第1回韓国・中央アジアサミットで「ソウル宣言」を採択
(韓国、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)
ソウル発
2026年09月18日
韓国および中央アジア5カ国の首脳が参加した「第1回韓国・中央アジアサミット」が9月16日、ソウルで開催された。同サミットは、2007年に立ち上げられた「韓国・中央アジア協力フォーラム(2016年1月26日記事参照)」や、2017年の常設事務局の設置などを通じて蓄積された協力関係を首脳級に格上げしたものだ。
今回のサミットでは、「韓国・中央アジアの協力方向および革新・繁栄・連携性強化のためのパートナーシップ」をテーマに、産業・サプライチェーン、人工知能(AI)・科学技術、気候・エネルギー・環境などの分野での協力拡大などが議論され、「ソウル宣言」が採択された。ソウル宣言の主な内容は次のとおり。
(1)韓国・中央アジアパートナーシップの制度化
韓国・中央アジア各国首脳は、サミットを2年ごとに開催することとし(第2回は2028年にカザフスタンのアスタナで開催)、大臣級の協力フォーラムを通じ、履行状況を点検することとした。
(2)平和と安定
朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築の意思を再確認し、韓国の北朝鮮との対話再開努力を支持した。
(3)革新と繁栄に向けた未来
中央アジア各国は、韓国企業支援の窓口(Korean Desk)を設置し、貿易円滑化、投資促進など、企業のビジネス環境を改善するとした。また、都市開発をはじめ、生産施設およびインフラ建設分野での協力の重要性について意見が一致した。さらに、豊富な中央アジアの重要鉱物と韓国の先端技術を結合させることや、専門人材の交流促進における協力を模索することに関心を表明した。
(4)人と信頼を通じた連結
韓国と中央アジア各国の人的・物的交流を促進し、航空の連携性を高めるために努力することの重要性を強調した。また、大学間協力を強化し、人的資源を育成することの重要性を強調した。
なお、サミットに合わせて、「第1回韓国・中央アジア・ビジネスサミット」が開催された。ビジネスサミットには韓国側から企業・政府関係者約170人が、中央アジア5カ国側からは同約350人が参加した。同ビジネスサミットでは、貿易・投資の拡大、重要鉱物・エネルギー・サプライチェーン協力強化、プラント・インフラ・物流活性化に対する協力課題と企業の進出方策などが論議された。ビジネスサミットに先立ち、19件の関連覚書(MOU)などの締結式も行われた。特に、韓国・カザフスタン間の「レアアース産業協力MOU」「フィジカルAI基盤のスマートシティーMOU」、韓国・ウズベキスタン間の「スマートバイオクラスター事業の履行および開発のための基本協約」などが注目を集めた。
(李海昌)
(韓国、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)
ビジネス短信 f13e0c078c0610c3





閉じる