ジェトロ、EICのイベントでジャパン・サークルを主催、日本企業と欧州スタートアップの協業を支援

(EU、日本、ベルギー)

ロンドン発

2026年08月25日

ジェトロは7月22日、ベルギー・ブリュッセル近郊で行われた、欧州最大のディープテック企業支援機関である欧州イノベーション・カウンシル(EIC)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが主催するオープンイノベーションイベントのインパクト・サークル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、ジャパン・サークルを開催した。本イベントではEICが支援するスタートアップなど約3,000社を対象に、大企業がテーマごとに「サークル」を形成してチャレンジを提示、応募スタートアップとデモデイを実施する。日本に加え、消費財領域:アンハイザー・ブッシュインベブ(ABインベブ)、コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、エネルギー領域:ガルプ(galp)、食品領域:カーギル、ピュラトス(ベルギー)、メディア・エンターテインメント領域:imec、トゥモローランド、物流領域:アントワープ・ブルージュ港、のそれぞれのテーマのサークルでマッチングが実施された。

ジャパン・サークルでは、日本企業3社(味の素、ダイキン、JX金属)のリバースピッチに対して、半導体・素材、エネルギー、バイオテクノロジーなどの分野で優れた技術を持つ欧州スタートアップ12社から課題への解決策を提案するピッチが行われた。また別途行われたワークショップでは、EICのビジネス・アクセラレーション・サービス部長のアニエスカ・スタシアコウスカ氏がスタートアップ支援の概要やジェトロとの連携を含む日本進出の機会について、ジェトロ・ロンドン事務所の蒲田亮平次長が成長戦略外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます日EU競争力アライアンスPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)などの日本のイノベーション関連政策動向やジェトロのサービスについて、それぞれ紹介した。蒲田次長が日本企業との協業のポイントについて質問したところ、日系企業について協業経験のあるスタートアップから、「技術提案への反応は欧州企業よりストレートであり、正攻法で行くべき」「欧州企業に比べ中長期の計画に理解がある」などの意見が上がった。また、同日最後の全体セッションではパネルディスカッションが行われ、協業成功への鍵として相互のコミットメント、信頼、理解が必要であるとの見解で一致した。

ジェトロはEICとの連携を深めており、2024年10月にEIC本部で在欧日系企業などとEIC関係者とのネットワーキングを実施したほか(2024年10月18日記事参照)、2025年10月にはEIC初となるEU域外でのチャレンジプログラムを東京で実施した(2025年9月26日付記者発表)。2026年10月には、第2回となる東京でのプログラムの実施を予定している。

(蒲田亮平、野崎麻由美)

(EU、日本、ベルギー)

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