ラオスで本格焼酎PR、ソーダ割りに支持集まる

(ラオス、日本)

ビエンチャン発

2026年08月05日

ジェトロは7月27日、ラオスの首都ビエンチャンの飲食店「Gee Lao Izakaya」で、本格焼酎の普及と「日本産食材サポーター店」(注1)の増加を目指したワークショップを開催した。日本産食品を取り扱っている、または取り扱いを検討しているレストラン、小売店、ホテルなど15社から20人が参加した。参加者のうち、焼酎を月1回以上飲む人は1人にとどまり、現地の飲食・小売り関係者の間でも飲用経験が限られていることがうかがえた。一方、試飲後には複数の参加者が「また飲みたい」と回答した。

講演では、ラオスの地酒「ラオラオ」(注2)などと比較しながら、本格焼酎の特徴を紹介した。本格焼酎には、国が認める約50種類の原料が使用でき、1回の単式蒸留によって原料由来の香味が残ることなどを説明した。

会場では、ラオス国内で既に流通している本格芋焼酎の「赤霧島」と「DAIYAME」、本格米焼酎の「よかいち『米』」、本格麦焼酎の「二階堂」の4銘柄を試飲に使用した。試飲後のアンケートで「飲みやすい」と感じた焼酎を最大2銘柄選ぶ設問(複数回答)では、ライチを思わせる香りが特徴の「DAIYAME」が12人で最も多く、「二階堂」が8人と続いた。

「飲み方」では、20人中14人がソーダ割りを選び、最も支持を集めた。参加したホテル関係者からは、ソーダ割りにすることでアルコール度数が下がり、他の蒸留酒より飲みやすくなるため、バーを利用する若い成人層向けのメニューとして提供したいとの声も聞かれた。価格(注3)については「普通」または「安い」とする回答が目立った。

今後のラオスにおける販売促進では、現地輸入業者と連携し、飲食店やホテルでソーダ割りや料理とのペアリングを提案しながら、消費者の反応を確かめる段階的な市場開拓が考えられる。日本料理店やバーに限らず、ハーブや香辛料を多用するラオス料理と組み合わせ、食中酒として提案することが、現地での認知向上につながる可能性がある。

今回の結果は、飲食・小売り関係者20人を対象としたものであり、市場全体の需要を示すものではない。ただし、フルーティーな香りのある商品とソーダ割りを組み合わせた提供方法が、ラオスで本格焼酎を紹介する1つの入り口となり得ることを示した。

写真 焼酎試飲の様子(ジェトロ撮影)

焼酎試飲の様子(ジェトロ撮影)

(注1)「日本産食材サポーター店」は、日本の農林水産省のガイドラインに基づき、日本国外で日本産食材や酒類を使用、または販売しているレストランや小売店として認定される。詳細は、ジェトロ「海外における日本産食材サポーター店認定制度」を参照。

(注2)主にもち米を原料とするラオスの伝統的な蒸留酒。

(注3)ここでは、ラオス国内の小売店で販売されている各商品の価格に対する参加者の評価〔1瓶(720~900ミリリットル)当たり約32万~46万キープ。調査時点の換算で約2,200~3,200円(1キープ=約0.007円)〕。

(プービエン・コンシハラート、山田健一郎)

(ラオス、日本)

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