湖南省、対アフリカ経済貿易協力3年アクションプランを発表

(中国)

武漢発

2026年08月14日

中国・湖南省政府は7月28日、「湖南省の対アフリカ経済貿易協力3年アクションプラン(2026~2028年)」を発表した。同アクションプランは、2024年9月5日に習近平国家主席が中国・アフリカ協力フォーラムサミット(FOCAC)の開幕式において言及した、中国とアフリカが手を携えて現代化を推進する「10大パートナーアクション」(2024年9月17日記事参照)の実施に向けて策定された。

湖南省は、中国アフリカ経済貿易深度協力先行区(注)の所在地であり、中国アフリカ経済貿易博覧会と同先行区のプラットフォーム・資源集積の優位性を十分に生かし(2026年3月6日記事参照)、鉱業、自動車・自動車部品、医療機器、建設機械、現代農業、グリーンエネルギーなど6大優位産業を軸とした対アフリカ経済貿易協力の拡大を目指す。産業の海外展開、事業主体育成、物流保障、金融による支援、ビジネスモデルの革新という5つの重点分野に焦点を当てる。中国によるアフリカ産品へのゼロ関税措置を有効に活用し、同アクションプランを通じて、湖南省のアフリカ向け貿易規模の着実な拡大、対アフリカ投資の成果の持続的な顕在化、優位産業の海外市場への展開の大幅な拡大、および対アフリカ経済貿易協力サービス体系の基本形成を推進するとしている。

具体的な目標として、2028年までに湖南省の対アフリカ輸出入額を800億元(約1兆9,200億円、1元=約24円)とする。アフリカとの貿易実績のある企業が2,500社を突破し、対アフリカ投資実施企業を新たに50社以上増加させ、実際の投資額を50億元超とする。アンゴラ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、コートジボワール、ケニア、モロッコ、モザンビーク、南アフリカ共和国、ナイジェリア、タンザニア、ザンビアなどの重点国に焦点を当て、生産能力協力における象徴的なプロジェクトを10件程度立ち上げる。また、アフリカに新たに2カ所の海外経済貿易協力区を設立し、中国アフリカ間の2国間2園区モデルプロジェクトを1~2件構築するとしている。

(注)国務院が2024年1月に承認した、商務部と湖南省による「中国アフリカ経済貿易深度協力先行区建設総合プラン」により設立された、中国アフリカ協力のプラットフォーム。

(高橋大輔)

(中国)

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