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有限会社葱八

海外店舗スタッフが従業員のモチベーションを刺激

有限会社葱八

新潟県新潟市
和食居酒屋の経営

<海外進出> 対象国・地域:中国(香港)

写真:和食居酒屋「海老の髭」看板メニュー「特選お造り」

地元食材にこだわった新潟の和食を香港へ

葱八は、新潟県内に和食居酒屋を展開する、よね蔵のグループ会社として2003年に設立された。新潟の米や酒など地元食材にこだわった和食を提供する。国内ビジネスが順調に拡大する中、さらなる事業拡大を狙い、15年3月には香港に出店予定で、繁華街である銅鑼湾に新潟市で展開する居酒屋ブランドを出店、現地の富裕層を狙う。

もともと海外市場への関心は高かったが、香港市場への進出が具体化したのは偶然だった。「食百年の会」という外食産業経営者の団体が年2回実施している視察で、社長の山田氏がたまたま香港視察の担当になったことがきっかけだ。下見も兼ねて数回にわたり香港を訪れるうち、アジアでの事業展開につながりやすいこと、日本食材の流通網が整備されていることなどから、香港に可能性を感じた。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

セミナー・講演会参加
サービス産業個別企業支援サービス(2013年2月~15年2月)

ジェトロの後ろ盾を得て商習慣の違いを克服

関心はあったものの、実際に海外進出に動き出すのは初めてで、何から手をつければいいのか分からない状態から取り組みは始まった。そのため、信頼できる相談相手が必要だと感じた同社は、取り組みを始めるにあたり、まずジェトロ新潟を訪問した。貿易投資相談を利用して情報収集を続ける一方で、13年2月からはサービス産業個別企業支援の対象となったことで、経験豊富な専門家から個別にアドバイスを受けることが可能になった。現地事情が分からない同社にとって、ジェトロ職員や専門家による現地への同行や現地業者の紹介、業者との面談における同席、さらにはいつでも相談できる相手がいることは、大きな安心材料となった。

日本企業が数多く進出している香港とはいえ、契約書の書き方をはじめ、商習慣には多くの違いがある。「相手が日本人であっても、現地の商習慣に慣れた香港在住者の場合は、意思をはっきり伝えないと、のちのちトラブルになる」といった専門家の具体的なアドバイスをもとに、事前に確認しておくべきことや不明な点をジェトロとともに洗い出し、大きなトラブルを回避することができ、独力で取り組むよりも短時間で出店の目処をつけることができた。


和食居酒屋「海老の髭」

海外店舗スタッフが職員のモチベーションを刺激

海外展開の動きは日本側の若手を中心とする職員のモチベーションに好影響を与えている。香港の店舗のフロア・スタッフや厨房担当者を出店に向けた研修として、新潟の店舗で受け入れており、これが日本の職員のよい刺激になっている。さらに、海外市場に関心を持って同社に入ってくる若手職員も出てきている。海外市場という新しい希望が、同社に活力を呼び込んでいる。

ここまでの事業展開は決して順風満帆ではなく、多くの苦労を伴うものであった。しかし、海外進出に向けた固い信念と信頼できる現地の人たちとのめぐり合わせにより、困難を乗り越えてきた。同社は現在15年3月のオープンに向けて準備を進めている。


開店準備中の「海老の髭」香港第1号

東南アジアでチェーン展開を目指す
代表取締役 山田 美江子 氏

香港での経験をもとに、FCライセンスのパッケージを作り、東南アジアを中心に5カ国くらいでチェーン展開を図る。台湾やカンボジアには直営店を出店していきたい。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • サービス産業個別企業支援
    ジェトロの海外ネットワークを活用して、現地出店(進出)を目指す日本企業の皆様を、海外進出検討段階からサポートします。

有限会社葱八

新潟県新潟市中央区笹口一丁目10番1号
Tel:025-240-6363

従業員:40名 資本金:300万円

2015年3月

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