山梨県とウッタル・プラデシュ州、ニューデリーでビジネス交流イベントを開催

(インド、日本)

ニューデリー発

2026年09月15日

山梨県とインド北部ウッタル・プラデシュ(UP)州は8月19日、ニューデリーでビジネス交流イベント「UP・日本投資会議2026」を開催した。山梨県からは長崎幸太郎知事をはじめ、訪問団として82社139人の企業・経済団体関係者を含む官民合わせて200人以上が参加し、UP州からはヨギ・アディティヤナート州首相らが出席した。会場では、両地域や産業などを紹介するプレゼンテーション、パネルディスカッション、経営幹部らによるラウンドテーブルなどが行われた。山梨県が強みを持つグリーン水素をはじめとする再生可能エネルギー、人材交流、人工知能(AI)などの分野で意見交換が行われた。

山梨県とUP州は2024年12月、互恵関係の構築に向けた基本合意書を締結した。2026年2月にはヨギ州首相が山梨県を訪問し、山梨県が歓迎レセプションを開催するなど関係構築を進めてきた(2026年3月3日記事参照)。長崎知事は、「今回の訪問は互いの友好を確かめ合うことではなく、山梨県とUP州の双方が利益を得るための具体的な回路を作ることが目的である。投資を行う前提としてインドとUP州を良く知る必要があり、基本合意以来深めてきた関係性を事業に移す段階だ」と述べ、ビジネス具体化への期待が示された。

同イベントは、8月18~23日にかけて実施された山梨県訪問団のインド派遣プログラムの一環で行われた。訪問団は、UP州ノイダのガルゴティアス大学を訪問したほか、UP州の州都ラクナウで開催されたUP州・山梨日印経済交流会にも参加した。

参加企業からは、「資金力がネックで、すぐにインド進出を決定することは難しい。しかし、インド人材の活躍を推進することで現地拠点がなくともインドでのビジネスを進める可能性もあると感じた」という声があがった。

写真 開会式の様子(ジェトロ撮影)

開会式の様子(ジェトロ撮影)

(佐藤利昭)

(インド、日本)

ビジネス短信 91e9dc95045307c8