山梨県とインド北部ウッタル・プラデシュ州、相互連携を本格加速へ

(インド、日本)

企画部企画課

2026年03月03日

インド北部ウッタル・プラデシュ(UP)州のヨギ・アディティヤナート首相が2月26日、山梨県を訪問した。山梨県は2024年12月にUP州と、グリーン水素技術の推進をはじめ、人的交流、観光交流など多方面での関係強化のため、互恵関係の構築に向けた基本合意書を締結していた。今回のヨギ州首相の山梨県への訪問は、両地域の連携強化を印象づけることとなった。UP州はインド最大の2億4,000万人の人口を有する州で、日本企業ではデンソー、ホンダ、NECなど47社(2024年10月時点)が進出している。

今回の訪問に際し、ジェトロは山梨県と歓迎レセプションを共催した。レセプションでは、山梨県の長崎幸太郎知事が巨大な人口を抱えるUP州のダイナミズムと、同県が強みを持つグリーン水素技術の相乗効果に高い期待を示し、「山梨県が日本とインドをつなぐゲートウエーとして、未来戦略に取り組む」と話した。同県には、2025年8月に山梨県インド友好交流協会も設立されており、経済界主導での経済・人的交流も進んでいる。

レセプションではナグマ・モハメド・マリック駐日インド大使も登壇し、「日印は互いの強みを生かす最も信頼するパートナー」と話し、UP州のIT技術者をはじめとする若い人材が日本の人材不足を補完しうると指摘した。

ヨギ州首相は、在任中の過去9年間において、州の経済規模が3倍に拡大したと、同州の可能性を強調した。また「今後は山梨県との協力でグリーン水素技術を活用したエネルギー自立の実現を目指す」とし、「山梨県では企業訪問なども行い、UP州と山梨県の連携をさらに加速させたい」と話した。

写真 レセプションであいさつするUP州のヨギ首相(ジェトロ撮影)

レセプションであいさつするUP州のヨギ首相(ジェトロ撮影)

同県は今後の取り組みとして、2026年夏にUP州にミッション派遣を予定しており、両地域の交流は一層進展することが期待される。

(安藤裕二、齊藤学)

(インド、日本)

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