オペル、アルジェリアでの乗用車現地生産工場設立を正式に確認
(アルジェリア、ドイツ、イタリア)
パリ発
2026年08月06日
ドイツ自動車メーカーのオペルを傘下に持つ自動車大手ステランティスは7月17日、ベルリンで開催されたドイツ・アルジェリア経済フォーラムの場で、アルジェリアにおいてオペル・ブランド乗用車を生産する本格的な車両製造工場を設立する方針を正式に確認した(7月17日付ステランティス・コミュニケ
)。ステランティス幹部は2026年1月のSNS投稿を通じて、アルジェリアでのオペル自動車生産工場計画について、建設する方針を既に示していたものの、法人としての正式発表はこれまでなかった(2026年4月14日記事参照)。今回の発表は、アルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領による7月16日から17日までのドイツ公式訪問の機会に合わせて行われたもので、生産能力や稼働時期など詳細は公表されていない。
一方、オペルは同日、アルジェリア国営公社AGMホールディング・カンパニーと、アルジェリアにおけるオペルの製造拠点に、現地でのエンジン製造ラインを組み込む意向を確認する覚書(MOU)に署名した。これにより、オペルはアルジェリアでエンジンを現地生産する初の自動車メーカーとなる見通しだ。オペルの乗用車製造拠点としては、欧州域外で初の工場となる見込みだ。
完成車輸入に対する厳しい制限の下、現地生産が市場アクセスの前提となる中、同グループ傘下のイタリア自動車メーカーのフィアットについては、アルジェリア北西部オラン県タフラウイにある工場の拡張計画を4月に発表しており(2026年4月14日記事参照)、同グループとしてアルジェリア市場での長期的な事業基盤を強化している。
ステランティスにとって、アルジェリアでのオペル工場設置は、モロッコやエジプトでの既存拠点、南アフリカ共和国で進行中の計画に続く、アフリカ・中東地域での長期的な事業展開戦略の一環と位置付けられている。同グループは2030年までに同地域で22%の市場シェアを確保することを目標としている。
(ピエリック・グルニエ)
(アルジェリア、ドイツ、イタリア)
ビジネス短信 130701a194a80ed9





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