リー・シェンロン上級相、カザフスタンとウズベキスタンを公式訪問

(シンガポール、カザフスタン、ウズベキスタン)

シンガポール発

2026年09月04日

シンガポールのリー・シェンロン上級相は8月24~31日、カザフスタンとウズベキスタンを公式訪問した。

リー上級相は8月26日、カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領、オルジャス・ベクテノフ首相とそれぞれ会談し、経済、連結性(コネクティビティー)、人工知能(AI)、デジタル化などの各領域での連携強化の可能性について協議した。リー上級相とベクテノフ首相の立ち会いの下、シンガポール協力機構(SCE)はカザフスタン水資源・灌漑省(Ministry of Water Resources and Irrigation)との間で水資源管理分野の人材育成に係る協定を、カザフスタンなど4カ国の国有鉄道会社が共同出資するミドル・コリドー・マルチモーダルとの間でデジタル貿易・物流推進のための技術協力に係る覚書(MOU)を、それぞれ締結した。

シンガポール・ウズベキスタンFTA交渉開始へ

続いてウズベキスタンを訪問したリー上級相は8月28日、シャフカト・ミルジヨエフ大統領を表敬訪問し、2国間の貿易・投資、人材交流、金融技術、開発協力などについて意見を交わした。同日、リー上級相とラジズ・クドラトフ投資産業貿易相との立ち会いの下、シンガポール貿易産業省とウズベキスタン投資産業貿易省(MIIT)は、両国間のFTAの交渉開始に向けた意向を明記した共同声明に署名した。また、MIITはSCEと投資・産業・貿易分野に係るMOUを結んだ。このほか、シンガポール系アグリビジネス企業ウィルマー、同化学・繊維複合企業インドラマとは、首都タシケントで計画されている1億米ドル規模の農業関連施設の整備に向けたMOUを締結した。

リー上級相による両国訪問は、シンガポール首脳級としては、ハリマ・ヤコブ大統領が2023年5月にカザフスタン、ウズベキスタンを相次いで国賓訪問して以来となる。なお、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は2023年1月に(2023年1月23日記事参照)、カザフスタンのトカエフ大統領は2024年5月に、それぞれシンガポールを国賓として訪問している。

(広木拓)

(シンガポール、カザフスタン、ウズベキスタン)

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