米ウィスコンシン州知事選挙の民主党予備選で穏健派クローリー氏が勝利
(米国)
調査部米州課
2026年08月13日
米国ウィスコンシン州で8月11日に中間選挙の予備選挙が実施された。知事選挙の民主党予備選で、穏健派のデビッド・クローリー氏(同州ミルウォーキー郡長)が進歩派のフランチェスカ・ホン州下院議員を得票率1ポイント未満の僅差で退け、勝利した(NBCニュース、開票率99%)。
8月4日のミシガン州連邦上院選挙の民主党予備選で勝利した進歩派のアブドゥル・エルサイード氏(2026年8月6日記事参照)と並んで、ホン氏の戦いは注目されていた。
共和党予備選では、ドナルド・トランプ大統領が支持するトム・ティファニー連邦下院議員が圧勝し、共和党候補となった。
ミルウォーキー郡長として、共和党とも協力関係を築いてきたクローリー氏が勝利したことで、共和党のティファニー氏は戦略の転換を迫られることになるとみられる。デール・シュルツ元州上院多数党院内総務は、「(クローリー氏の勝利によって)選挙戦は、生活費の負担、イラン紛争、医療費といった、人々の関心が高い問題に立ち返ることになり、ティファニー氏の戦いははるかに困難になる」と指摘する(AP通信8月13日)。
連邦下院選挙の共和党予備選挙では、トランプ氏が支持する現職のブライアン・スタイル氏(第1区)、デリク・バン・オーデン氏(第3区)、スコット・フィッツジェラルド氏(第5区)らが順当に勝利した。
サウスカロライナ州上院選での共和党候補選出の特別選挙は決選投票に
サウスカロライナ(SC)州では、連邦上院選挙の共和党予備選の特別選挙が8月11日、実施された。これは、6月の予備選で候補に決定していたリンゼー・グラハム氏が7月に急死したことを受けて行われたもの。
特別選挙は接戦になり決着がつかず、グラハム氏の後任に指名された妹のダーリン・グラハム氏(元SC州視覚障害者委員会会長)とラルフ・ノーマン連邦下院議員が8月25日の決選投票に進む。
トランプ氏から立候補を勧められたダーリン・グラハム氏は、これまで公職に就いた経験はないが、兄とは親密な関係にあり、政治活動においても重要な役割を担っていたという(議会専門紙「ザ・ヒル」8月11日)。
(松岡智恵子)
(米国)
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