カタルーニャ州議会選挙、独立派が過半数を維持-独立反対派の政党が第1党に-

(スペイン)

マドリード発

2017年12月25日

スペインのカタルーニャ州議会選挙(議席数135)が12月21日に実施された。独立宣言後の自治権停止という異例の状況下で、過去最高の投票率を記録した。独立問題に嫌気した層の票を集め、独立反対派の新興政党「市民党(C’s)」が第1党となったが、他の反対派政党の議席が伸びず、政権交代はほぼ不可能な状況だ。独立賛成派は議席を減らしつつも過半数を維持し、現実的な組み合わせは独立賛成派の2大政党連立による少数政権のみとされる。独立宣言による中央政府との関係悪化や社会・経済への悪影響などが懸念され、政権運営は引き続き難航するとの見方も多い。

ビジネス短信 720f570f294d053a

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