カザフスタン、新憲法下で初の議会選挙、大統領支持政党が過半数獲得見込み
(カザフスタン)
調査部欧州課
2026年08月24日
カザフスタンで8月23日、新憲法に基づく初の議会選挙が行われた。国内3機関が24日未明に公表した出口調査によると、同国のカシムジョマルト・トカエフ大統領を支持する政党「アディレト」が70~72%程度の得票率を獲得、過半数の議席を確保する見通しだ(「アスタナ・タイムズ」8月24日)。中央選挙管理委員会の発表(8月23日)によると、投票終了時刻の23日午後8時時点の投票率は74.19%だった。
今回の選挙は2026年3月の国民投票で承認され、7月1日に発効した新憲法の下で初めて実施された議会選挙となる(2026年3月27日記事参照)。新憲法により従来の二院制が廃止され、一院制のクルルタイ(「集会」を意味する)と呼ばれる議会が設置された。新憲法に基づき、選挙は完全な比例代表制で行われた。
トカエフ大統領は選挙前の演説において、「新たな立法機関は建設的な意見や志を共有する場となり、国の継続的な近代化を加速させる原動力となる」と述べた。一方で、アディレト以外に、今回の選挙に参加した政党「アウル」や「レスプブリカ」、民主党「アク・ジョル」、全国社会民主党も5~6%の得票率となり、議席を獲得できる見通しだ。しかし、いずれも政権に近いとみられ、トカエフ氏の権力基盤が強まるとの見方がある(「ロイター」8月23日)。
(鶴見敦子)
(カザフスタン)
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