LGエレクトロニクスの第2四半期の営業利益、前年同期比2.5倍に急増
(韓国)
ソウル発
2026年08月05日
韓国のLGエレクトロニクスは7月30日、2026年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表した(添付資料表参照)。売上高は前年同期比14.9%増の23兆8,265億ウォン(約2兆6,209億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は2.5倍の1兆5,791億ウォンと増収増益だった。
同社は当期の業績について、次のとおり説明した。
- 中東情勢など、不透明な外部環境にもかかわらず、生活家電事業が業界最高水準の競争力で成長し続け、スポーツイベントによる効果、車載製品事業の成長なども売り上げの拡大に貢献した。
- 営業利益は2倍以上に急拡大した。堅調な主力事業によって売上高が拡大したほか、高付加価値製品の販売割合が拡大した。事業全般におけるコスト競争力の改善努力と不確実な経営環境に応じた緊急経営体制なども収益性改善に寄与した。また、前年に米国向け輸出分について納付した関税の還付(2026年4月21日記事参照)も一時的な収益として計上した。
- 当期のBtoB売上高は、前年同期比5%増の6兆5,000億ウォンを記録し、全社売上高に占める割合(注1)は36%となった。製品・サービスのサブスクリプション事業は、海外での事業拡大により、売上高が5%増の6,600億ウォンとなった。
次いで、事業部門別の業績については、次のとおり説明した。
- HS(ホーム・アプライアンス・ソリューション)事業本部(洗濯機、冷蔵庫など):売上高は7兆757億ウォンと、四半期ベースで初の7兆ウォン超えになり、営業利益は6,859億ウォンとなった。需要の変化に合わせプレミアムとボリュームゾーンを同時に狙う「ツートラック戦略」や、コスト構造とサプライチェーンの最適化のほか、関税還付が押し上げた。また、販売後にも持続的に売上高を創出するサブスクリプション事業も安定的な収益構造に寄与した。
- MS(メディア・エンターテインメント・ソリューション)事業本部(テレビ、ノートパソコンなど):売上高は5兆1,146億ウォン、営業利益は2,194億ウォンだった。プレミアムテレビの販売が伸び、グローバルサウス地域での成長が続いた。収益性の高いwebOS(注2)プラットフォーム事業の成長も続いた。
- VS(ビークル・ソリューション)事業本部(車載部品など):BtoB基盤の安定的な収益源として位置付けられた車載製品事業は、売上高3兆259億ウォン、営業利益1,912億ウォンを記録した。売上高、営業利益ともに第2四半期ベースでは過去最大となった。四半期ベースの売上高は2期連続で3兆ウォンを超え、売上高営業利益率も前期に続き6%を上回った。
- ES(エコ・ソリューション)事業本部(空調システムなど):売上高は2兆7,261億ウォン、営業利益は2,358億ウォンだった。海外でのエアコン販売拡大で売上高が増加し、売上高営業利益率は8.6%と堅調な収益性を維持した。
(注1)売り上げの大半がBtoB製品のLGイノテックは除外して計算している。
(注2)webOSは、アンドロイド、iOSなどのオペレーションシステム(基本ソフト)の1つで、現在、LGエレクトロニクスが開発・使用しているリナックス(Linux)ベースのモバイル運営システム。
(李海昌)
(韓国)
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