西南地域にも不動産規制強化の波-主要都市で住宅転売制限やローン金利引き上げ-

(中国)

成都発

2017年11月13日

4月以降、四川省の省都成都市、重慶市、貴州省の省都貴陽市が住宅の転売制限を次々と打ち出し、成都市と重慶市では9月末に住宅ローンの金利が引き上げられた。きっかけとなったのは、2016年12月の中央経済工作会議で「住宅は住むもので投機の対象ではない」「バブルの発生抑制、価格の乱高下防止」といった方針が示されたことだ。主要都市で実施されていた購入制限に加え、新たに転売制限や金融引き締めなど不動産規制が強化され、それが西南地域にも波及したかたちだ。

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