BYD、中国で急速充電ステーション1万カ所設置を達成

(中国)

広州発

2026年09月11日

中国の大手電気自動車(EV)メーカーの比亜迪(BYD)は8月28日、急速充電技術「閃充(フラッシュチャージング)」を活用した急速充電ステーション「閃充ステーション」の設置数が中国全体で1万カ所に達したと発表した。1万カ所目となる閃充ステーションは同日、深セン市竜華区に正式に完成した。

BYDで急速充電事業を担当する王俊保総経理によると、1万カ所の閃充ステーションは332都市をカバーしている。「一線」「二線」都市(注)では100%のカバー率を実現しており、深セン市、上海市、杭州市、西安市、重慶市などの主要都市では、都市部で平均3キロごとに1カ所設置されている。「三線」「四線」都市でもカバー率は100%で、都市部では平均4キロ以内に1カ所設置されているという。

BYDは3月5日、第2世代ブレードバッテリー(ブレードバッテリー2.0)と、新たな急速充電技術「閃充」を発表した。同社によると、閃充ステーションは同技術に対応する充電インフラで、同技術は量産車向けとして世界最速水準の充電速度を実現したという。バッテリー残量10%の状態から5分間で70%、9分間で97%まで充電できる(2026年3月13日記事参照)。BYDによると、全国の閃充ステーションの累計利用者数は183万人を突破し、このうち他ブランド車のユーザーが3分の1近くを占める。運営開始から半年足らずで、累計充電量は2億1,000万キロワット時(kWh)を超えた。

なお、BYDの2026年1~8月の販売台数は266万8,015台で、前年同期比6.8%減となった。一方、乗用車およびピックアップトラックの海外販売台数は115万7,954台で、前年同期比83.6%増となった。8月単月の販売台数は44万293台で、前年同月比17.8%増となった。このうち、乗用車およびピックアップトラックの海外販売台数は18万8,746台と前年同月の約2.3倍となった。

(注)中国では、都市の経済規模、商業的魅力度、成長性などを基に、「一線都市」「二線都市」「三線都市」「四線都市」などに区分する呼称が用いられている。

(梁梓園)

(中国)

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