ラオス最大級の複合商業施設が開業、日本ブランドも導入
(ラオス、日本)
ビエンチャン発
2026年08月14日
ラオスの首都ビエンチャンの中心部で2026年8月8日、同国最大級の5階建て複合商業施設「KOKKOK Mega Mall Patuxay」が開業した。開発を主導したのは、韓国系企業LVMCホールディングスを中核とするKOLAO Groupだ。
同施設は、外部テナントに区画を賃貸する一般的なショッピングモールとは異なる事業モデルを採用している。KOLAO Group傘下のGrandview Propertyが海外ブランドとマスターフランチャイズ契約などを直接締結し、ラオス国内での運営権を取得した上で、自らブランドの店舗展開・運営を手掛ける点が特徴だ。館内にはスーパーマーケットや専門店に加え、飲食店、娯楽施設、家族向け施設、イベントスペース、生活関連サービスが集積し、70を超える国際的なブランドや飲食店がそろう。
最大の特徴は、韓国の有力ブランドを大規模に導入した点だ。韓国の新世界百貨店が展開するオフプライスストア「Shinsegae Factory Store」のほか、ハンバーガーチェーン「MOM’S TOUCH」、ベーカリーチェーン「PARIS BAGUETTE」、コーヒーチェーン「EDIYA COFFEE」などのブランドが出店した。日本ブランドでは、眼鏡専門店「OWNDAYS(オンデーズ)」(2025年5月13日記事参照)、富山発祥のラーメン店「麺家いろは」、ギョーザ専門店「寺岡餃子」、シュークリーム専門店「ビアードパパ」などを出店した。また、日本発のブランドに加え、タイ企業が展開する日本食ブランドの出店も目立つ。京都をコンセプトにしたカフェ「Kyo Roll En」、和食の要素を取り入れたカフェレストラン「On the Table Tokyo Café」、日本食レストラン「ZEN」などが営業を開始した。
決済面では、館内の支払いをQRコード決済やキャッシュカードを利用するキャッシュレス方式を導入している点も特徴的だ。現金を介さない決済環境を整備することで、来館者の利便性を高めること加え、会計処理や売り上げ管理の効率化を図る。
今回の開業は、ラオスで海外ブランドのフランチャイズ展開が拡大していることを示す事例といえる。人口775万のラオス市場で、多数の国際ブランドを集積した大型商業施設が継続的な集客を実現し、消費需要を取り込めるかが注目される。
KOKKOK Mega Mall Patuxay(ジェトロ撮影)
(山田健一郎)
(ラオス、日本)
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