エチオピア航空、2025/2026年度の売上高は20%増、旅客・貨物事業とも拡大
(エチオピア)
アディスアベバ発
2026年08月06日
エチオピア航空グループは7月29日、2025/2026年度(2025年7月~2026年6月)の業績を発表した。メスフィン・タソー最高経営責任者(CEO)によると、売上高は前年度(2024年7月~2025年6月)の76億ドルから20%増の91億ドルとなり、5年連続の増収になった。旅客輸送量は前年度比8%増加し、旅客数は2,070万人に達した。貨物事業も好調で、貨物輸送量は同16%増の約89万7,000トンとなった。
同社は路線網の拡充も進めており、2025/2026年度中にポルト(ポルトガル)、ハノイ(ベトナム)を含む4つの国際線を新規就航し、国際線の就航都市数は150都市となった。国内路線も就航都市数を25都市に拡大したほか、機材も9機を新たに導入した。
一方で、タソーCEOは、中東情勢による運航への影響、米国の渡航制限による一部路線の運休、コンゴ民主共和国向け路線の運航停止なども業績に影響したと説明した。
インフラ面では、既存のアディスアベバ・ボレ国際空港で旅客ターミナルやラウンジ、貨物施設、データセンターなどの拡張を進めているほか、新たなハブ空港として2026年1月に着工したビショフツ国際空港の建設も進行中だ(2026年1月22日記事参照)。タソーCEOは、同空港建設に伴う住民移転が完了したことを明らかにし、計画どおり進捗していることを説明した。エチオピア航空は長期戦略「Vision 2035」の下、路線網や機材の拡充、空港インフラ整備を進めており、将来的な需要拡大に備えるとともに、国際競争力の強化を目指している。
(松野はるな)
(エチオピア)
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