断食月で交通渋滞が深刻化

(バングラデシュ)

ダッカ発

2023年04月05日

バングラデシュでは、3月24日から断食月(ラマダン)が始まっており(2023年3月27日記事参照)、連日のようにその日の断食明け時に取る初めての食事(イフタール)関連のパーティ-が官民を問わず盛んに開催されている。

オフィスアワーも短縮されているため、特に午後3時以降の交通渋滞が著しい状況となっている。ある日系企業の駐在員によると、ラマダン期間中の午後5時前の時間帯に、ダッカの商業地区のグルシャン2エリアでは、車が30分ほど全く進まない状況となったという。別の駐在員によると、イフタールが開始された後の午後6時30分以降ならば、一時的に交通渋滞が大幅に改善するため、退勤のタイミングをイフタールが始まって少し後に設定しているという。

ラマダン中の外出時には交通渋滞に注意し、早めの行動や時間帯を選ぶよう心がけることが肝要となっている。

写真 ラマダン中、午後5時前のグルシャン・エリアの渋滞状況(ジェトロ撮影)

ラマダン中、午後5時前のグルシャン・エリアの渋滞状況(ジェトロ撮影)

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

ビジネス短信 447d97a71778b47e