CATLと平陸運河集団、水運のグリーン化・ゼロカーボン化で協力協定締結

(中国)

広州発

2026年08月10日

中国の車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は8月1日、広西チワン族自治区の大型インフラ事業「平陸運河」の投資・建設・運営主体である国有企業の平陸運河集団と戦略的協力協定をこのほど締結したと発表した。両社は、水運のグリーン化および運河経済ベルトにおけるゼロカーボン・エネルギーシステムを共同で構築する。

CATLの発表によると、平陸運河は9月の正式運用開始後に、電動船舶を対象とした通航管理を全面的に導入する。試験運航する第1陣の電動船舶には、CATLの船舶向け動力電池システムが搭載される予定だ。また、両社は、船舶用電池のリースサービスを提供する「バッテリーバンク」を共同運営し、船主の船舶保有・運航コストの低減を図る。

さらに、両社は、船舶の電動化を推進するほか、運河沿線に風力・太陽光発電所、蓄電設備、マイクログリッドを整備し、産業団地や港湾・水運施設、充電・電池交換施設に電力供給を行う計画だ。加えて、スマート・ゼロカーボン管理システムを共同で構築し、船舶、産業団地、発電所、電力網の炭素排出削減実績を定量的にモニタリングする。

平陸運河は、広西チワン族自治区南寧市から欽州市を経て、北部湾(トンキン湾)に至る。全長は約134.2キロメートル。CATLによると、同運河の開通により、中国西南地域から海への貨物輸送距離は560キロメートル短縮されるほか、輸送日数も7~15日短縮される見込みだという(2022年10月5日記事参照)。

(梁梓園)

(中国)

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