汎アフリカ決済システム(PAPSS)に中央アフリカ諸国銀行が加盟

(アフリカ)

調査部中東アフリカ課

2026年07月16日

アフリカ輸出入銀行(Afreximbank)は7月8日、中央アフリカ諸国銀行(BEAC)が汎(はん)アフリカ決済システム(Pan African Payment and Settlement System:PAPSS外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に正式に加盟したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

PAPSSは、アフリカ輸出入銀行によって管理・運営されているアフリカ広域での金融システムだ。アフリカの域内貿易で取引される商品やサービスに関して、アフリカ各国通貨で即時決済を可能とするシステムとして、2022年にアフリカ輸出入銀行がアフリカ連合(AU)およびアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)事務局と提携して開発した。なお、第三国の通貨や外部の仲介者に頼ることなく、資金を数秒以内にアフリカ各国間で移動させることができるという。

中央アフリカ諸国銀行は、中央アフリカ経済通貨共同体(CEMAC)に加盟するカメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、ガボン、赤道ギニア、チャドの6カ国にサービスを提供している。今回、同銀行がPAPSSに加盟したことで、アフリカ28カ国の190以上の商業銀行とフィンテックを接続するネットワークになった。PAPSS参加銀行は、今回の拡大によって、250以上の金融機関に送金が可能となる。

なお、2025年時点で、商業銀行のほか、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、モロッコ、アルジェリア、エジプト、チュニジアなど約20カ国の中央銀行も参加している外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますという。

発表によれば、銀行やフィンテックにとって、PAPSSは国境を越えたサービス展開の機会を生み出すほか、企業にとっては、取引の迅速化、コスト削減、地域市場へのアクセス向上につながるとした。また、個人にとっては、アフリカ全土でより効率的かつ手頃な価格で送金・受金できる手段となるという。

(井澤壌士)

(アフリカ)

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