中国の製薬大手、江蘇恒瑞医薬は、中国国内で原薬も製造しており、「原薬」と「製薬」を自ら一貫生産できる体制を組めることが強みで、原薬確保による安定供給とコスト競争力、品質保証を可能にしている。これら強みを活かしたグローバル展開にも積極的で、米国と欧州には先んじて合弁事業により進出済みであった。
こうした中、同社は、後発医薬品において大半の製薬メーカーが有効成分である「原薬」の調達を海外に依存している日本への進出を決めた。市場規模が大きく、かつ抗がん剤をはじめとする後発医薬品に普及の余地があるため、さらなる需要拡大を見込んでのことだ。進出に当たっては、資本参加や買収ではなく、100%子会社を設立することとした。これは日本に拠点を構える中国製薬企業としては初で、実現すれば自社ブランドでの製剤が可能となる。日本での認知度向上という長期的なメリットも考慮した結果の選択である。ただ、同形態での設立には制約が多く、困難を伴う。こうした中、同社は法人設立に向け、テンポラリーオフィスの提供やオフィスの選定の支援等、進出に必要なサービスを提供するジェトロを活用することにした。


記者会見の様子

中国大手製薬会社として日本初の100%子会社

同社はジェトロへの相談を経て、ジェトロ名古屋の対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)に入居した。そこで法人設立や市場動向についての各種情報提供や専門家のコンサルテーションなど、日本での事業開始に向けて一貫サービスを受け、2014年7月、中国の製薬会社として初めて100%子会社の日本法人設立に成功した。
設立発表時にはジェトロ名古屋が記者発表をアレンジ、テレビ、新聞など数多くのメディアに取り上げられた。日本の医薬品市場開拓に向け、大いに存在をPRすることができた。
また、ジェトロの紹介により入手した地方自治体等の投資インセンティブ情報に基づき、名古屋市の「産業立地促進補助金」やGNI(グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ)の「外資系企業立上支援制度」を活用、15年8月には、中国医薬品企業の日本子会社として初の製剤の製造販売承認を取得している。一連の補助金申請業務を通じ、自治体関係者とネットワークを構築することにも成功した。
閉鎖的なイメージを持たれがちな日本の医薬品業界に中国企業が進出したこと、ジェトロなどの公的機関がこれを支援したことなどから、他の中国製薬メーカーの日本進出を後押しするものとして、今後も同社の日本事業は注目を集めることになりそうだ。


ハンルイ医薬 (株)
代表取締役社長 島田 誠 氏

がん領域、外科領域での製品を上市し、高い原薬製造技術と製品開発力で日本の医薬品業界に貢献していく。

写真 代表取締役社長 島田 誠 氏
ジェトロ名古屋
所長 三根 伸太郎

医薬品産業は制度・法令・規制が複雑で、各国での相違も大きい。産業に精通したスペシャリストを主要都市に配置しているジェトロは、外国企業の日本市場に対する理解促進に向け、さらに精緻なマーケット情報を提供していく。

写真 ジェトロ名古屋 所長 三根 伸太郎

ご利用いただいたジェトロのサービス

ハンルイ医薬株式会社

愛知県名古屋市中区錦3丁目5番31号 ジブラルタ生命名古屋錦ビル8階
Tel:052-950-3088
http://hengrui.co.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
代表取締役社長:島田 誠
従業員:13名 資本金:3,000万円
事業内容:医薬品卸売販売

2016年3月

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