7月の中国自動車販売、NEV比率が60%超え、輸出は2カ月連続で100万台超え
(中国)
上海発
2026年08月17日
中国自動車工業協会(CAAM)は8月12日、7月の自動車販売台数(注1)が前年同月比0.3%減の258万4,000台、生産台数が0.7%減の257万3,000台だったと発表した。前月比では販売が8.0%減、生産が6.8%減だった。CAAMは、7月の自動車市場の状況について、従来の販売閑散期であることに加え、上半期末の販売拡大によって需要が前倒しされたことや、猛暑、台風、洪水による国内の店頭販売への影響により、前月比で季節的な落ち込みがみられたと分析した。
1~7月の累計では、自動車生産台数は1,756万7,000台、販売台数は1,760万2,000台で、いずれも前年同期比3.7%減となった。
販売台数の内訳をみると、乗用車は226万8,000台(前年同月比0.9%減)、商用車は31万7,000台(3.5%増)だった。1~7月累計では、乗用車が1,498万8,000台(前年同期比5.4%減)、商用車が261万4,000台(7.7%増)となった。
新エネルギー車(NEV、注2)の販売は引き続き好調だった。7月のNEV販売台数は前年同月比23.7%増の156万1,000台となった。CAAMによるとNEVの販売台数が自動車新車販売台数全体に占める割合は60.4%と、月間ベースで初めて60%を超えた。1~7月のNEVの累計販売台数は900万7,000台(前年同期比9.6%増)で、累計販売台数に占める割合は51.2%と、初めて50%を上回った。NEVのうち、バッテリー式電気自動車(BEV)の7月の生産・販売はいずれも100万台を超え、前年同月比で30%超増加した。
販売台数のうち、中国国内向けをみると、従来型内燃機関車(ガソリン車など)の減少が目立った。7月の自動車国内販売は前年同月比23.6%減の154万1,000台で、このうち従来型内燃機関車は45.7%減の53万3,000台と特に大きく減少した。
輸出は引き続き高い伸びを維持した。7月の輸出台数は前年同月比81.3%増の104万3,000台と、2カ月連続で100万台を超えた。このうちNEVは前年同月比2.5倍の55万3,000台で、輸出全体の半数以上を占めた。なお、1~7月の累計輸出台数は614万台(前年同期比66.8%増)、うちNEVは290万9,000台(約2.2倍)だった。
中国政府は2026年、自動車需要の喚起に向けた施策を複数展開している。商務部など8部門は「2026年自動車買い替え補助実施細則」を施行した(2026年1月6日記事参照)。また、工業情報化部など5部門は「2026年新エネルギー車の地方普及活動」を展開し、地方都市や農村部の消費者がNEVに買い替えに係る補助金申請の割当枠の制限を撤廃した。また、普及活動に合わせて、同地域の充電・バッテリー交換施設の整備や、車両購入税・車船税の減免も進めるとしている(「新華社」6月18日)。
(注1)国内向けと輸出の合計。
(注2)バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)の合計。
(龐婷婷)
(中国)
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