8月の中国自動車市場、国内販売低迷も輸出が3カ月連続で100万台超に
(中国)
上海発
2026年09月17日
中国自動車工業協会(CAAM)は9月10日、8月の自動車販売台数(注1)が前年同月比5.1%減の271万2,000台、生産台数が4.7%減の268万4,000台だったと発表した。前月比では販売が4.9%増、生産が4.3%増だった。1~8月の累計では、自動車販売台数は2,031万5,000台、生産台数は2,025万5,000台で、いずれも前年同期比3.8%減だった。減少幅は、1~7月累計の3.7%減から0.1ポイント拡大した。
部門別の8月販売台数をみると、乗用車は238万3,000台(前年同月比6.2%減)、商用車は32万8,000台(3.8%増)だった。1~8月累計では、乗用車が1,737万3,000台(前年同期比5.5%減)、商用車が294万2,000台(7.2%増)となった。
新エネルギー自動車(NEV、注2)の販売は引き続き堅調だった。8月のNEV販売台数は164万3,000台(前年同月比17.8%増)で、自動車新車販売台数全体に占める割合は60.6%と、前月の60.4%を上回って過去最高を更新した。1~8月累計のNEV販売台数は1,065万台(前年同期比10.7%増)で、自動車新車累計販売台数全体に占める割合は52.4%となった。
輸出は引き続き好調で、8月の輸出台数は前年同月比65.3%増の101万台と、3カ月連続で100万台を超えた。このうちNEVは前年同月比2.3倍の52万6,000台で、輸出台数全体の半数以上を占めた。なお、1~8月の累計輸出台数は715万3,000台(前年同期比66.7%増)、うちNEVは343万5,000台(約2.2倍)だった。1~8月の累計輸出台数は、既に2025年通年の709万8,000台を上回った(2026年1月19日記事参照)。
CAAMは、高い伸びを維持する輸出が業界全体を下支えする重要な増加要因となっているほか、NEVの主導的地位も引き続き強まっているとの見方を示した。
中国政府は足元で、大企業による中小企業への支払い遅延問題の是正や、業界の支払いルールの整備を進めている。関係政府部門は、支払いの適正化、品質向上、自動車メーカーの海外事業活動などに関して、積極的に取り組んでいる。
CAAMによると、自動車業界のガバナンス強化は、業界を規模と速度の追求から品質と安全を重視する方向へ転換させ、産業の健全で持続可能な発展につながるとしている。
(注1)国内向けと輸出の合計。
(注2)バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、燃料電池車(FCV)の合計。
(何倩倩)
(中国)
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