ドイツの都市デジタル化指数、シュツットガルトが初めて首位
(ドイツ)
ミュンヘン発
2026年09月11日
ドイツIT・通信・ニューメディア産業連合会(BITKOM)は9月8日、ドイツの主要都市におけるデジタル化の進捗度合いを示す「スマートシティー指数2026」を発表した(プレスリリース
、ドイツ語)。上位3都市の顔ぶれは前年と同様だが、順位は入れ替わった(2025年9月19日記事参照)。シュツットガルトは前年の3位から初の1位に浮上した一方、2025年まで3年連続で首位だったミュンヘンは2位に、ハンブルクは2位から3位に順位を下げた(添付資料表参照)。
BITKOMは毎年、人口10万人以上のドイツの都市を対象に、行政、IT・通信、エネルギー・環境、モビリティー、社会・教育の5分野で各種データを分析・評価の上、指数を算出している。2026年の調査対象は83都市で、今回首位となったシュツットガルトは、総合スコアが92.8ポイント(満点:100ポイント)だった。83都市の中でシュツットガルトのみが全ての分野で上位10に入った。特にエネルギー・環境分野(1位)と行政分野(3位)で強みを見せた。
総合スコアで2位を占めたミュンヘンは92.0ポイント、3位のハンブルクは91.5ポイントを獲得した。ミュンヘンは特にIT・通信分野(2位)とモビリティー分野(2位)において高いスコアを取得した。ハンブルクの強みはIT・通信(1位)、モビリティー(1位)、そして社会・教育(5位)だった。
総合スコアは低いものの、特定分野で評価が高かった都市もある。クレーフェルト(ノルトライン・ウェストファーレン州)は、行政分野ではニュルンベルク(バイエルン州)とともに満点で1位だったが、総合順位では45位にとどまっている。社会・教育の1位は、ダルムシュタット(ヘッセン州、総合順位28位)だった。IT・通信分野では、ハンブルク、ミュンヘンに続き、オスナブリュック(ニーダーザクセン州、総合順位24位)が3位だった。BITKOMのラルフ・ウィンテルゲルスト会長は、「スマートシティー指数により、多くの都市は総合評価では上位に入れないものの、個々の分野では非常に良い結果を残したことが明らかになった。こうした高評価は偶然ではなく、各自治体が明確な優先順位を設定して取り組んできた結果だ。だからこそ、お互いに学び合い、模範的な取り組みがそれぞれの都市の枠を超えて可視化されることが重要である」とコメントした。
(アンナ・グリンフェルダ)
(ドイツ)
ビジネス短信 8e879484e66ce5c0





閉じる