エチオピア航空がビショフツ新国際空港の起工式を開催

(エチオピア、米国、アフリカ)

アディスアベバ発

2026年01月22日

エチオピア航空は1月10日、首都アディスアベバの南西約40キロに位置するビショフツ市で、新国際空港の起工式を開催外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。式典には、アビィ・アハメド首相や同社のメスフィン・タセウ最高経営責任者(CEO)らが出席した。

ビショフツ国際空港は、現行のボレ国際空港の混雑緩和を目的に構想された。段階的な開発アプローチを採用し、需要の伸びと運営要件に応じてインフラを拡張していく。第1期工事は約125億ドルの事業費で2030年までの完成を見込み、年間6,000万人の旅客に対応する計画だ。完成時には、年間1億1,000万人規模の旅客に対応可能となる。

同プロジェクトは、エチオピア航空グループが主導する。技術アドバイザーにレバノン創業の多国籍コンサルティング企業であるダール・ハンダサ、財務アドバイザーにKPMGを起用しており、現在、EPC(設計・調達・建設)コントラクターの事前審査が進行中だ。国際的な関心も高まっており、アフリカ開発銀行(AfDB)が5億ドルを拠出し、残りの資金調達を主導するほか、米国国際開発金融公社(DFC)が最大10億ドルの資金提供と10億ドルの政治リスク保証を検討している。米国商務省は関心企業向けにオンラインでのビジネスマッチングサービス(登録有料)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを提供している。中国国営メディアによると、中国交通建設(CCCC)、中国路橋工程(CRBC)、北京城建集団(BUCG)などの中国企業も関わっている。2025年11月26~28日にモロッコのラバトで開催されたアフリカ投資フォーラムでも、同プロジェクトが紹介された。

エチオピア航空は世界160都市以上、アフリカ域内60都市以上に就航するアフリカ最大の航空会社で、2024/2025年度は前年度比8%増の76億ドルの売上高を記録した。日本では成田空港とアディスアベバを、韓国・仁川経由の準直行便で週6便運航している。

(石川晶一)

(エチオピア、米国、アフリカ)

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